ありきたりな言葉じゃなくてのレビュー・感想・評価
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主人公のことばを、私自身がふりかえって
皆さんのレビューを読んで、主人公のあまりに独りよがりな言葉、態度が見えてくると、「若気の至り」と思うのか、自分の若かった頃の反省に落ち込んでしまうのか、とても気になって観に行った 業界特有の話かもしれないし、ご都合主義の登場人物なのだろうが、若い時の思い出したくない(ふたをしてきた)記憶がよみがえり、多くの人を傷つけてきて今の自分があることを思い知らされた 授業やワークショップなどであらわした言葉や表現、また日常の職場での会話において、自分に正直に発した言葉であっても、それを聞いた受け手の思いなんて、考えもしなかったであろう もう一人の主人公りえにとっては、あの場面自分を全否定されたと受け止めたのだろう 「どうして自分だけこんな目にあうのか」とみんなが思っている中で、非難されることで反発が増幅することは(許されない行動であるが)あるだろうし、私自身もそういった感情をどちらの立場でも立ってきた 見ていて苦しかった
テレビ局のスタッフ役の池田良さん、CMでは声が印象に残りますが、存在感のある脇役をされ、ファンとして嬉しかったです
なかなか面白かった
親父カッコイイ
共感と郷愁と恐怖と不安・・・
ありきたりな言葉でもいい
ちょっと調子にのって、余計なことを言ってしまう、
それをカバーしようとしてさらに泥沼にハマってしまう、
痛いところを突かれて言葉に窮する、逆切れする、
多くの人が一部でも似たような経験をしているのではないかと思いますし、
私はそんな主人公の拓也にすごく共感しました。
一方、拓也の周りの人は本当に暖かい人ばかりで、
特にどん底に落ちた時のお父さん(酒向さん)の言葉が心に染みました。
相対する女性 りえ(えり?)がとったトンデモない行動も、
拓也と対称的な厳しい境遇に追い込まれている故か、
共感はできないものの、理解はできました。
シナリオ教室の個性的な生徒さんだったり、
直線的、典型的に進まない会話はリアリティに溢れていて、豊かな物語を感じましたし、
とくに前原滉さんの所作などディテールに惹き込まれました。
最後の二人が相対するシーンから、ありきたりな言葉であっても、
直接向き合って気持ちを本気で話すことが大事なんだなと思いました。
脚本家の卵の挫折
新人脚本家と美人局の女性の先が全く読めないヒューマンドラマ。 本年度ベスト!
この先、何が起こるのか全く解らずラストで全てが解き明かされる見応えのある作品だった!
脚本家を目指し、ついにテレビドラマの脚本を任される事になった藤田。
浮かれてる藤田がフラッと入ったキャバクラで、小西桜子さん演じるキャバ嬢のりえと意気投合。
2人で色んな場所で遊び、酔ってラブホに行ってしまう展開。
朝目覚めると、りえの姿はなく後日りえの彼氏と名乗る男から示談金を請求されてしまう感じ。
藤田はテレビ局の関係者に迷惑をかけたくなく、示談金を払ってしまうが、テレビ局に藤田の裸の写真や示談金の契約書のコピーが送られ、藤田は脚本家を下ろされてしまうストーリー。
キャバ嬢のりえが何のためにそうしたのか全く解らず謎だらけ(笑)
藤田を演じた前原滉さんが脚本家を下ろされ、心ここにあらずみたいな演技がリアルだった。
藤田の両親は町中華を営み優しさが印象に残る。
藤田がワークショップで脚本の公私をするシーンが凄い(笑)
脚本家を目指す人達のキャラが濃いめ。
そのシーンが本作の鍵になっていた感じだった。
りえの動機を知った時、そこまでしなくても?
と思うものの、ラストは自分好みの素敵な終わり方だった印象。
キャバクラの呼び込みの男性がかなりツボにハマってしまいました( ´∀`)
まだ放送されてないドラマの台本を、 知り合ったばかりの人にあげちゃ...
まだ放送されてないドラマの台本を、
知り合ったばかりの人にあげちゃうって、
そりゃそんな人ならトラブルは起こすだろうな
ただ今回は特に相手が悪かったけど
実話ベースとのことだけど、
その実話がめちゃめちゃ気になる、
ということは映画として成功だったのかな?
キャスティングがまあまあ良いと思ったので、
甘めに3.5
最後に付け足すと、タイトルが好き
主人公の後の気付き
リアリティね…。
ドラマの脚本家としてデビューが決まったワイドショーの構成作家がやらかす話。
有名な脚本家の先輩が携わるドラマに参加することになり、更には忙しい彼女に代わりシナリオのワークショップの講師もつとめることになった男が、酔っ払って立ち寄ったキャバクラで、物言いたげな女に出会い巻き起こっていくストーリー。
浮かれていてもサインまでしてアホなのか?からの酔っていてもなんで自信持ってそんなアホなって言い切れないのか???しかもまたもやサインですかw
最近のこのぐらいの世代らしいっていえばそうなんだろうけれど…。
そしてそこからの展開は、行動が読めなかったりあると意味不穏で良かったし、まとめ方も悪くないけれど、そんなに何でもかんでも丸く収まりますか?
人の心をわからせるなら、ちゃんと刑事民事共に訴えましょうね。
ということで、話し自体はとても面白かったけれど、どうも都合良過ぎて軽くなってしまった印象。
お母さんの娘に生まれたかった訳じゃない
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