「恋の8秒ルール」うちの弟どもがすみません ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
恋の8秒ルール
もうこの手のラブコメは受けつけないんじゃないかなと思いつつも、なのに千輝くん〜でのヒロイン力が圧倒的すぎた畑芽育さんの姿を拝みたくていざ鑑賞。
あれまビックリ、しっかり面白かったしとにかくキュンキュンさせるシーンが多くて上映中にやけっぱなしでめっちゃハッピーでした。
普段は捻くれ者たちの恋愛模様でキュンキュンする自分をもキュンキュンさせてくれた今作のパワーは凄えとなりました。
序盤からとんでもないツッコミポイントがあるので、そこを笑って流せるかそのまま受け止めてしまうかで今作の評価はガラッと変わってくるんじゃないかなと思いました。
再婚して母と一緒にヒロインの糸が再婚相手の元にいくまでの流れはふむふむと思いながら観てましたが、そこから弟が4人もいる事を伝えてなかった母は天然を瞬く間に通り越してサイコの領域に達していました。
そこから父親の転勤もまぁまだしゃーないかとギリギリ飲み込もうとしたら母も付いていくとかいうフリーダムっぷりをLINEの文面だけで展開されるので今まで観てきたサイコなキャラクターとはまた違う路線を行くヤバさを誇っていて座席でケタケタ笑っていました。
そこからの弟たちとの共同生活が始まるのですが、糸のお姉ちゃん力もといお母さん力があまりにも強すぎて笑っちゃいました。
炊事洗濯などの家事はお手のもの、四男坊の面倒もしっかり観たりと、理想のお姉ちゃん以上の存在をバシッと提供されるもんですから、お姉ちゃんがいて欲しくなるキラキラ具合にやられっぱなしでした。
長男がいわゆるツンデレなのかなと思ったら長男としてしっかりしなければという責任感から甘えるのが下手っぴという純粋さがお出しされて、そこからちょくちょく絆されて糸に懐いてくる流れが最高にキュンキュンしました。
恋愛とかではなく姉弟としての関係性が構築されていくというところに惹かれました。
引きこもりの三男をどうにかこうにかして外に出してみようと思いオンラインゲームを開始するにあたりしっかりパソコンとゲーミングチェアを用意する徹底ぷりも良かったですし、選択キャラがゴッツイのもまた良かったです。
持ち前の明るさと素直さで三男にも対応していきますし、三男も心を開いてくれるんですから糸の姉御っぷりには頭が上がりません。
そこからはやはり高校生の男女というのもあってお互いを意識し出して、ハプニングもありつつも、やはり距離は近づいていってるてのが良いですし、ラストシーンの明るさ満開なところも最高に好みで終始笑顔で観られました。
惜しい点を挙げるならば次男坊が恋愛ダービーにあまり絡んで来なかったところです。
基本的にはサポートに回る事が多かったためか、もっと個性を出していけば良いのになと思いました。
三男坊が一気にアクティブになったのは違和感ありありでしたが、この変化は確実にプラスなので全然OKでした。
あと騎馬戦って上半身裸でやりましたっけ?あれ痛いっしょ?とずっと思っていました。
中々の掘り出し物で大満足です。とりあえずお姉ちゃんがいて欲しくなりました。
鑑賞日 12/12
鑑賞時間 11:45〜13:40
座席 M-12