「クソでチンケな学生運動」HAPPYEND uzさんの映画レビュー(感想・評価)
クソでチンケな学生運動
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身勝手な学生たちが権利以上の要求を繰り返す話。
粗筋では「XX年後」と未来の設定ながら、予告映像ではそんな雰囲気はナシ。
観てみても、雲にクッキリ映るニュース(無意味)とレベルの高い個体認識カメラくらいしかその要素はない。
むしろ人物の髪型や顔立ち、服装、持ち物、建物、乗り物、音楽などすべて昭和か平成。
描かれる出来事も、在日問題やら学生運動やら。
車を直立させた方法は最後まで分かりませんでした。
とにかく主要人物に共感できず、大義も正当性も感じない。
散々ルールを破り、犯罪でしかない“イタズラ”までしておいて、学校の備品や教室の所有権を主張する。
校長まったく悪くないでしょ。
ルールを守らない喫煙者のせいで締め付けが厳しくなり、その原因たちが反発をして更に厳罰化。
それとまったく同じことしかやっていない。
「考えてる」と言うコウだって、色ボケでデモに参加しただけにしか見えず。
最後は反対意見も描かれたし、ユウタたちも少しは思うところはあった(と思いたい)。
しかし卒業式でのアタちゃんの行動と周りの反応を見るに、反省も罰もまったく足りてない。
何を訴えたいのかも分からず、ずっとイライラ…
ミラーボールが月に置き換わるカットだけ良かったが、最後の一時停止演出は意味不明。
ちなみにあの監視システムだと、お面なりヘルメットなりで顔を隠せば機能しないよね。
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