劇映画 孤独のグルメのレビュー・感想・評価
全386件中、221~240件目を表示
美味しいご飯が食べたくなる
ドラマも原作もすっ飛ばして、初めて映画で孤独のグルメを観てきた
何より日本でも世界でも知らなかったご飯を知れたのも楽しくて、風景にも癒された
ご飯はもちろん美味しいそうだし、お腹いっぱいでも食べたくなってくる
急展開も多くてそうなるのかーと思いつつ、映画なのでそれも含めて楽しめました
旅したくなりました
井之頭五郎の冒険譚
ドラマパートはオマケと言われ続けてきた孤独のグルメのドラマパート主体の劇場版。
漫画原作と言うよりは今までのテレビ版の集大成的な感じでしょうか。
なので、原作から考えるとアクティブな感じか強く、話も凄い綺麗なわけではないのでアレなんだけど、ドラマ版のゴローちゃんならまあ、良しとしようとか(謎の上から目線
まあ、実際の所、期待は全くしてなかったのですが、終わりまで大変面白く観れました。伏線的な物の回収も大変満足できる感じで、結末も無理矢理の大団円でないと言うのも余韻を残して終わる感じで良かったです。
とは言え今回はいつもならメインであるはずのお店の方はかなり行くのは大変そうな所ばかりで、そこは残念だったかも。
らしくなさと強引な展開に違和感
2012 年から放送されている漫画原作のグルメドキュメンタリードラマの映画版である。本ドラマが初主演となる松重豊が、映画では自ら脚本と監督まで兼務している。物語はドラマシリーズとの直接的な関連はないので、ドラマを観ていなくても楽しめる作りになっていたが、映画ということで力が入ったのか、ストーリーの進め方が無駄に大規模で、かなり強引だった。
ドラマのストーリー構成は基本的に、輸入雑貨の貿易を生業とするサラリーマン井の頭五郎が顧客の元へ向かうシーンから始まり、顧客との商談中に映像が切り替わってお決まりのナレーションが入り、タイトルテロップ、そのエピソードのメインメニュー映像が入る。本作でもそれは踏襲されていたが、舞台はいきなりパリである。「グランメゾン パリ」に対抗したのかと言いたくなるほどで、必ずしも必要な設定ではなかった。
食事シーンがメインで、他のストーリーは取ってつけた程度というのがこのテレビシリーズの持ち味だったが、本作の五郎はまるで別人のような言動を平然と行なっている。最も重視する食事を、パリに向かう機内で2回飛ばすほど爆睡する。この辺りから違和感が半端なかった。
パリ在住の知人から依頼を受けて、老人の記憶に残るスープを再現しようとする話が発端である。料理が本業でもない五郎には重過ぎる依頼だと思うし、そもそも食材も味付けもハッキリしないのでは再現しようがない話である。名前の「いっちゃん汁」から辿ろうにも、その名前が家族以外知り得ないということが後に判明するのだが、そんな話は当然最初にしておくべきである。無駄な尺伸ばしにしか思えなかった。
食材を推理した五郎は、依頼主の生まれ故郷である長崎の五島列島を訪れて食材探しをするのだが、一つの島に上陸後に次の島へのフェリーに乗り遅れたため、目と鼻の先にある隣の島へスタンドアップ パドルボード(SUP)でスーツ姿のまま渡ろうとするというのも強引である。道具は無人の店から黙って借用したもので、代金をクリアファイルに入れて置いてきてはいるが、間もなく台風が接近して暴風雨で飛ばされてしまっているので「使用窃盗」状態になっている。五郎も遭難して見知らぬ島の海岸で目を覚ますというのだが、それが丁国の見知らぬ島だというのにまた驚かされた。五島列島から少なくとも 150km ほどは離れており、溺死せずに漂着することなどまずあり得ない。
それにしても、パリに始まって丁国人が重要な役割を持つというのは「グランメゾン パリ」と似たような仕立てになっているが、果たして偶然であろうか?やはり制作資金を援助した丁国がストーリーに口出ししたのではないかという疑念が晴れなかった。
長崎で評判だったラーメン屋がコロナ禍で経営難に陥って店主が荒んでしまったという話も大仰で、あんな態度の店主の店が存続できるはずはないし、その後の典型的ツンデレの流れにも深みが感じられなかった。オダギリジョーの演技は良かったのだが、どうにもやり過ぎな展開が目に余る。キノコが食えるかどうかよく確かめもせずに食べてしまうのもいつもの五郎らしくない。映画ポスターのキャッチコピーに「どうした?五郎」とあるのだが、それはこっちの台詞である。
ただ、劇中劇で遠藤憲一が演じる「孤独のグルメ」のパロディが登場するのは笑えた。名前が善福寺六郎というのもよく出来ている。五郎がエキストラ出演しているのもご愛嬌である。
脳内ナレーション付きで食べ物を美味しそうに食べるシーンは流石に見せ方が上手く、美味しいものを食べる喜びの描写は「グランメゾン パリ」を大きく引き離していたが、総合的に見て、やはり話を無理にスケールアップしたために原作世界のテイストを失ってしまっていたのが残念でならなかった。
(映像5+脚本3+役者4+音楽2+演出4)×4= 72 点。
腹が減った…
ファンが楽しければいいと思われる。
俺としては井之頭吾郎氏には初対面だ。
とにかく美味そうに食べる。
彼の好みは、町の大衆食堂みたいな事で各国に行ってもその嗅覚を発揮するみたいだ。
勝手に営業職のサラリーマンが仕事の合間に店に立ち寄るって事だと思っていたのだけれど、どうにもそうではないらしい。だとしたらあんなに自由な時間があっても変ではないのだな。
食べてる時のコメントは面白くて、所々笑える部分もありはするが、ぶっちゃけ退屈だった。
ロードムービー風にはなってるけれど、理由が理由だけに無理矢理感がなくはない。が…Wikiを読むに原作の8割程が都内の大衆食堂なのだとか。
だとしたら世界進出な今回の物語はワクワクもするのだろうなぁ。
ただ、コレの主演と監督を兼ねるってのはなかなかにハードな作業だと思われる。
◾️追記
少々気になって主人公の設定を調べたところ「個人で貿易商を営む世俗に縛られたくない人」のようだ。なので初稿のレビューは訂正しとこう。
片言の英語も各国の言語の端々を話すのも貿易商だからだったのか。合点がいった。
ご近所だからこその需要と共感を得ていたであろう本タイトル。まさに特別版だったんだなあー。
孤独のグルメならぬ美味しんぼ
冒頭のパリのシーン、見たかったものが見れた喜びも束の間、ラストシーンまで下り坂。
孤独とは?邪魔されないとは?自由とは?
監督が辞めたがってるから仕方ないかぁ
映画は、ある意味「孤独でないグルメ」です。 「孤独のグルメ」は好き...
映画は、ある意味「孤独でないグルメ」です。
「孤独のグルメ」は好きなTVですが、映画はどうしよう・・・と二の足を踏んでいました。が、観に行って良かったです。話は1人の人の思い出から、様々な食材と人の出会い、そして挫折した人の再生へと繋がっていきます。大好きな五島の風景から始まり、ところどころ笑える部分もありつつ、最後はほっこり温かい気持ちになりました。映画の帰りには、お気に入りの一杯をすすって帰るのもありでは?迷っている方是非ご覧を!
腹は減らなかった
いい意味で期待を裏切られました。
タイトルがポイント
孤独のグルメシリーズはボチボチ見てる程度のファン✨たしか、4軒実際の店舗へ足を運んだ🤔どれも素晴らしいお店だった👏実際に訪れたくなるような見せ方が上手くて、いつも美味しそうで楽しく見てた。
さて、本作だが
きっとフランスのお店は実際にあるのだろうが流石に行くのはなかなかハードルは高い。
その後の展開もドラマの様な食事シーンはありつつも、いつものドラマの良さは程々にちゃんと、劇映画。それが良いか悪いかは人によると思う。オープニングのタイトルで劇映画と言ったのでそうゆう事ね!と思って楽しんで見た。だが、いつものドラマを期待してる人には違った作品に仕上がってるのかもしれない。私はそれなりに楽しめた(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
劇映画 孤独のグルメ
とタイトルで出るところが全てを物語ってる。
この映画は劇場版でもあるが、劇映画だということ。つまり途中でとんでも展開あるけどこれは劇映画ですからね!という前置き。全てを受け入れよう。究極のスープというのはおじいさんにとっての究極のスープでどんなものかは本人にしか分からない。行き着く先の答えというか、本当の答えは置いといてこの映画での答え、結末、メッセージみたいなものはある種、哲学的でもある。
映画が面白いかどうかは別問題だし個人差はあると思うが、やりたい事は分かった。確かに孤独のグルメだ。
孤独じゃないグルメ
この内容でどんな映画でやるんだ、映画でやる必要があるのか。と、散々(主に主演兼監督に)言われていた本作。ドラマの良さを消せば孤独のグルメではなくなるし、ドラマの良さを出し過ぎると映画である必要はない。本作は、きっちりとドラマの良さを出しつつ映画に出来ていると思う。
おっさんが独りで飯を食って、モノローグでぶつくさ言うだけ。「グランメゾン・パリ」の対極にある映画だろう。
あえて既存のジャンルで言えば「人情話」になると思うが、前半と中盤と後半で漫勉なく「スープ」という共通でまとめ上げている。
探し求めいていたスープ(を使ったラーメン)を食べている時、主人公以外知り合いじゃない4人で並んでいるのをやたらじっくりと動くカメラワークで見させられていて、「変な4人組だな・・・」と思っていたが、考えて見ると頼まれて探しているスープも4種類の食材を使ったものだった。一見意味不明なものにも「食」という共通点がある。ごった煮でもいいじゃないか。良い味が出ている。
何も気取らず「あのー、すみません」の台詞から料理を注文したり人と結びついていく感じ。なんの派手さもないが、この作品はこうでないといけない。
一部、ゴローさんの行動(例、韓国に不法入国しているのに飯を優先する)に批判的な人がいるような気もするが、彼は天然なところがあるのはドラマからの設定なので、むしろそこが無かったら彼じゃない。
日本でしか生まれない作品!
ドラマ成分マシマシ
井之頭五郎のイメージが…
これは酷い。
最初から、ん?と思う部分は多々あったが、進むにつれ五郎が身勝手でお世話になった人にきちんとお礼すら言えない嫌な人物になっていくのが見ていてツラかった。
現実のセールスマンだとこれが普通なのかもしれないが、ドラマのような誠実な人柄に夢を見させてほしい。
話はとっぴですが、この男ならこんな波乱に巻き込まれてもおかしくないと思えるのだから不思議です。
10年以上続く、グルメドキュメンタリードラマの代名詞的存在として長年にわたり人気を集めるテレビドラマ「孤独のグルメ」シリーズの劇場版。
原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる同名漫画を実写化し主演の松重豊が自ら監督を務め、主人公・井之頭五郎が究極のスープを求めて世界を巡る姿を描かれます。
タイトル通り、紛れもない劇映画になっています。輸入雑貨商の井之頭五郎が世界を飛び回り、サバイバルのような展開も。淡々とした食事シーンが眼目のドラマとの落差に冷めてしまうかと思いきや、この男ならこんな波乱に巻き込まれてもおかしくないと思えるのだから不思議です。
●ストーリー
輸入雑貨の貿易商を営む井之頭五郎は、商談で赴く先で、行き当たりぱったりの飲食を楽しむのです。これが、まさに食の楽しみ、旅先、仕事先での食事の一期一会そのものです。手にはガラケー。スマホを持だないため、検索することもできないし、事前に☆の数を知ることもありません。店構えを見極め、一人で入店し、メニューを吟味し、直感でオーダーするのです。
そんな五郎は、同業者の滝山(村田雄浩)からの依頼を受けて、かつての恋人である小雪の娘・千秋(杏)が待つフランスへ向かいます。パリに到着するといつものように空腹を満たし、依頼者である千秋の祖父・一郎(塩見三省)のもとを訪れるのです。一郎は子どもの頃に飲んだスープをもう一度飲みたいと願っており、五郎にそのレシピと食材を探してほしいと依頼します。ヒントはごくごくわずか。一郎の記憶を頼りに、詳細をさぐるために井之頭は、長崎・五島列島に現地取材へと向かいます。順調に特定されていくスープの食材。ところが好事魔多し。台風に巻き込まれ遭難。目覚めるとそこは知らない土地でした。五郎は何と韓国領の島に漂着してしまったのです。さまよえる五郎に救いの手を差しのべたのは、現地の島のコミュニティで暮らす志穂(内田有紀)でした。
究極のスープを求めてフランス、韓国、長崎、東京を駆け巡る五郎でしたが、行く先々でさまざまな人物や事件に遭遇し、次第に大きな何かに巻き込まれていくのです。
●解説
2012年1月に初めてテレビドラマ化された作品で、当時から主人公の井之頭五郎を松重が演じてきました。手の内に入れているどころではなく、もはや同化している役、松重=井之頭なのです。今回は主演・監督・脚本を松重が一手に担っていますが、本作において松重というよりも井之頭五郎が主演・監督・脚本をこなしているいった方がいいだろうと思います。
いきなり世界を飛び回るという、話はとっぴですが、案ずることはありません。五郎が探し当てた実在の飲食店で食事を楽しむおなじみのシーンもたっぷりあります。但し、それがワールドワイドに拡大されているところがドラマ版違うところ。そこらへんの食堂に飛び込むような感じで、いつものように五郎の食事シーンが始まります。でもその場所はパリの家庭料理のレストランだったり、韓国の小料理屋だったり、ワールドワイドなんですね。
映画館の大画面で見るとドラマ以上に食欲をそそられること間違いなしです。やはり五郎の食べ方がまたいいのです。気取った上品さはありませんが、かといって品がないのかと問われればそんなことはないのです。野趣あふれる食べっぷりでありながら、まったく卑ではありません。会食しても、相手に寸分の不快感も与えないだろう食べ方といっていいでしょう。要するにうまそうな食べっぷりなのです。食べ方は早いですが(^^ゞ
見知らぬ島に不時着した際にも海の幸で鍋料理を作ろうとする井之頭のあくなき欲求は、食べないと生きられない人間の業そのものを物語ります。五郎の手料理は、危機一髪に陥るくらいの危険性がありましたが(^^ゞ
そんな思いもよらない方向へ転がっていく後半はいかにも「孤独のグルメ」の制作チームらしい遊び心にあふれています。斬新な発想で番組を作り続けてきたテレビ東京イズムが感じられることでしょう。
松重監督は当初「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノに監督を依頼したといいます。そっちも見てみたかったですが、作品の世界観と井之頭五郎を誰よりも知り尽くし、愛してきた松重監督だからこそ、こんなにも魅力あふれる映画が撮れたのでしょう。
●最後に疑問に感じること
ドラマ版も含めて本作シリーズでは、輸入雑貨の貿易商を個人で営業している五郎の仕事ぶりはまったく描かれません。いつも顧客に頼まれると仕事とは無関係な依頼でも引き受けるのです。それが簡単に済む用事ならともかく、今回のように世界を飛び回り、顧客が忘れてしまったメニューの調査をするなんて貿易商の業務を完全に越えています。それでも五郎は、依頼されると、損得抜きで何でも引き受けてしまうところが疑問です。その結果毎年の年の瀬も必ず依頼が舞い込み、慌ただしく年を越すなんてことを繰り返しているです(年末ドラマより)
とにかく五郎の食事シーンがメインで、ストーリー性に重きを置いていないところを嫌って、これまでのドラマ版は無視してきました。しかし今回の劇場版公開に合わせてドラマ版を数本見てみたら、五郎の食べっぷりの良さと心の声にハマってしまったのです。
ストーリー面では疑問を感じつつも、何回かドラマを見てしまうとハマってしまう、中毒性のある作品なのでしょう。公開2日目に見ましたが、映画館では半分くらいの席が埋まっていました。ちまたに『孤独のグルメ』中毒患者が結構いるようです。
久住さん、出てほしかったなぁ。
ネタバレしたくない&与太話。
内容は、松重さんの孤独のグルメ愛があふてて最高です。この人真剣にドラマや原作が好きで、周知のとおり原作と主人公キャラは代わっているのですが、いやぁこれは良い!大好きです。パンフも最高、あれは買いです、面白すぎる。
唯一残念かなと思うのは久住さん、、でてきてほしかったなと。いいキャラなのでちょいキャラでもいいのででてほしかったなと。
これだけかなり残念だった気がします。
ま、このドラマネタはじめフジテレビにもっていって門前払いを食い、テレ東にもっていって大ヒットしてかつフジの凋落の要因の一つになったものですが、こういうエンターテインメントを無視しフジって痛いなぁというのが結論です。
谷口ジロー好きなもんで
映画のもととなったドラマ版は原作マンガよりちょっと滑稽味が強い。特にスペシャルになるとゴローさん活躍するんだが、本作もきちんとその長尺版の拡大版という趣向。本筋1のスープ探しはフランスへの目くばせレベル、本筋2の方は偶然が偶然を呼んでるところがちょっとねー。遠藤憲一の出てくるあたりでちゃんと音楽も似ているけど違うものが流れたり、見ている側が楽しくなる趣向がありました。
全386件中、221~240件目を表示