「犬が絡む震災関連の物語としてどうか」少年と犬 てつさんの映画レビュー(感想・評価)
犬が絡む震災関連の物語としてどうか
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東日本大震災後の被災地と避難地域との間を移動する物語としては『風の電話』が印象に残り、震災での犬の物語としては『マリと子犬の物語』があり、犬が転生してまでも元の飼い主の許に長い旅をする物語としては『ぼくのワンダフル・ライフ』等があるが、本作は犬の演技は優れているものの、主要登場人物の転落振りに共感するのが難しい。子犬時代を演じた犬の名前は省略されていたようだ。幽霊になって、ガラスには映っていなかったのに、平手打ちが当たるのは不思議である。嵐莉菜氏は、『マイスモールランド』以来で、在日外国人役として出番が増えるかもしれない。
被災地である名取付近の特色があまり出ていない一方で、滋賀では琵琶湖大橋が出て、わかり易い。熊本も路面電車に特徴がある。
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