「経験するまでわからない素朴なお墓の反乱」破墓 パミョ とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
経験するまでわからない素朴なお墓の反乱
改葬四天王 = 何が起こるかわからないさながら韓国版『来る』は、"お祓い(祈祷・儀式)シーンがある韓国映画は面白い"説、今回も立証なるか?チェ・ミンシクとユ・ヘジンのコンビ最高、コレ見たさに観に行ったところもある!! 初登場シーンで2人揃って棺覗き込むカットとか最高だったな。
肝心の内容はどういうことが展開されるのか未知数な部分も大きい作品だったから"予想外"という表現が正しいかわからないけど、後半にかけてまさかの芳ばしい展開だった!章立てられた語り口と、大きく分けて前半と後半で作品の色もガラリと変わってくるような二段構えの構成。そこまで素直に面白かったから"あ、そっち?!!!"と驚いた。作品の鍵を握るのはこのヘンテコさを愛でられるか、そんなこんなで途中キョトンとしたけど、チェ・ミンシクが未だに"オールドボーイ"であることを思い出すラストまで楽しめたから、総じて個人的には嫌いじゃなかった。
"2024年韓国No.1ヒット"という鳴り物入りでこの内容だと、日本史の"なんちゃって描写"然り、日本人としてはどうしてもネガティブな印象を抱いてしまうのは否めない。なるほどそういう側面(部分・要素)からヒットしたのか…だなんて考えてしまうわけで。アメリカとか関係のない三者目線で見られたら、もっと純粋な気持ちで別の見方もできただろう。
勝手にキャスティング : 三浦友和、新木優子、北村有起哉、笠松将
小山力也
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