「窃盗団とデリヘル嬢‼️」少年と犬 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
窃盗団とデリヘル嬢‼️
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一匹のシェパード犬・多聞が大切な人に再会するため、5年の歳月をかけた岩手から熊本までの旅路を描く‼️そう聞けば、感動作の匂いがプンプンするんですが、なんともバランスが悪いというか、構成が悪い映画‼️まず語られるのは東日本大震災後に窃盗団の運転手をしている青年・和正のエピソードと、滋賀県でヒモ男を殺害してしまったデリヘル嬢・美羽のエピソード‼️多聞が寄り添う、この二人のエピソードがかなり時間を割かれていて、二人は口を揃えて「多聞は常に西を見ている」とか言う‼️そして和正はトラックにハネられ死亡、美羽は刑務所へ・・・‼️イマイチ多聞の行動が意味不明のまま、事情が分からぬまま物語は進み、終盤になってようやく岩手で飼い主に連れられた公園で遊んでくれた光という少年が登場‼️この光と多聞の描写が一目惚れみたいなアッサリした描写のため、イマイチ感情移入できないし、なぜ多聞は光が西に行った事を知ってるのか⁉️動物にはそういう不思議な力がある⁉️まぁそういう事にしておきましょう‼️もう少し、とっかかりである光と多聞の交流をしっかり描かないと説得力がないですよね‼️挙句に和正に「シックス・センス」させたりして、この作品の方向性がまったく見えない‼️柄本明さんのエピソードも必要性をあまり感じない‼️瀬々監督だからこれぐらいの出来ですけど、他の監督だったらもっとヒドい出来だったでしょう‼️ちなみに私は大の犬好きです‼️
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