「この閉塞感」HAPPYEND ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
この閉塞感
まさに、この閉塞感が日本であると、そういう本質をうまく表現している。
誰も信じていない適当な建前で異論を封じ、「なんとなく」権力の思うような社会が、忖度の元に出来上がる。
権力が望むような社会を実現する「自粛警察」的なものが学校教育から、無力感とともに刷り込まれる。そういう、「微熱的でユルいファシズム」こそが日本社会の閉塞感の正体なんだと、よく分かる。
抑圧が微熱的な分、反抗も微熱的。したがってクライマックスもなく、カタルシスもない…
でもそれで良いんだよ。それが日本社会なんだから…
コメントする