「美味しそうな料理とドラマより無鉄砲な五郎」劇映画 孤独のグルメ らららさんの映画レビュー(感想・評価)
美味しそうな料理とドラマより無鉄砲な五郎
楽しく美味しそうな映画です。舞台がパリ→長崎→韓国→東京と目まぐるしく変わります。パリで「オニオンスープ美味しそう!」と思った途端もう帰国だったのは特に「もう少し食べ歩いて〜!」と思わされました。
五島列島でも「海キレイ!ちゃんぽん! 」の次は即韓国。ドラマと違い随分と無謀無鉄砲な行動が笑えます。韓国の島でのストーリーも完全ファンタジーでした。五郎が不死身すぎる。
内田有紀さん演じる志穂が謎めいたコミュニティに属しており、東京でのエピソードを話しはじめたけど、日本人がどういう経緯で韓国領の島に来たのか何で韓国語喋れるのかそっちが知りたいところ笑
志穂が元?夫のラーメン復活は喜んでも帰国とか復縁の場面はないのがよかったです。パンフレットでは「志穂が戻ってくると予想される…」とありましたが復縁はしないで自分で見つけたコミュニティで生き続けるという方が新しい形でいい。そして店主はずっと知らずに元妻の研究所から仕入れ続けるという。
韓国の食堂も本当に美味しそう。即行きたくなってしまいました。
韓国の入国管理局役の俳優さん演技うまい!目の動きだけで何言いたいか分かる!と思ってたら悪役の多い有名な俳優さんみたいですね。韓国の俳優さん本当にうまい人ばかりですね…。
不法入国しちゃった時の対応はきちんと調査され映画のとおりらしい。かつての恋人の父親に振り回され何十万もかけて汁を再現するファンタジーとリアリティが混ざった作品になってました。
劇中劇の「孤高のグルメ」も笑えましたし(喫茶店でホットドッグとチョコパフェ両方助監督の注文だったのも笑えました)、音楽もよかったです。
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