「霊能者側の関係性が良い」破墓 パミョ アボカドかゆうまさんの映画レビュー(感想・評価)
霊能者側の関係性が良い
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現代文化に溶け込んだ巫者の美形師弟コンビ、やさしい先生風の風水師のおっさん、三枚目風の牧師のおっさんが横のつながりで1つの事件を解決していく「来る」やアベンジャーズのような感じが面白かった。
誰が何のために?あのような墓を作ったのかは最後まで曖昧だった。
旧日本軍がらみの因縁のところは重く不吉なものを感じたが、お経を唱える戦国武将がでてきたところから少しトンデモ感を感じてしまった。あまり祟る戦国武将とか聞いたことがない…古事記などから採用するほうがまだ旧日本軍と親和性あるのではないだろうかなどと考えてしまった。日本の外から見ると、その辺纏めて得体のしれない異教の遺物に映るのだろうか。日本語を話す武将も、日本人としては、海外で日本語話者に出会ったときのようなある種親近感を覚えてしまうのだが、向こうからすると聞きなれない言葉を話す”話の通じない恐怖の対象”度合いが増すのだろうか。いろいろ興味深かった。
親切心で霊能者を泊めてあげたのに殺されてしまった住職が可哀そうだったが、主役格は全員生き残ったので良かった。
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