「ほっぺたと口元がゆるむこと間違いなし!」劇映画 孤独のグルメ はむおさんの映画レビュー(感想・評価)
ほっぺたと口元がゆるむこと間違いなし!
オッサンがメシ食ってるだけのドラマがどんな風に映画になるんだろう。。と気になっていざ映画館へ。この作品なら「上映中になんか食ってても許されるよね!」って気持ちからLサイズのポップコーンを抱えて鑑賞(最高)
率直な感想としては、グルメと人情とギャグがいい感じに混ざり合ってていい意味でまとまってる素敵な作品だった。悪者が1人も出てこないし、ほっこりゆるいのに2時間飽きずにどっぷり楽しめた。
フランス在住の日本人おじいちゃんの「昔、故郷の五島列島で食べたいっちゃん汁がもう一度飲みたい」というところからスープづくり&食材探しの旅がスタート。
旅の最中には色んなアクシデントがあって。。台風の中サップボートで島を渡ろうとして遭難したり、謎のキノコでサバイバルめしを堪能したかと思えば泡吹いてぶっ倒れたり、なんかもうめちゃくちゃなんだけど、次のシーンではケロッとしてスーツビシッな五郎さんがあいまってなんか笑えた。狙ってやってるのかなって感じのコント感?が面白かった。
食を通じて旅する中で素敵な出会いがあったり、最終的には繋がったりで感動したなぁ。
オダギリジョーと内田有紀の元夫婦も復縁する描写はないけど、ラーメンで繋がってるってのがよかった。安易に復縁とかしたらベタすぎて逆に冷めちゃうけど「食のつながり」って自分が思うよりも遥かにつよいものなのかもしれない。
あと韓国編で出会った入国審査官の俳優さんとのやり取り(ぼやき?)もよかったなぁ。言葉が通じなくても「うまい」って感覚は万国共通だなぁと。ファンテヘジャン飲んでみたい!
パロディ「孤高のグルメ」では遠ケンさん登場にニッコリ。松重さんとちょっと雰囲気似てるし本編ドラマにも出てほしいなぁ、なんて。
ご飯のシーンは本当に美味しそうに食べるから、見てるこっちまで幸せな気分になる。上映中はほっぺたと口元がずっとゆるみっぱなしになりました笑
食材への感謝、作ってくれた人への感謝、美味しいものを広めてくれる人への感謝、そういうのずっと忘れずにいたいな。そんな大切な気持ちを教えてくれた作品でした。
鑑賞後はリンガーハットでちゃんぽんを食べました。ご馳走様でした🙏