「鹿児島市の人たちが喜んでくれたら良いんじゃないのかな」天文館探偵物語 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
鹿児島市の人たちが喜んでくれたら良いんじゃないのかな
2025年映画館鑑賞123作品目
12月18日(木)イオンシネマ石巻
FSシネマチケット1300円
監督と脚本は『カーテンコール』の諸江亮
舞台は鹿児島市天文館
仙台でいえば駅前から三越までアーケード街一帯だろうか
スリのシングルマザー凪を捕まえたが警察には突き出さなかった私立探偵の宇佐美蓮
紹介でレストランの厨房で働き始める凪
元夫の父親は地元鹿児島の大物議員
天文館再開発の話が急浮上
反対する宇佐美たち
所謂アイドル映画である
アイドルだが自分はアイドルに疎く寺西も所属するアイドルグループも知らない
アイドルに詳しくないがアイドルが御芝居をすることに強い拒否反応はない
アイドルということもあり演技力にあまりケチをつけることはないが少なくとも及第点に達している
それよりもバーの店長を演じているおじさんが下手すぎる
どうやら俳優が本業ではなくプロデューサーらしい
出しゃばりはどこにでもいる
アイドル映画でもありご当地映画でもある
ヒロインを演じる大原優乃は地元鹿児島市出身
誘拐犯を追いかける姿はしずかちゃん走りだがそれはしゃーない
相棒の山下があんなことで入院する羽目に
よくわからない
山下の家を放火した犯人をカミングアウトする蓮だが山下がいるのに迂闊すぎる
兄を探すくだりはいらなかったと思う
まっぴーさくらじまという出演者がいる
どんな素っ頓狂なギャルかな思ったらレストランオーナーの妻を演じた普通の田舎のおばさんだった
なぜこんな芸名を選んだのかよくわからないがとにかく明るく生きようという思いは伝わる
全体的に知名度が低い出演陣のなかで貫禄の西岡徳馬
急転直下の一件落着には非難轟轟かもしれないがリアルにこういうことはあり得ない話ではないのだ
配役
バーで働きながら探偵業を営む宇佐美蓮に寺西拓人
シングルマザーの橋口凪に大原優乃
宇佐美の相棒の山下健斗に肥後遼太郎
凪と靖幸の息子の板倉翔真に上村駿介
雄馬の息子で凪の元夫の板倉靖幸に室龍太
板倉家に雇われ翔真を誘拐したチンピラの蒲生清彦に高田翔
生き別れた凪の兄で医師の橋口拓海に原嘉孝
雄馬の秘書の大森渉にSHIGETORA
清彦の兄貴分のヤクザの吉田三郎に西田聖志郎
宇佐美を雇っているバーの店長で店の隣で託児所も営む有村悠一郎に新名真郎
天文館出身の地方創生担当大臣の板倉雄馬に西岡德馬
ギターを弾きながら歌を唄うストリートミュージシャンに浅井結糸
レストランのオーナーの妻の村井民代にまっぴーさくらじま
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