HAPPYENDのレビュー・感想・評価
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基本は同じ.思いやる心は普遍だと思う.
いつの時代も,親のいない家に高校生はたむろするもんね〜.女の子もまざってて(笑)
近未来ではなく,充分現在の話だと思った.(現在のほうがもっと,巧妙で陰湿なシステムだったりするし……).
若い子たちの自由奔放さも,世の中の閉塞感も同じなのかなぁと思った.
想像力・イマジネーションが大事.
「警察は武器をもった官僚.富裕層と政治家を守る勢力」.アジテーションしていて,
お寿司を大切に握ってつくってくれた人がいるって,想像できないのはダメ.はたいてゴミ箱に捨てる.
私の父はお寿司屋さんです!っていう人もいる.
校長先生だって,立てこもりは付き合ってくれてたんでないかと思う.
いつの時代も基本的に変わらない.
大事な基本姿勢も変わらないのかなあ…って感じた.
結局,就職の時には髪を切ってきた…みたいな。
まさしく金字塔
観た後にすごく余韻の残る映画でした。
異なるルーツ、多様性をどう受け入れるのか、
ただひとつの正解、結論を安易に導き出し、ルールをつくることではなく、
それぞれの立場で考え、悩むことが大事なんだなと。
楽しく過ごしたい、真剣に考えたい、ふざけたい、悩みたい、
ときにぶつかったりするけれど、お互いへの優しさに溢れていて
登場するすべての青年たちに愛おしさを感じました。
それにしても美しい映像とすばらしい音楽です。
普段見慣れているつもりの東京(都会)の景色も、
プロフェッショナルが切り撮るとこんなに美しいとは。
政治的なテーマも扱っていますが、
ちょいちょい笑いのエッセンスが入っていて、
シリアス一辺倒にならず、集中も途切れませんでしたし、
大事なこと、気持ちを伝える場面でズームアウトして余白を想像させるようにしたり、
フレーミングや演出もすばらしいと思いました。
みなさんに見てほしい映画です。
寿司好きの悲しみ
意識高い系の青春映画。
予告見て期待したけど思想の強さが全面に出すぎてたかなぁ。映画に政治を持ち込むなとは思わない。でも単純に私にとっては面白くなかった。音楽とか映像がかっこいいだけに内容の薄さを感じた。佐野史郎はとてもよかった。
あと、寿司を無駄にしないで…
近い未来の話
青春真っ盛りの尖った、淡い高校生たち。実に生き生きして、その演技は自然体で好感が持てる。さりげない会話のひとことひとことが、響いてくる。演出がいいのか、役者陣がいいのか、終始、目が離せない。圧倒的な若さを、静かに爆発させる表現が、たまらない。
近未来のお話‼️
暴君のような校長が、生徒を監視するAIシステムを導入したことからの生徒たちの抗議、そしてその中心人物となる親友同士のユウタとコウの、進むべき道の違いによる決別・・・‼️青春映画特有のみずみずしさと、反骨な精神が感じられる佳作です‼️ただ生徒たちはオーディションで選ばれているらしいのですが、イマイチ魅力不足かな⁉️それを補ってあまりある校長先生役の佐野史郎の存在感はスゴいの一言‼️
やさしぃーなぁ…
あの世代、周りも自分も含め、
自然にだったり、否応なしにだったり、
アイデンティティに変化が出始める頃、
その違いが周りと足並みが揃わなかったり、
そんな自分に戸惑ったり、何かを攻撃してしまったり…
そんな年頃のいろいろな気持ちの戸惑いや、世界の全てだった仲間への思いなどなど、
とにかく青春!ってやつを
とても優しい目線で丁寧に描いており、
彼らの時代から30年も生きてきた大人ですが、
こそばゆくなり過ぎず、
何だかほんわりと涙がこぼれてしまいました。
卒業したら、会う機会も減っちゃうんだろうなぁ…
でも、久々に集まったときは、きっとあの頃と変わらず、楽しい時間を過ごせるはず。
配役も素晴らしく、ちょっとした未来の都会の高校生という設定も違和感なく、
音楽も映像もイヤミなく、すんなり入ってきました。
歩道橋のラストシーン、良かったなぁ…。
心に温かみが残るとてもステキな青春映画!
HAPPYEND、万歳!!
この閉塞感
まさに、この閉塞感が日本であると、そういう本質をうまく表現している。
誰も信じていない適当な建前で異論を封じ、「なんとなく」権力の思うような社会が、忖度の元に出来上がる。
権力が望むような社会を実現する「自粛警察」的なものが学校教育から、無力感とともに刷り込まれる。そういう、「微熱的でユルいファシズム」こそが日本社会の閉塞感の正体なんだと、よく分かる。
抑圧が微熱的な分、反抗も微熱的。したがってクライマックスもなく、カタルシスもない…
でもそれで良いんだよ。それが日本社会なんだから…
「近未来」という設定
令和6年の現代でも決して新しい訳では無いが、街の楽器屋さんにDJミキサーが多く並び、EDMなのかビッグルームなのか、そうした音楽が「古い曲」と言われる程度の近未来。
そしてきっと、音楽の分野にもルール規範が求められて、新しいものが生み出せない社会。何を歌っても規制されるから、ついにインストだけになってしまったか。
冒頭、地下ライブに警察が入るが、何のガサ入れだろうか。「新しい音楽は規制します!」ということなのかもしれない。
国にも高校にもルールはある。
それは、意味があって敷かれるものだが、警察や教師など守らせる者は、もうそんなものに興味すらない。
正しいかどうかではなく、ルール違反かどうかである。
カギを盗んだら「ルール違反だ!減点だ!」しか言えなくなっている。
総理も校長も、ルールを作る者だけが「もったいない、食べ物を粗末にするな。」と意味のあることを言う。
規制が厳しすぎて、武器が弁当しか無かったのかしら。第一声が「美味しいのに、、、」って、なんか平和な社会なんだろうなと感じた。
若い役者が多かったが、ストーリーに集中できた点、好演だったと思う。
大きな出来事が起こる訳ではないので、エンタメ感は高くないが、大人やルールへの対抗、若さゆえの暴挙みたいのも、なんとなくキッズリターンみたいで、個人的には良い映画だったと思う。
違和感や不自然さを感じるリアリティ
展開、シナリオ、アフレコなんかに拙さを覚えるものの、結構面白かったし、色んな違和感をリアリティに変換していたような・・・そんな秀逸さなんかも感じられて、結構いい作品だったなぁという印象です。アテレコなんかもオモロかったし、なにげに効果的だと─。
近未来、青春群像劇、ちょっとディストピアで、現世への悲観・・・色んなステレイタイプ的な設定でも、作品自体は独特なものも感じることができたし、導入のなんか変で嫌・・・といった第一印象をキレイさっぱり吹き飛ばすくらいの内容でした。
成長の過程
予告から青春時代にスポットを当てた熱いドラマを期待して、公開2日目に鑑賞してきました。知らない若手俳優ばかりでしたが、まあまあ楽しめました。
ストーリーは、遠くない未来の日本、高校の音楽研究部の5人組でつるんでいたユウタとコウが、校長の愛車にイタズラしたことから学校にAI監視システムが導入され、高校生活にますます息苦しさを感じるようになる中、それを無視して振る舞う者、反発して改革を試みる者、我慢して黙って従う者など、それぞれが自分の生き方を考えるようになり、ユウタとコウの関係もしだいに変化していくというもの。
誰かの作った枠組みに嵌められ、縛られるなんて、誰だって拒みたくなります。ましてや、人生経験が浅く、自分を中心とした狭い範囲でしか物事を考えられない若者ならなおさらです。さまざまことに不満を抱き、気に入らないから従わず、かといってその仕組みを変えてやろうという気概もなく、自分は間違っていないと反発するばかり。そして、自分の行動に責任をもたず、その尻拭いは全て親が負うことになります。自分も若い頃はきっとそうでしたが、本作のユウタたちに共感しかねる今となっては、自分もつまらない大人側にいるのだと気づかされます。
しかし、大人になった今だからこそ、若い頃の子どもじみたイタズラも、大人と本気で一戦交えることも、その後の成長になんらかの形で寄与するのではないかと思えます。自身のイタズラが大事件に発展したこと、外国にルーツをもつというだけで容疑をかけられたこと、声を上げなければ何も変えられないこと、異なる立場からの視点もあること、同世代でも自分とは異なる価値観をもつ者がいること、未成年の自分には責任が取れないこと、親は全力で自分を支えてくれていること等、自分の生き方を考える上でどれも大切なことばかりです。ユウタやコウたちにとって、今回の事件が大きな経験として心に深く刻まれ、今の自分を見つめ直すきっかけになったと思いたいです。そう思うと、高校3年間はとても貴重な時間であり、刹那的に遊んでいるように見える瞬間も、その時にしか味わえない貴重な経験をしているのかもしれません。“人生に無駄はない”と私はいつも思っています。
あと、本作では地震が一つのキーとなっているように感じ、かつての関東大震災朝鮮人虐殺事件を思い出しました。非常時は疑心暗鬼となり、人の本性が表れるように思います。本作においては、愛車にイタズラされた校長の人間性を疑われるような言動、それを受けたコウの怒り、監視システム導入時の生徒たちの動揺などに、似たようなものを感じます。でもこれは、物事を考え直し、互いに理解し合うためのよい機会になるようにも思います。前日に観た「シビル・ウォー アメリカ最後の日」でも同様の思いをもちました。そういう意味では、本作もまた、若者を理解するためのきっかけになればよいのではないかと思います。不安からいたずらに敵意を向けたり、否定したりすることなく、理解しあうために歩み寄ることが大切なのではないでしょうか。
主演は栗原颯人さんと日高由起刀さんで、ともにオーディションで抜擢された新人らしいですが、スクリーンデビューとは思えないほどの自然体の演技に魅了されます。脇を固めるのは、林裕太さん、祷キララさん、中島歩さん、渡辺真起子さん、佐野史郎さんら。言うまでもないですが、佐野史郎さんの嫌味な校長役は秀逸です。
NNNは日テレです。
近い将来の日本を舞台に、高校3年になって悪ガキのままでいたいユウタと、出自と将来を考え始めたコウと仲間たちをみせる話。
警察がスマホで写真を撮ると人物紹介が出来たり、クラスの半数近くが外国籍の生徒というぐらいの近未来で、学校に夜中忍びこんだユウタたちが、とまっていた校長の車にいたずらをしたことで巻き起こるストーリー。
生徒たちは現代っ子ぽさ全開で、校則違反とかイタズラと犯罪の区別がついていなかったり、それでいて活動家的思想を持っている子がいたり。
体制に反発すれば良いというものじゃないんですけどね…。
減点システムも親呼び出し以外に何があるのかわからないし、青年の主張もイマイチ芯食ってないし、言いたいことはわからなくもないけれど、その年でぼくらの七日間戦争とか腐ったミカンの方程式以下のことされても、ただごねているだけに思えてしまった。
まあちょっと強引だけど地固まるということで。
なんかイマイチだった
展開が面白いようで普通。なんか感想が出てこない。
イマイチよく分からない内容。なんの話し?(笑)
シネコンで鑑賞したけどミニシアターでした。
あまり人にお勧めできるストーリーではなかった。
青春って映画
台湾の映画を思わせる画作り、キャラクター設定であり、5年後ぐらいの未来の物語。
極度の感動をさせないように作り、どこかで懐かしくもあり、オーバーな作りにはしていない所が好感が持てる反面、狙いすぎて退屈な時間もあり。
若いキャスト陣にはかなり期待したい映画であり、これからの日本映画は期待できるのでは。
メインの2人の演技が自然ですごいな、って思ってたら、 その後の舞台...
メインの2人の演技が自然ですごいな、って思ってたら、
その後の舞台挨拶で演技は初めてと知り、驚いた
監督含め、これからに期待します
タイトルなし
脚本も設定も俳優の演技も稚拙で、最初はイライラした。が、最終的に映画の魅力に脱帽。他にない映画。
昔よくあった校長軟禁事件って、本当の軟禁なら犯罪だから、象徴的な事件であり、軟禁ご文化的合意のもとでやられてたんだなあということを改めて確認した映画でもあった。外国人たちを在日で名前を隠している子もいるかもしれないので、あからさまに差別する反動教員はアメリカなら退職ものなのだけど、最近は州によっては分からなかったりするだろうか。最新監視システムには驚いたけど、昔から、こうやって権力と群れてきた民衆たちの抵抗を目の当たりにすると、うちらがむしろ萎縮してるんだと思う。運動のスタイルは古いけど、テクノや外国人が入る。校長は校長で補助金獲得の愚痴を言う。クライマックスは、卒業式だ。大写しの2人の表情が素晴らしい。主人公2人がとても良かった。そして、跳ねてる女子学生も良かった。懐かしかった。
坂本龍一の息子なのか。日本の描き方に全くリアリティがなく、美術や衣装もどの年代と思うようなちぐはぐさ。あの校長があのスポーツカーに乗ってるというのも、説得力がない。スポーツカーを立てたビジュアルのインパクトは日本にはないものだけど。
問題提起する部分が広すぎるのが厳しくそこをどうとるか、かな。
今年356本目(合計1,448本目/今月(2024年10月度)7本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
この映画は、映画として見て感想を書き込もうとするときは、だいたいは「行き過ぎた監視システムの弊害」という論点が大半を占めると思うのですが、あるいは「近未来をテーマにした日本において、外国人が中学高校のクラスメートにたくさんいるような状態を想定したときの彼らとの接し方」、あるいは、「(映画内では首相が変わっているシーンがあるが)いわゆる緊急事態宣言の濫用や、外国人排斥の集会(デモ行進)をあえて放置するシーンほかの憲法的な観方等があろうかなと思います。
おそらく感想が書きやすいのは「いきすぎた監視社会の問題点」であって、このことは書きやすいのではと思います。この件ではすでに書かれている方が多いのであえて他のことで書こうと思います。
さてこの映画も「近い将来の日本」をテーマにして、首相も別の人になっていて、外国籍の方もクラスメートに何人もいる、それも国籍もバラバラといった状況が「当たり前」になって出てくるシーンがあります。
リアルでは先に新内閣ができ、選挙が近いことはよく知られていると思います(2024年10月5日時点)。どのような政党が勝ってどのような新内閣となったのだとしても(今の新内閣は、選挙をするということを前提にしているのであれば、憲法・行政法上最低限必要なものをそろえたに過ぎない)、日本はこれからどんどん人口は減っていくのは間違いないし、あるいは、日本でも実際に介護職等で外国人受け入れが始まっているように、近い未来か遠い未来かは別にして外国人と共存することが当たり前になる国には、程度の差はあってもなるんだろうな、とは思います。
その前提、つまり、外国人との共存が日本という国を「崩さない」ためにあるものだとすれば(先に述べたように純粋に日本人だけの人口は減ってきているのが実情)、その「近い未来」におけるそうした国ににおいては、現在でも理念法や各地に条例としてある、いわゆる「ヘイトスピーチ規制法・条例」といった考え方をより進めて考える必要があります。思想良心や表現の自由は近未来における日本でも守られるものですが、一方でそれらに仮借した排斥行為は保護の必要性が少ないからです。また、映画内では「自衛隊員には外国人はなれない(応募できない)」という前提で作られていますが、実際、日本人からの応募で到底まったく募集の1/10も足りないといったような状況まで人口比率が変わったら…といろいろifを考えると、そこはもう今までの外国人に対する最高裁判例等はある程度は考慮しても、ある程度「外国人と共存する社会を考えていく」ようにしか日本は動けず、そのように国が立法活動をすれば行政はそれに基づいて動くだけになります。
この映画で述べている「外国人が市立高校の半数以上いるような近未来」においては、「日本人ファースト」といった概念があるかどうかすら怪しく、逆に(強制にならない程度に)「韓国語の学習法」などを少なくなった日本人側が教わるような状況も考えられます。一個人の私(=投稿者)の信条として、「外国人共存問題はやがては回避することはできない問題として出てくるのだから、今のうちからできること、マインドチェンジはすべき」ちうところがあって、近い将来映画で述べるような部分まで極端なケースかはまた美容でしょうが、「ありうる近未来像」であって、そうした社会においても外国人の人権を守っていかなければならないのは、法律系資格であれば弁護士が頂点、その次に外国人取次を多く行っている行政書士の人たち(私は後者のグループに属しうる)となるのだろうということも考えると他人事でもなく、観ていて「一つの考え方」が示されているのが良かったです。
ただ、映画のストーリーはどちらかというと「監視システムはありかなしか」の話に誘導させたい意図があるようで、外国人の移住問題他は間接的にしか出てきませんが、そうした見方もあるので良かったところです。
確かに他の方も書かれていた通り、「いろいろな観方ができる」点については確かにそう思ったのですが(監視システムのありなしを問う問題提起なら、外国人排斥といった筋を入れると混乱する)、ここは各自で「思うところを考えてね」というところなのでしょう。
採点に関しては特段気になる点までないのでフルスコアにしています。
キンパは美味しい
近未来を舞台にした青春映画。
近未来だけど、雰囲気はどこかノスタルジックです。
この先、あり得るかもしれない事態が広く浅く描かれている印象で、「また今度ね」って言える友情っていいよね、くらいしか感じ取れなかった。。
ですが上映後は多くの方が拍手されていたので皆さんには刺さった模様です。
減点システムは面白くて笑いました。
イチャイチャも減点対象😂
ありえなくもない未来
近未来の設定ではあるけれど、最近のニュースを観ると、この世界観も妙に納得できてしまう。さすがにスマホでのID照会や監視システムは、各方面から猛反対されそうだと思うけど。
忘れてしまったり、無かったことにしてしまっているだけで、高校生の頃や若かった頃は、きっといろいろ迷惑かけたりもしてたと思う。
5人の関係性が懐かしくもあり、羨ましくもあり、だけどちょっとウザくもある。
もっと若い頃に観ていたら、違う部分で憤りや共感があったり、また違う感じ方だったろうなと思う。
フミはなんか権力に抗う活動家を拗らせてる感があり、ちょっとめんどくさと思うけど、まあブルーハワイだから許そう。
『ナミビアの砂漠』『チャチャ』と、サマーフィルム組が活躍しててなにより。
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