劇場公開日 2025年2月7日

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野生の島のロズのレビュー・感想・評価

全303件中、1~20件目を表示

4.0様々なメッセージを伝えてくれる良質な作品

2025年2月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

無人島に漂着してしまったアシストロボットのロズが、島の動物たちとの交流を経て、プログラムを越えた感情を手に入れる。あらすじだけ聞くと、ロボットが心を持つという展開は、王道と言えば王道だし、珍しい話ではない。
けれどこの作品は、そこに至るまでの過程と描写がめちゃくちゃ良い。
ロズや周りの動物たちの変化や成長が、とてもとても丁寧に描かれている。なので雑念が入らず最後まで没頭して見ることができた。

また単純に心が芽生えるだけではなくて、他にも様々なメッセージを感じられたのも良かった。
弱肉強食で生きる動物たちと、冬を乗り越える際に語りかけたロズの言葉は、今の世界情勢へのメッセージにも聞こえたし、正解が無いものへ挑んでいくロズの姿は、これから新しいことにチャレンジする人の背中を押してくれる。
島で嫌われ者のチャッカリ、化け物と恐れられるロズ、身体が小さく仲間はずれにされたキラリ、そんなはみ出し者の3人が成長する姿は、今孤独だと思っている人たちに希望を与えてくれるだろう。

そんなたくさんのキラキラとしたメッセージを彼らからもらって、最後は涙が自然と溢れ、胸がいっぱいになる素敵な作品だった。

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AZU

5.0「ノアの箱船」という命題

2025年2月13日
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猿田猿太郎

5.0人の存在が希薄な世界で

2025年2月28日
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鑑賞方法:映画館

ロボットに魂や心は宿るのかという、SFの古典的な問いを、動物たちとの絆の中に描いたのが新鮮だった。人に奉仕するために作られたロボットが野性の島に不時着して渡り鳥の子どもを世話をする。そうしていく中で、ロボットのロズはプログラム以上の何かを獲得していく。このプロセスが疑似親子の絆ものとして、とてもよく練られていて、率直に言って泣ける。物語の構成としては、通常なら鳥が一人前になり、島を渡っていく別れがクライマックスになるところ、本作はそこをプロットポイントにして、さらなる展開を加えているのが見事。
人間は、ここではそうしたロボットの逸脱を許さない存在として登場する。非人間の動物たちと非人間のロボットが絆を育み、人は限られた場所でしか生きられなくなっている。ポストアポカリプスものとして、人間以降の時代に想いを馳せている点もユニークだった。
ルックもすごく美しい。イラストルックも取り入れたCG作品は、アメリカでも主流になりつつあるようだが、本作はその中でもとりわけ美しい背景が魅力的だし、画面がすっきりしていて見やすかった。

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杉本穂高

4.0野生×最新鋭ロボットという物語の設定に斬新さがあり、それを表現した作画のテンポや動きも良い秀作。

2025年2月8日
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本作はベースとなる、大自然に覆われた無人島と最新鋭のロボットという組合せが斬新で面白く、児童文学書の映像化は正しい判断でしょう。
そして、それを表現した作画は「ロズ」と「動物たち」のテンポや動きが絶妙で、特に前半の満足度は非常に高かったです。
ただ、中盤から後半にかけて「ロズ」と「キラリ」などのテーマに移ると、前半の斬新さを踏まえると普通になっていき、前半の面白さを維持できず、やや失速した感もあります。
とは言え、それだけ作品のつかみがしっかりしている妙とも言え、アカデミー賞の長編アニメーション部門ノミネートは納得の「質の高い、見るべきアニメーション映画」の1作であるのは間違いないと思います。

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細野真宏

2.5子育ての在り方。

2025年5月20日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

癒される

カワイイ

親子の絆を最大のテーマに据えておきながらも、他者との共感をも内包した良質な作品でした。

アイザック・アシモフの小説「AL76失踪す」を皮切りに、スティーブン・スピルバーグが監督した「A.I.」など「ロボットが野良化する」作品は数あれど、野生の島に着眼している点は良い切り口だと思いました。

言葉か通じず、意思の疎通すらはかれない。
他国の人々に出会った時、「誰しもが感じ得る」であろう疎外感の中、子育てに奮闘する母親の姿を「野生の島」という突飛な場所で描き、「誰しもが共感できる」物語へと演出されておりました。
間違いなく万人に受け入れて貰える作品になっていたと思います。

余談ですが、CGとは思えない絵の具で書いたようなシーンが幾つも点在しておりました。
特に木々の描き方や葉の描き方が半端ないので気になる人は着目してみてください。

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かもしだ

3.5擬人化されるロボットと動物たち

2025年5月19日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

絵柄がとてもセンスがあって美しく、動物たちもとてもかわいい。ロボットのロズもとても優しくて癒される。人間に奉仕するためのロボットだからその声も優しい女性の声に設定されてるのだろう。吹き替え版と両方鑑賞して綾瀬はるかさんの吹き替えは物凄くマッチしていた。さすがサイボーグ役もこなした俳優さんだけのことはある。

舞台は未来の地球で温暖化による気候変動で大都市が水没していることから同時期に公開されたやはり動物たちしか出てこない「Flow」とほぼ同じ。ただ、かの作品と違い本作は内容的にあまり深みはないように思われた。
何か深いメッセージが込められているかと鑑賞中考えたがそういう作品ではなくもともと児童向け絵本が原作なのでそこまで深く考える必要もないのかもしれない。

強いて言うなら自然(野生)と文明の共存をテーマにしていると考えられなくもない。しかし本作で描かれる動物たちは完全に擬人化された存在で本来の野生の姿ではない。
ロズが世話をする雁の雛キラリは本来兄弟の中では一番小さく生まれた個体で、捕食要員だった。彼が捕食されることで他の兄弟は生き延びることができて種の保存に役立つ。人間から見れば残酷な自然淘汰のシステムもちゃんとした理由があってのこと。肉食動物は自分の子供に食べさせるために狩りやすい小鹿を狙う。彼らも命がけの狩りをしている。間違えば大人の鹿の角に致命傷を負わされるとも限らない。
人間社会では子供を餌食にすることは残酷だと言われるが残酷などというのは人間の尺度でしかない。彼らは自然界でお互い狩り狩られる関係で共存関係を築いている。人間同士のように仲良く暮らすことを彼ら自然界で共存とは呼ばない。
本作は彼ら捕食する側される側を同じ場所に集めてお互い協力して苦難を乗り越えようなんて人間社会の話を無理くりに動物たちに投影させている。
児童向け絵本だから動物たちのそういう姿を通して子供に人間社会でそのように生きることの大切さを教えようという本作の意図が見えてくる。そういう意図で本作は作られたものなのだとしてようやく納得できた。
元来擬人化とはそのように子供が学びやすくするために使われてきた手法なんだから。大人だともっと深い意味があるのではないかと考えて見てしまうが本作はむしろ前述の「Flow」とは真逆な作品として楽しむのが正しんだろう。

ちなみにロボットの擬人化と書いたけどロボットが限りなく人間に近づいていくとこの言葉は意味をなさなくなる。人間と何ら変わらない感情や心を持つまでに至れば人間そのものなのだから擬人化の余地はなくなるんだろう。

キラリたちの群れが嵐を避けるために人間が食料栽培をしてるドームに潜り込む場面、あんなにたやすく潜り込めるのだから今までも他の鳥の群れが侵入することなんてあったはずなのにあの混乱ぶりが可笑しくて笑えた。侵入を許すどころか自分たちでドーム破壊してるわけだし。あれじゃあ森で動物たちに簡単に追い返されるわけだ。文明は所詮自然にはかなわないと言いたいのかな。温暖化で水没することも避けられなかったわけだから自然をなめるなと本作は言いたいのかも。

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レント

5.0毎度毎度ドリームワークスさんは凄いっす。感動したっす。

2025年5月15日
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泣ける

楽しい

癒される

噂通りの素晴らしい作品でした。とんでもなく優しい綺麗事だらけの物語でしたが、今の世界には特に必要なんじゃないでしょうか。綺麗事?結構じゃないの。この作品を通してその綺麗事を綺麗事に終わらせず、本当にやってやれる人が少しでも生まれると良いですね。私ですか?笑 ダメですね。全然変わってないです。いや、1か2くらいは親切にしようと思てるかな。それでも、そんな小さな親切が何万人、何十万人と増えれば少しはマシな世界になるんでしょうか。僕ら庶民にもだけど、特権階級で権力を行使出来る人達にも是非ご覧になって、少しでもハートを使って、親切を、優しさを胸に権力を行使して頂きたいものです。はい、コレも綺麗事ですね。物語の中でしかあり得ない事でしょうね。ロズ。この世界はたぶんほぼ詰んでるよ。それでも、生きます。今日も元気に生きてます。とりあえず、私の周りは平和で豊かです。本当に有難い事です。

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たん

4.0児童映画の皮を被った大人映画(完成度は抜群)

2025年5月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

癒される

映像、ストーリー、テンポ、音楽、全てにおいて本当に上手に出来ています。

基本「子育て」の話なので、子育てが終わった、もしくは一息つき始めた人にハマる作品です。
ま、ストーリー自体は単純ですし画もきれいなので、子供でも十分楽しめるとは思いますが…
各場面における作者の意図や思いに触れようと思うと、子育ての経験は必須と思います♪

最近の映画は興行成績を上げるために、統計学的、心理学的に色々計算されて作られている作品が多い印象です。
この作品も面白くなる方程式を存分に詰め込んだ感じは否めませんが…
そんな手法を導入しても大外しする作品が多々あるw中、この作品は本当に上手にまとめられています。

おヘソが曲がり気味の方や心が若年層に置いてけぼりになっている方以外は、純粋に楽しめると思います♪
もし子育てが終わっているのにこの作品を楽しめなかった場合、へそ曲がりかピータパン症候群を疑いましょうw

で、素直に泣いたし、笑ったし、良い作品だだったので~ ★5!
で終わりたいのですが、私は若干へそが曲がってまして…w
全てにおいて奇麗すぎるので★-1 して、合計 ★4 にします。

いや、でもホント、何の文句もない良い&巧い作品でした。
良いものを観せて頂き、クリエーターの方達に心から感謝!
DVD買っちゃいそう~(で、結局買わなかった的なオチになりそうw)

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たび☆びと

4.0多様性のロボット

2025年5月3日
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ムービー好き

3.5映像美!!

2025年4月20日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

幸せ

映像すごいな!とにかく圧巻。一時期向かっていた、如何に実写に近づけるかCG合戦なんてもう昔。CGとして如何に伝えられるかが、どんどんすごくなっていく。
話としては、母子の成長、親離れ子離れのしっかり感動ストーリー。特に非はないし、涙を誘う。でも、特段記憶には残らなそう。
心に残ったのは、サンダーボルト先生。
「子供が親離れする時には、家の外に先生を見つけること」と聞いたことがあるが、まさに彼の言葉が名言すぎて素晴らしい。
子育ての中で、心に刻もう。

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neko

4.0すべての瞬間がとびきり上質な絵画のよう

2025年4月14日
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鑑賞方法:映画館

IMAX初体験
・「絵画のような美しさ」との評判に惹かれ、事前情報皆無で鑑賞。
・本当に水彩画や油彩画のようなテクスチャ。すべての瞬間がとびきり上質な絵画!
・物語がとにかくテンポよくどんどん展開していって、ダレるところが一切ない102分。ご都合主義な部分も含めたっぷり楽しませていただいた。
・自然の素晴らしさを愛でる作品かと思いきや、アクションシーンいっぱい!
・仕事はバリバリこなせるのに子育てはポンコツ……これ、私だ! うちの倅もしっかり飛べるようにしなければ
・吹替の役者さん、鑑賞前は綾瀬さんしか知らず。エンドロールで、チャッカリが柄本さんで、オポッサム母は(なんと!!)いとうまい子さんだと知る。お二人とも無茶苦茶よかった
・やはり、享受したい視覚情報が多すぎる作品の場合、(少なくとも初回は)吹替版で観るのが私には合ってる

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ArtHolic

4.5字幕版good

2025年4月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

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流離いのオオハシ

3.5吹替え版の評価。ストーリーはちょっと。吹替えは駄目。映像は凄い。

2025年4月6日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

作品に没入したいのですがチャッカリの声が浮いていて駄目。
その後キラリが大きくなってからキラリも同じ。
先ほど声優陣を確認して納得。
話題性優先の人選でしたか。
綾瀬はるかさんはお上手でしたね。
ストーリーの節々に無理がありますが、総じて良き。
映像は言わずもがな素晴らしかったです。
そして歌。これもまた良き。
客層は子連れの親子が多く、最後は鼻をすする音と「もっと見たいー」の声。
その辺も含めて作品としては星4。吹替え版は星3.5とします。

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wish

4.0恥ずかしながらおじさん泣きっぱなし💦

2025年4月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

これはヒックとドラゴンと並ぶ名作!
予定調和と言われようが、これだけ感動すれば文句無し! 原作も素晴らしいが、キラリが成長し独り立ちするまでの幾年月における様々なエピソードを100分くらいで見事に描ききったクリス.サンダース監督は流石!
音楽も映像も素晴らしく、おじさん達にも是非劇場で鑑賞いただきたい名作ですねっ

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映爺

5.0涙の洪水

2025年3月29日
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鑑賞方法:試写会

こちら試写会で一足先に見た作品です。
映像綺麗、話も面白い、キャラクターに愛着が湧く。総じて面白かった!ロズがどんどん可愛くなっていく・・・ありがちな感情が芽生えていく系だけど、ロボットに愛着湧いたの始めてだよ。チャッカリもかわいい。お調子者で孤独なキツネキャラにハズレなしか?
家族愛って最高!

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かずさ

4.5血は繋がってないけれど…

2025年3月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

劇場62作目
【吹替】

チャッカリがいいキャラしてた…

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あきと

4.5作者からのメッセージ

2025年3月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

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あチャピ

4.0素晴らしい映像と音楽、是非映画館で!

2025年3月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

ここのところ大活躍の河合優実さんの作品を鑑賞してきて彼女の演技の素晴らしさを実感しながら、しかし作品のテーマの重さに気持ちを押し潰されてましたが、今日この作品の鑑賞でやわらかい気持ちになれました。

もともと綾瀬はるかさんのファンということもあるのですが、彼女が吹き替えたロズがだんだん感情を持ち始め、キラリとの心のつながりや動物たちが協力し合う姿には心洗われました。それにもまして非常に美しい映像と音楽に、それだけでも観てよかったと感じる作品でした。

それほど斬新なストーリー・展開ではないのですがゆったりと暖かい気持ちになれる素敵な映画だと思いました。正直綾瀬はるかさんが吹き替えたこと以外はあまり興味を持ってなくて割とノーマーク状態、今日も定時後自分の都合だけで時間のロスなく観られる作品という理由で選んだのですが、大正解でした。
心のデトックスになったいい時間でした!

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marimariパパ

4.5子供も大人も号泣

2025年3月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

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すーちゃん

2.0動物たちはなぜ戦ったのか

2025年3月16日
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jin-inu
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