劇場公開日 2025年2月7日

「子育ての在り方。」野生の島のロズ かもしださんの映画レビュー(感想・評価)

2.5子育ての在り方。

2025年5月20日
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鑑賞方法:映画館

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癒される

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親子の絆を最大のテーマに据えておきながらも、他者との共感をも内包した良質な作品でした。

アイザック・アシモフの小説「AL76失踪す」を皮切りに、スティーブン・スピルバーグが監督した「A.I.」など「ロボットが野良化する」作品は数あれど、野生の島に着眼している点は良い切り口だと思いました。

言葉か通じず、意思の疎通すらはかれない。
他国の人々に出会った時、「誰しもが感じ得る」であろう疎外感の中、子育てに奮闘する母親の姿を「野生の島」という突飛な場所で描き、「誰しもが共感できる」物語へと演出されておりました。
間違いなく万人に受け入れて貰える作品になっていたと思います。

余談ですが、CGとは思えない絵の具で書いたようなシーンが幾つも点在しておりました。
特に木々の描き方や葉の描き方が半端ないので気になる人は着目してみてください。

かもしだ
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