劇映画 孤独のグルメのレビュー・感想・評価
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うまいメシを食うのがドラマになるわけ
サービスとそれを生業にする人々はお客の喜びが自分の喜びというホスピタリティを原点にしているんだろうと思う
そしてそれを明日からの喜びに繋げていく
中には単なるサービスと代価の交換の場になったお店も散見されるけど
腹が減った五郎さんは、いや我々は、ただの栄養ではなく人の腹も心も喜ばすご飯を探しているんだろうな
そんなことを全シーズン全話見ていながら初めて考えていた
コラボのポップコーン、食べきれなくて結局持って帰ったしなあ
飲み物だけをお供に観て、五郎さんと共に腹を減らして映画館を出よう
帰りにはきっといいお店が見つかる
ドラマスペシャル孤独のグルメ
はじめのパリや五島探索までは見てて美味しそう、お腹が空いたと思いながら楽しめたが、韓国へ遭難あたりでこれいる?や実はの場面で段々白けてしまいました
食材もほぼ韓国のものこれなら五島である必要が感じられずはじめから韓国で探す話で良いのではと
故郷五島の昔の母の味と言うならば五島の食材で揃える話を見たかったしラーメンや韓国の無理やり感に違和感が多く感じてしまいました
ただ食事シーンは変わらず美味しそうに食べていてこちらもお腹が空いてしまう作品でした
劇映画 孤独のグルメ(映画の記憶2025/1/10)
イメージ通り
予告ではドラマ版とはかけ離れた波乱がありそうで少し嫌な予感がしていたが、実際のところはいつも通りで安心した。
映画なので多少の誇張や強引な展開はあるものの許容範囲内でむしろシュールな笑いを誘う。
肝心の食べるシーンは相変わらず美味しそうで20分前に食事を済まして見たのに鑑賞後はすっかりお腹が空いた気分になってしまった。
ドラマ版の雰囲気を維持しつつドラマパートをメインに組み立てられ、新しくもいつも通りなファン納得の「劇映画」に相応しい内容だったと思う。
スタッフロールで、キーパーソンのオダギリ・ジョーの役名にフルネームが設定されてないのにネタキャラ全開なダニエルにフルネームが設定されている事に気付いて笑ってしまった。
ご都合主義も目に付きますが、話の流れは良く出来ています。
『孤独のグルメ』をベースに『タンポポ』『寅さん』「松重分」を混交したダシの妙味に舌鼓。
ああ、なるほど、
ラーメン屋を再興させるお話だから
『タンポポ』のマークなんだな!!
終盤に入ってようやく気付いて、帰りにパンフで答え合わせ。
僕はちょうど伊丹十三が俳優から監督に鞍替えして、『お葬式』でヒットを飛ばした時期のことをよく覚えている。あの伊丹監督が第二作に何を撮るんだろうなと、みんなが期待をみなぎらせていたら、思いがけずマカロニ・ウエスタンテイストのラーメン屋再建物語『タンポポ』を出してきて、驚かされた。このあと、伊丹監督が『マルサの女』でさらに大ヒットを飛ばしたせいで印象が若干薄くはなっているが、『タンポポ』は日本ではめずらしいグルメ映画の走りであったし、ブニュエルの『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』を意識したセクシャルな要素も楽しい、それなりに衒学的で前衛的な映画でもあった。
松重監督は、そんなグルメ映画、ラーメン映画の嚆矢である『タンポポ』にオマージュをささげて、ラーメン屋「さんせりて」の商標イラストを『タンポポ』にしたというわけだ。
パンフでは、とにかく『タンポポ』カット(カウンターで食べている人たちを横アングルの寄りで撮る)をやってみたかったと、松重監督は発言している。
合わせて感じるのは、山田洋次監督の影響、とくに『寅さん』からの影響だ。
(パンフの監督インタビューでは寅さんには言及されないが、かわりに『幸福の黄色いハンカチ』の話が出てくる。)
「マドンナ」(杏&内田有紀)が出てきて、しばしのあいだ、五郎と温かな交流を深める展開があって、五郎は結局、相手のために「一肌脱ぐ」ことになる。とくに内田有紀のためには「離れ離れになっている想い人との仲を取り持つ」ことに。まさにやっていることは寅さんだ。
そのために五郎が「旅」をすることになる点、どこに行くにしても寅さんがいつも同じ腹巻とジャケットを着ているのと同様、五郎もいつでもどこでも(遭難しているときでさえ)同じ「背広」を着ている点。本当は好き同士の二人を引き合わせるやり方が「粋」で「さりげない」点。
いずれも、いかにも寅さんっぽい。
ここに、福岡県出身で、北九州の風土と食にこだわりがあり、韓国との交流にこだわりがある松重監督自身の「個性」と、思いがけないくらいに有能な「監督/脚本家としての才能」が加わって、この劇映画『孤独のグルメ』は成立している。
ちょうど、映画が4種類のだしの選定と調理をめぐる物語であるのと同様、本作では『孤独のグルメ』テレビドラマ版というベースの「だし」をもとに、伊丹十三や山田洋次のテイストを加え、さらには松重監督独自の味付けを加えているということだ。その4種混合の「マリアージュ」がまさに絶妙の「塩梅」で、作品を成功せしめている。
本作で語られる秘伝の「和系魚介とんこつスープ」の組成は、今回の劇映画『孤独のグルメ』のありようとの面白いアナロジーを形成しているというわけだ。
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今日はよんどころない事情で、珍しく公開初日に足を運んだが、僕は必ずしも『孤独のグルメ』テレビ版の良い視聴者ではない。
たまにやっていたら観る程度。ただし、原作のほうは月刊誌『パンジャ』に連載されていたころから読んでいた(2年近くで休刊した徒花のような雑誌だったが、チャイドルブームと『孤独のグルメ』を功績として後世に遺した)。原作漫画が、国内以上にフランスで大人気で、向こうでは作画の故・谷口ジローが巨匠としてガチで崇められているのも知っていた(おそらくなら、だからこそフランスが序盤の舞台なのだ)。
今回観て何より思ったのは、松重豊監督のバランス感覚の良さである。
最初、予告編を観たときは、僕が著しく苦手としている福田雄一監督に似たテイストがほの見えて、「俺、最後までこれ我慢して観られるのかな??」と思うくらいにビビらされたものだったが、実際に観てみると、思いがけないくらいに「抑制された」つくりの映画版だった。
すなわち、テレビシリーズのテイストから外れないよう、どんなときでも「通常営業の五郎さん」になるように、きわめてこまやかに作られていた、ということだ。
たしかにスケール感は増した。
三か国をめぐるロードムーヴィー仕立て。遭難アクション。多数のサブキャラ。
でも、基本の部分は驚くほど、「いつもどおり」に作られている。
決めぜりふ。孤独ショット。食事時のふるまい。食べ方。BGM。
そこの『孤独のグルメ』としての「型」は、意地でもゆるがせない。
だからこそ、違和感が少ない。すっと入っていける。
いつもの世界線の延長上に、劇映画をきちんと位置づけられる。
むしろこのドラマとしての「冒険」は、映画ならではのスケール感とは別のところにある。
「食」の受容について、いつもの食べ歩くだけの「受け」の姿勢から、「料理を調理する」側へと一歩踏み込んでいる部分。これこそが、海外渡航よりもマドンナ要素よりも、なにより一番の「冒険」要素かもしれない。
それでも、じゃあ「五郎さんに作らせるか」ってところまでは敢えて踏み込まないのが、松重監督なりのバランス感覚だ。
あの五郎さんが、ふだんの食べて評価するクリティックの側から、とある味を求めて食材を集めるプレイヤー側に一線を越える。特別感のある、踏み越え方。だからこそ、この作品はテレビドラマ版ではなく「劇映画」として、作られねばならなかった。
それでも「本当に食材を見つける」人間は内田有紀だし、「本当にだしを調合する」人間はオダギリジョー。そこはちゃんと「プロ」に任せて、五郎はコーディネーターとしてしか動こうとしない。そこでぎりぎり「食べる人」としての「五郎さん」のキャラクターをつぶさないよう、配慮がなされている。この辺が、五郎が五郎として五郎のまま「冒険」できるギリギリのラインだというわけだ。
結果として、劇映画の展開は「いつもの裏」を行く作りになっている。
すなわち、通常版の『孤独のグルメ』は、「見ず知らずの店に当て勘で入って、その雰囲気や味から類推して店の背景を夢想する」作りである。しかし今回の劇映画は、「店の背景や夫婦の置かれている状況はすべてわかったうえで狙ってその店に行って、そういった事態を解決できる究極の味を逆算して見出していく」作りとなっている。
「味」から「店の背景」を引き出していくドラマ版に対して、
「店の背景」から「味」を引き出していく内容に切り替えられている。
そこが劇映画の「キモ」ということだ。
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もう一点、特筆すべき点として、松重監督が仕掛けてきた複数の「メタ的遊び」の面白さがある。
『孤独のグルメ』というテレビドラマを知り尽くし、作品の内容にも積極的にかかわり、ついには監督を引き受けるまでに至った、熱くて覚悟の完了した男が、あふれかえる作品愛とスタッフ愛をこめて、作品内で入れ子構造を用いて『孤独のグルメ』を大胆にいじってくる。
これが、けっこううまく決まっていて、実に楽しい。
そこで出してきた俳優のあまりの互換性の高さにも爆笑したが(「みんな俺と同じこと考えてたのね、というか、松重さん自体思いっきり俺の代わりをやるならコイツってふつうに思ってたんだww」)、番組スタッフの実際の取材の動きを再現するとか、エキストラへの気配りを再現するとか、細かく番組やスタッフへの愛着を練り込んできているのが面白かった。
考えてみると、
パリに行ったらマジで杏がいるってのも、
韓国に行ったらユ・ジェミョンのイミグレがいるってのも、
ラーメン屋の店主役がオダギリジョーってのも、
ラーメン屋の常連の中川君が実はアレってのも、
さらにはこの映画の監督が松重豊というのも、
みんなある意味「出オチ」であり、メタな仕掛けだといえる。
松重さんは、こういう仕掛けが好きで、しかも実にうまい。
他にも、細かい部分で感心させられた点がいくつもあった。
●内田有紀が海岸べりで「私はいまとっても幸せで」といって振り返るシーンが、逆光になっていて表情が陰になってよく見えないのに感心した。彼女の実はさみしくて満ち足りない気持ちや、自分の心に対してウソをついているうしろめたさが、一瞬の「陰」と表情に集約されている。
●登場したときのオダギリジョーは、あからさまに世間でいうところの「難あり店主」であり、SNSなら炎上必至のかなり感じの悪い態度で客に接していたが、だしの食材を目にして、何かしら感じ入るところがあってからは、理不尽だったり不機嫌だったりの理由で怒鳴り散らすようなことは一切しなくなるし、「なんか物足りないんですよね」とかかなり不敬な煽りを中川君からされても、突っかかりもせず、むしろ「そうなんだよねえ」と素直に応対している。
このへんのキャラクターづくりも、バランス感覚が非常に良いと思う。
●五郎さんは、ラーメン屋に対して最後まで食材の提供主が奥さんであることを伝えない。同様に、完成したスープを奥さんに送るときにも、スープの作成を夫のラーメン屋に頼んだことは敢えて伝えない。ただ、「さんせりて」のロゴ入りの中華どんぶりを同封するだけだ。内田有紀はひとくちで、それが「自分の提供した食材で、夫が作ったスープ」であることに気づく。
なんと品の良い演出! なんと粋なはからい!
●終盤の「例の撮影」シーンで、「六郎」役の俳優が、心のナレーションを口で出して言う。そこで「それやっちゃうともう『孤独のグルメ』じゃなくなっちゃうんだよね」と客にいったん思わせておいて、「本番では心の声は言いませんので!」と本人に言わせる。巧みな上げ下げで、ここも演出がうまいと思った。
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その他、観ていて思ったことなど。
●アバンの飛行機内での「ビーフの機内食がどうしても食べられない」ネタって、これもしかしてブニュエルの『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』(食べたいのに食べられないネタの不条理映画)を意識されてます??
●フランスでのシーン、エッフェル塔とビストロでの食事はロケだったけど、その前の到着してしばらくって、ものすごく合成っぽくなかった? 気のせいかな?
●塩見三省って昔からこんな演技だったっけ? ちょっと軽くなにかあったような印象。
●いっちゃん汁の味捜しで、「あの食材だ」って確定されるまでのロジックが、僕には今ひとつわかりにくかった。
●SUP(サップ)で海を渡ろうとするとか、さすがに原作のテイストからかけ離れすぎているんじゃないかとは思ったけど、これもしかして「スープ」とかけたダジャレ?
●遭難先の「女しかいない島」って、ちょっと新版のほうの『ウィッカーマン』(ニコラス・ケイジ版)を想起させる。あれは、蜂の社会を模したフェミニズム・ホラーで、こちらは「龍宮城」に例えられる「傷ついた女たちの楽園」だという違いはあるけれど。
●フレンチのシェフ出身のこだわりのラーメン店主が、コロナと食材の高騰で没落していく流れって、旧京都全日空ホテルの総料理長だった松村氏がラーメン店「勝本」と「八五」を大行列店として成功させながら、コロナの影響で負債額12億で倒産させた(のちに復活)のを思い出させる。
●とにかく、松重豊は食べ方がきれい。ええっと思うくらいリフトして、それがびっくりするくらい容量の大きい口腔に、するっとスムーズに吞み込まれる。口から出っぱっているものが消えるスピードが異様に速い。このへん、実は作品の根幹だと思う。
●塩見三省の落ちは、なんとなく読めていました(笑)。
ただあれ、別に「味が物足りない」という総意から干しだらに変えただけで、もしかすると「エソ」のだしを使ったままのスープなら、おじいちゃんに満足してもらえたのかも。あと、前に「さんせりて」で出していたラーメンの味が、なぜ「いっちゃん汁」に近いのかについては、さりげにあまりちゃんと因果関係が説明されていない気もする。
●あえてシリーズのために映画化を言い出し、結局は自分で監督をするにいたった松重さん。ちょっと『刑事コロンボ』とピーター・フォークの関係性を思い出しました。またぜひ、次なるチャレンジを!
とにかくお腹が空いた!
名古屋で初積雪の封切り日に鑑賞。松重豊さんの初めての監督作品。午前中は交通トラブルで諦めて、最終の夕方上映に間に合った。観客は私のような高齢者のみならず、カップル、女性グループと幅広く、日本らしく大笑いはないが久しぶりにくすくす笑いが聴こえる観劇環境であった。
この映画はやはり食事前観たせいかとても楽しめた…。何とエッフェル塔バックに例の定番シーンで始まる。パリで美味しそうな店を飛び入りで見つけ入る。片言でも構わない「空腹」が全てを片付ける。もしパリに行ったらこの店あるのかなぁ。
それからスープ探しの冒険旅が始まる。五島列島そして何と、妄想のような手段でぶっ飛び韓国の沿岸へ。そして東京の横丁らしいところでエンディング。
音楽好きな監督らしく映像と音楽がマッチングしていて1時間50分は長く感じなかった。上映終了の時間は勿論空腹感じる。名駅の駅麺街か韓国料理店ソウルか二択で迷い、映画館からすぐ行ける店で味噌ラーメンを堪能した。
映画なので,「孤独のグルメ」とは思えない展開があって面白かった。
予告編を見たとき、孤独のグルメでパリに行く必然性があるとは思えなくて思わず笑ってしまった。公開されたら絶対見に行こうと思った。もちろんパリへは出張だから必然性はある。
パリでは、エッフェル塔を背景にして言う「腹が減った」が面白い。そしてこの後,例によって「こいつはウマイ」とか言って、出された食事を美味しそうに食べる。
オニオングラタンスープがとても美味しそうだった。
松重 豊さん(188センチ),杏ちゃん(177センチ)、2人とも背が高いので、並んでパリを歩くとカッコいい。食べ物ではないが映える。
パリでは顧客からスープ探しを依頼され、ここから映画ならではの冒険の旅が始まる。
このあとの五島列島では、テレビドラマでは起こり得ない話となり興味がわく。
嵐に流されてどこかの浜辺に行き着くなんて、「孤独のグルメ」とは思えない命懸けの展開だよ (^^)。
貝とキノコなんてマジで即死するぞとは思いながらも、五郎さんが死ぬわけないので安心して見ていられる。
まあとにかく、このアトどこへ行こうが、「腹が減った」の定番セリフと、心の中で 「ああだこうだ」ブツブツ言いながらウマイウマイと食事を平らげて満足感に浸る流れに揺るぎはない。
「オジサンが,ただメシ食ってるの見てイッタイ何が面白いんだよ?」って言われちゃうと、その通りなので返答に困るのだが、
「まあとにかく、それが面白いんだよ ( `Д´)/」である。ウンウン。
僕は深夜にやってるのを,たまたま見る程度なので10回ぐらいしか見たことがないが、ドラマを見たことがある人も,見たことがない人も両方楽しめると思う。
今回1番驚いたのが、テレビがもう13年もやっているってこと。マジか (゚д゚)
それからテレビで松重豊さんが食べるのは撮影時が初めてで、取り直しなどしない一発勝負、しかもホントに1人で完食してるので少食の松重さんは大変らしい。
ただし、今回の映画は監督も兼ねたから2回目とのこと。
小難しいことは考えない
ただお腹が空く、美味しそう。
きっと美味しいんだろう。そんなシンプルな感情だけで楽しめる映画です。
映画を見ていて隣の人が笑ってしまってたり、反対の隣の人のお腹の音が途中で聞こえてきたり、ポップコーンを貪り食う音が劇場内に響いていたり、なかなか楽しい映画の時間でした。
シンプルに食べ物へのリスペクトだけが詰まった映画でした。面白かったので私はもう一度見に行こうと思っています。
フランス、韓国、日本と3カ国を渡り歩きますが、どこの国でも美味しいというシンプルな感情は共通の物で、そこには必ず笑顔がある。人情ドラマもあったり、飲食店ならではの葛藤もあったり、味わい深い作品でした。
ただし好き嫌いは分かれると思います。
でも孤独のグルメって元々そういう好き嫌いが分かれる作品だと思うので、それに関しては好きな人が何回も何回も繰り返し見たらいいんじゃないかなと思える映画でした。嫌いな人もいるけど、自分はとても好きだよ、癖になるよねっていう感覚は食べ物でもありますよね。
松重さんが進退をかけて作ったこの映画、私はとても好きでした。見る時は必ずポップコーンや食べ物を売店で買って入りましょう笑
必ず途中でお腹がすきます。
ドラマ未視聴の人は是非ドラマを何話か見てから映画を見てください。ドラマ見てなかったら、何だこの人感が強くてきっと感情移入が出来ない気がします😅
ヨダレが出すぎて、涙が出ない
そうきたか
ちゃんとドラマであり映画でありそうきたかといわんばかりの仕上がりでした
みんなが求めてるのはなんとなく見れるドラマが受けてるので、映画がどんなものかと思いましたが心配そっちのけの最高の仕上がりです
観客席から笑いがおこり場内もいい雰囲気
そして何よりドラマをしっかり映画にしてしまった松重監督
流石です
なによりワンシーンワンシーンにセンスの良さを感じましたが何よりも音楽のチョイス
センスしか感じません
最高の110分ありがとうございました
これから孤独のグルメもそうですが松重さんの監督業にも興味ありです
そして鑑賞するか悩み中の方はドラマを裏切る事なく映画に昇華されてるのでオススメです
p.sエンドロールのシーンは一生観てられる
⭐︎4.3 / 5.0
松重豊監督による迸る井之頭 五郎への愛情
もはや井之頭五郎=松重豊監督・主演だからこそ、
非常に高いクオリティでの人間ドラマへ昇華した作品だと思います。
笑い、泣き、フィジカルにエンターテインできる映画になっていて、
ピンチに陥る五郎にドキドキしつつ、それでも笑いをとっていく五郎にホッとしたりして
まさか本作でここまで感動できるとは思ってもおらず、素晴らしい出来としか言いようがありませんでした。
私は原作未読・ドラマも未視聴ですが、それでも全然楽しめますし、
むしろ情報を入れていないからこそ、虚心坦懐に観て楽しむことができたのかもしれません。
冒頭の飛行機内で食事にありつけない、フランスでスープと牛肉を堪能、という冒頭のシーンから
今回のストーリーの軸である「いっちゃん汁」に到達するまで、
井之頭五郎による「腹が減った」からの食事シーンは秀逸ですね。
ほんと松重豊の表情及びモノローグが素晴らしいんですよね。いちいち面白いしグッときました。
脇を固める、村田雄浩、杏、内田有紀、磯村勇斗、オダギリジョー、みんな最高の演技でした。
そして今日から情報解禁の善福寺六郎役の遠藤憲一、素晴らしかったです。めちゃめちゃ面白かった。
井之頭 五郎の真面目で真摯な人間性も本作の魅力なのでしょう。
私も大ファンになりました。
エンドロール後のセリフもグッときましたね。
いやぁこんなに面白いとは!!
大好きな作品になりました。
面白かった。年末スペシャルと同じぐらいには。
映画でやる必要あったのか?と思ってしまいましたが、
原作から、ドラマシリーズもスペシャルも全て観てきた身としては、やはり観なければならないでしょう。(笑)
で、面白かったです。
スペシャルと同じと言えば同じです。テレビで流しても映画だとは気付かないのでは。
ただ、出てくる店が実在するか、架空かの違いはあるでしょうね。ラーメン屋さんは明らかに架空だし。
映画だから、なんでしょうね。
パリはほんのちょっとです。(笑)
あとは韓国がほとんど。
懸念されてた「恋愛要素」とか、「冒険要素」は、安心してください、ありません。
冒険してないです、ただ流されただけで。
「映画要素」はあります。
ラーメンのシーンは間違いなく「タンポポ」のオマージュでしょうけど。
いつものように、ただただ行った先で美味しいご飯を食べるだけです。
物語はありますが、食材探しのミステリーかと言われるとあっけなく見つかりますし、早々と解決します。
盛り上がりには欠けますが、孤独のグルメは、「こーいうのでいいんだよ」
孤独のグルメに派手な盛り上がりなんて求めちゃいけない。(笑)
なのでスペシャル同様、安心して観れます。
善福寺六郎が最高に面白かった(笑)。ここがヤマ。
遠藤さんノリノリ(笑)
二代目させるつもりなんじゃないですかね、本当に。(笑)
スタンディングボートで海渡ろうとするとか、その辺に生えてるキノコ食べちゃうとか、ケンカ強いはずなのに簡単に腕ひねられちゃうとか、水に浸かってスーツとか乾かす時間ないだろとか、あと汁のためにあのおじいさんいくら払うんだろうとか…そう言った不自然な部分はありましたけど、いんだよ細けえことは(笑)。
ご飯食べるシーンと独白が全てだから。
1997年の漫画原作ではハードボイルドグルメだったのに、
すっかりコメディになってしまいましたね。(笑)
漫画も2巻はドラマに引っ張られてハードボイルド要素無くなりましたしね。
久住さんもこれで良いと思ってらっしゃるのでしょう。
最後が第一話の焼き鳥屋につながるのが、また良い感じでした。
ご馳走様です!
ただのドラマ化だけではなくしっかりとした映画に
ドラマの映画化だが、予想以上に映画らしくなっていて見事。
いや映画作品の一つ。監督、脚本も自らした松重豊のこの作品への
集大成の一つとした熱意もスクリーンから伝わってきた。
評価したいのは脚本。このドラマの集大成に相応しい内容でストーリーも含め素晴らしかった。松重豊のこの作品への想いも伝わった。
しかし、この作品を観ると何故かお腹がすく。ご飯を食べよう。
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