グラディエーターII 英雄を呼ぶ声のレビュー・感想・評価
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続編として完璧
最近の続編作品ってかなり微妙なものが多かったけど今作はかなり満足感がある。
ストーリーや戦闘の重厚感、そしてなによりも前作との繋がりをしっかりと書ききった展開は、2時間半という少し長めな上映時間を一切無駄にせず作りきれていると思える。
完全に前作からの続きなので1未視聴ならば先にそっちを見てからにして欲しい。
決して損はしないので劇場へ行けるなら是非見てほしい。
キャスバル・レム・ダイクン
キャスバル・レム・ダイクンとランバ・ラルを、
想起した観客も少なくないのではないだろうか。
もはやシェイクスピア劇や歌舞伎のような、
王位継承権を隠して復讐を誓う物語は古今東西に数多く存在する。
本作も、王座を奪われた風、主人公の怒りを軸に展開される王道の物語だ。
この世界観、スケールであれば、
王道のプロットにアクションや恋愛要素を加えるだけでも十分に成立する。
観客は刺激的な娯楽を求める一方で、
いつものやつ、、、
見慣れた景色で、
安心したいものだ、
ベスセラーや名探偵の支えでもある。
しかし、リドリー・スコットは、
前作の手前、さらなる驚きと深みを求める。
どうするか。物語に揺さぶりをかけるような、
ユダのようなユニークなキャラクターを配置するという手法を取った。
加えて、
DUELに拘らず、
ビーストや、
6頭鮫まで泳いでいても、
不思議ではない割り切りも、
苦肉の策だろう。
そのユニークな役を担ったのが、
デンゼル・ワシントン演じるキャラクターだ。
世界観を背負う存在感と、状況に応じて仕掛人梅安や風車の弥七のような、小技も要求される。
シェイクスピアの決めセリフ、「We owe GOD a death」
風の名言も、デンゼルの口から他作品で、
何回出た事だろう。
トニー・スコットの幻影のように見えていた、
Scott Free Productionsの、
フライングロゴも、次回作からは、
そんな見え方にならないような気がする。
理由は、
本作OPの彷徨うような、
演出の分量が減少してきたように感じるから。
【蛇足】
マリー・アントワネットの都市伝説、
パンが無ければケーキ、
を真似たか、
カラカラとゲタ、
戦争を食わせとけ・・・
親指を上げればセーフ、
下げればアウト、
気分次第で生殺与奪、
葛藤不要、動機も要らない、
こんな論理体系のドラマツルギー、
作劇は時代劇特有だが、
現代劇だと、
どんなリアリズムの論理体系の物語になるのだろうか・・・
歴史が始まる前、
ヒトはケダモノだった、
から、
動物化するポストモダンだな・・・
壮大。圧倒的没入感。
前作の公開からだいぶ時間を経ての続編だったので前作から派生した新たな物語なのかなと思いきや、完全に前作の続きそのものだった。
マキシマスの息子って確か母親と一緒に畑の自宅で殺されたんじゃなかったっけ?とルシアスの生まれそのものに若干引っかかりながらも鑑賞。
にしてもデンゼル・ワシントン演じるマクリヌスの振る舞いには観入ってしまうものがあるなと思った。
コロセウムや町の作り、そこに住まう人々の装飾などクオリティの高さは健在でした。
ぜひとも大画面での鑑賞と、前作の復習をしてからの鑑賞をおすすめします。
『1』鑑賞は必須
前作未見だったため、まず家で『1』を観て、熱が冷めないうちにそのまま映画館に直行。
結果的には『1』を観ておいて正解だった。
観てなかったら意味不明な場面が多かったと思う。
『2』ではローマの政治が再び腐敗していることが冒頭で説明され、「『1』であんなに苦労して平和な世の中にしたのに、あの頑張りは何だったんだ」と思ったが、双子の皇帝が出てきた瞬間、腐敗に納得。
日本映画だと「爽やかイケメン」=「素晴らしい人物」として扱われがちだが、アメリカ映画では「爽やかイケメン」=「裏で悪さしている信用できない人物」として出てくることが多い気がする。
個人的には後者の方が現実に即していると思う(経験則)。
ローマ軍が敵軍を攻撃する場面から始まるのは前作同様。
前作も迫力ある映像に感じたが、24年経って迫力がさらに段違いに凄いと感じた。
矢の雨が降り注ぐ中、複数の大型ローマ船が敵国の防壁に突進。
いったいいくら金掛かっているのやら。
冒頭からクライマックスみたいな映像になっていて、リドリー・スコット監督のドヤ顔が目に浮かぶ。
前作の主人公と似た男を、本作の主人公が目の敵にする展開は興味深かった。
前作を観ている時も思ったが、「コロセウム」のシステムが、個人的に好きになれない。
人が殺されるのを観て熱狂するって…
悪趣味に感じるのは自分だけ?
前作は闘技場内に虎が出てきて驚かせてくれたが、現在の映像技術だとCGで動物を自由自在に動かすことができるので、闘技場内にいろいろな動物が出てきても前作ほどの衝撃は無かったように思う。
1戦目はリドリー・スコット監督だからエイリアンが敵なのかと思ったら猿だった。
2戦目の巨大なサイをグラディエーターのみんなで退治しようとする絵面が、『モンスターハンター』を想起。
3戦目はまるで『パイレーツ・オブ・カリビアン』で、「闘技場のスタッフ、準備大変そう」と余計なことを考えてしまった。
4戦目はマッチメイクとしては最高のシチュエーションだったが、意外とあっさり問題が解決して拍子抜けだった。
個人的にこの映画最高の場面は、デンゼル・ワシントン演じるマクリヌスが執政官に就任するところ。
皇帝が威厳を示そうとしても薄っぺらいため、賛同を必死に装おうとする議会の空気感が絶妙でたまらないものがあった、
グロくて滑稽で皮肉たっぷりで、リドリー・スコット監督らしさ全開の凄い場面だった。
劇中、主人公が演説する場面が何回かあるが、話す内容に魅力を感じず、話を聴いた周囲の人間が熱狂するのに違和感があった。
ラストは画面全体が兵隊(エキストラ)だらけ。
ムスカが「人がゴミのようだ!」と言いそうな迫力があり、Dolby Cinemaで観た甲斐があった。
業界屈指の映像派であり、美術から照明など細部にわたりディテールを詰めて構築していく完璧主義者であるスコット監督のこだわりがぎっしり詰まった本作に、その徹底ぶりには脱帽ものです(^^ゞ
本作は2000年に世界的な大ヒットを記録、米アカデミー賞で作品賞や主演男優賞など5部門を受賞した大作の約四半世紀を経た続編です。前作は、古代ローマを舞台に、皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ、剣闘士(グラディエーター)として苛烈な戦いに身を投じる男の姿を描いたスペクタクルアクション「グラディエーター」。齢80歳を超えた巨匠リドリー・スコットが再び監督を手がけ、前作とも密接につながった復讐劇です。
●ストーリー
ローマ帝国が栄華を誇った時代――。
将軍から剣闘士に身を落としたマキシマス(ラッセル・クロウ)が皇帝を討ち果たし、命を落とした前作の後、妻のルッシア(コニー・ニールセン)は、わが子ルシアスを権力闘争に巻き込まれるのを避けるため、密かにアフリカのヌミディアへ亡命させていたのです。 十数年後。ヌミディアでルシアス(ポール・メスカル)は、「ハンノ」という名前で平穏に暮らしていました。しかし将軍マルクス・アカシウス(ペドロ・パスカル)率いるローマ帝国軍の侵攻によって愛する妻を殺され、すべてを失い、捕虜になってしまうのです。その後ルシアスはマクリヌス(デンゼル・ワシントン)という謎の男と出会います。彼は奴隷商人でした。ルシアスの心のなかで燃え盛る怒りに目をつけたマクリヌスの導きによって、ルシアスは暴君カラカラとゲタの皇帝兄弟が支配するローマへと赴き、マクリヌスが所有する剣闘士となるのです。そして将軍アカシウスへの復讐心を胸に、力のみが物を言うコロセウム《円形闘技場》で待ち受ける戦いへと踏み出していきます。
一方、アカシウスは皇帝たちに忠実に仕えていましたが、彼等の悪政に耐えかねて、再婚したルッシアと共に反乱を計画したものの発覚。反乱を引き起こそうとした罰として剣闘士として戦うこととなります。ルッシアの目の前で、夫と息子がコロセウムで命をかけて戦わされることに…。
●解説
「aftersun/アフターサン」の繊細な演技で注目された気鋭の俳優ポール・メスカルが、筋骨隆々のアクショシスターとして主役を張ることにまず驚かされます。今回は絶望を経て激しい怒りを抱く役柄で新境地を見せるです。
今撮影中の『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ』で主演するペドロ・パスカルは、将軍アカシウスの苦悩を体現し、多くの観客の共感を呼びそうです。
そして何といってもデンゼル・ワシントンでしょう。彼が扮する奴隷商人マクリヌスの存在が徐々に際立ち、権力の陰から野心をぎらつかせて、濃厚なドラマを堪能させてくれました。代表作「トレーニングデイ」を思い起こすような悪役で、恐ろしさが魅力的。心から乗り気で演じているのが伝わり、さすがの存在感でした。
ルシアスはマキシマスの子で、劇中では前作でラッセル・クロウが演じたマキシマスの映像が度々差し込まれます。彼が扮したマキシマスの歩みをなぞるようですが、もっと数奇な運命に直面していくのです。「歴史は繰り返す、ただし皮肉な形で」とでも言うように。物語としては"貴種流離譚"~高貴な身分に生まれた者が他郷を彷徨いながら試練を克服していく説話の類型に則ったものといえます。
物語の規模感やドラマがもたらす興奮、感動は前作の域を出ていないとも感じましたが、マキシマスに胸を熱くした人にはぜひおすすめしたいと思います。
1800年ごろの近世が舞台の「デュエリスト/決闘者」でデビューしたスコット監督にとって、因縁と対決の物語を描いたコスチューム劇の「グラディエーター」は原点回帰と呼べるものでもふりました。今回の「Ⅱ」も、「最後の決闘裁判」「ナポレオン」といった近作と同様に、業界屈指の映像派であり、美術から照明など細部にわたりディテールを詰めて構築していく完璧主義者であるスコット監督のこだわりがぎっしり詰まった最新作で、その徹底ぶりには脱帽ものです(^^ゞ
●感想
配役が素晴らしいうえ、映像のスケール感が圧倒的。 民衆を熱狂させる残酷ショーが繰り広げられるコロセウムには、怪物のような猿も登場するなど、血塗られたケレン味は前作より増ていました。なんといってもコロセウムに水を張り、歴史上の有名な海戦を再現する“模擬海戦”シーンの迫力に舌を巻きました。これは実際に古代ローマで行われていたというから驚きです。
圧倒的な造形美と迫力!お話は少し凡庸かなと思う部分も有ったが、トー...
圧倒的な造形美と迫力!お話は少し凡庸かなと思う部分も有ったが、トータルでは十分楽しめた。全作を観てから行くと、違った感動も有ったんだろうな•••と少し後悔(全作未見)
剣を取り合わない世の中へ
正直期待しすぎていた。
前作はあの湿っぽさと静寂した雰囲気が評価されていると勝手に思ってるんだけど、本作にはそれがなく、ただひたすらに1の展開をなぞってるだけの映画になってしまっている。それでも十分面白く、150分弱にして飽きることは一切ないんだけど、所詮は2だなって感じでやっぱりどうしても劣って見える。
およそ24年ぶりの新作となったわけだけど、映像的な部分は技術の進化によりとんでもなくパワーアップしており、息を飲むほど圧巻ですごく興奮したものの、脚本はかなり雑。というか、リドリー・スコットの俺様を見てくれ!感がスゴくてちょっとな...。
目で見て、感覚的に面白い!と思える要素は前作と比較して明らかに増えている。映画館映えする映画であり、配信が主流になりつつある現代において大スクリーンで見ることを必須とするこのスタイルは、素晴らしいなと思った。87歳にして映画館を盛り上げ続けるリドリー・スコット。流石だ。
現代技術をふんだんに使いながらも、対人戦には癖のあるカメラワークと演出で圧倒的な没入感を与えてくれる。ハッキリ言って話はどうだっていい。音がなくてもわかる破壊力。年々、暴力描写に磨きがかかっている気がする。R15+になったこともあって、絶対的な権力に仕えることの辛さとグラディエーターという恐怖がより伝わってきた。
ただ、キャラクター性はかなり弱い。役者陣は相当頑張っていたし、ポール・メスカル、ジョセフ・クインに至ってはつい最近売れたばかりなのに、こんな難役よくも手を取るようにこなせるよなと驚きの連続だったけれども、そもそもの設定が前作と比較した時にかなりチープな感じだし、先程も言ったように前作をなぞっているだけの作りになってしまっているから、全体的に二番煎じ感が強い。
まあ可哀想な話でもあって、いまや大俳優のラッセル・クロウとホアキン・フェニックスの跡を継ぐというのは正直無理な話。ペドロ・パスカル、デンゼル・ワシントンも強烈だったものの、ちょっと映画用にデフォルメされ過ぎていて、内から出る憎悪や自己顕示欲といったものが感じられなかった。
「ブラック・パンサー ワカンダ・フォーエバー」とすごく似ていて、あの時の主人公が不在というのは続編としてかなり難しく、みんなのヒーローに勝てるキャラを用意するのは相当難しい。地味になるのは必然とも言える。それを本作では、より壮大なアクションと暴力による恐怖を真正面から描くことで、ストーリー以上に魅力的なものを用意しており、尚且つそれを取っておきにすることなく定期的に見せてくれるもんだから退屈は全くない。のだけど、アクションにワクワクするとはいえ、ストーリーにワクワクしないもんだから、いくら大それたことやっていても上手く乗れない。というか、総じてエンタメ色が強すぎるがあまりに、おふざけ感が出ちゃってる。サメとかサルとか...ちょっとちゃうでしょ。
リドリー・スコットが「オレ、人生かけて古代ローマ史勉強してきたんだ!だから見てくれ!オレすげぇもん作れるから!」と自慢を垂れてるのが容易に想像できる。好きな監督だけど、「ナポレオン」然り、最近はちょっと自分の知識を自慢する面倒くさおじさんになりつつあると思う。こうなったらマズイ。「最後の決闘裁判」は個人的にリドリーベスト映画だと思うから、まだまだいけるはず。
まあねー、監督の出世作にもなった映画の続編はなかなか難しいよねー。そんな中でよくやったと思う。IMAXで見てよかったと思える映画であったことは間違いないし、バイオレンス描写でしっかり恐ろしさを感じたのは久々で、やっぱすげぇなーと思うところは沢山あったし。
満足度は高いけど、時間が経ってよく良く考えれば...あれ?そんなにじゃない?と思っちゃう系の映画。前作のインパクトが強すぎた。改めて前作見たら、評価爆上がりしてしまうかもな。でも、もし見るなら映画館必須。映画はやっぱり映画館じゃなくっちゃ!多額の予算をかけて、それを証明してくれました😆
デンゼルパイセン
デンゼルパイセン、相変わらず渋くてかっこよかった
好みの問題だと思うが、古代ローマ系アクションは300(スリーハンドレッド)と比べてしまうんですけど、やっぱ300の方が迫力があり、また観たいと思わせてくれるので、グラディエーターに関してはマイナスかな。
お金は掛かってますね。
前作はとても面白かったってのを覚えてます。けど細かい内容はほぼ忘れてました。そりゃ20年以上前だしね〜。
で、今回の映画は続編になるので見る前に見直すべきだって言ってる人がいたけど、ちょっと長いから見ずに行きました。
だからなのかな?前作のような面白さは感じませんでした。
なんかね、内容がね、良くないんですよ。闘技場が海になるって何やねんって感じ。
何で今になって続編を作ったのかな?
リドリー・スコット監督万歳
話がチャチくて重みがないのは脚本のせいですかね。最近、日本もアメリカも古い時代背景の重厚な映画を全然作ってくれないので(お金が掛かるのにヒットしないから?)、そんな映画に飢えていた自分には観たいと思わせてくれた映画でした。
ちょっと話が嘘臭過ぎないかとは思いましたが(格闘場の舟戦は大迫力でしたが、絶対にサメなんか入れてなかったでしょうね)、どこがセットでどこがCGかわからない古代ローマの映像は圧巻でした。主演のポール・メスカルは確かにラッセル・クロウの息子と言われても違和感ないなと思っていましたが、髭がないと似てないですね(笑)
しかし、何よりおん歳86才のリドリー・スコット監督の精力的なこと。(普通はかつての名匠でも、年を取るとだんだん作品を撮らなくなりますよね) 40年以上も前の「エイリアン」や「ブレードランナー」は大好きな作品ですが、その監督が未だにこんな大作の監督をされているとは、尊敬しかありません。
「私たちが人生で行うことは、永遠に響き渡る」
亡き偉大な父に投げかける最後の言葉は分かるなぁ〜。
1のほうが圧倒的に良かったけど、1のパートも要所要所で引き継いでいたし、海戦のシーンは予告見た時から楽しみにしていて楽しめた!
ワンを観てないけど面白かった!
一言で言うと闘い!
戦争から始り 剣闘士 …。
ある意味色んな闘いが見れた映画
闘いシーンが、沢山あるので飽きずに観れた
今と違って昔は、こんなにも残酷なのか!
とも思った 確かに日本も処刑や殺し合いはエグさは同じだなと…
これがリアルな闘いなのかもしれない
ワンも見てみようと思う作品でした
「スター・ウォーズ」続三部作(7・8・9)みたいな陳腐な続きを観ている気分🤣👎
前作「グラディエーター」が公開されて四半世紀ぶりの昨日、U-NEXTで見直して改めて涙したばかりの今日此の頃でしたが、月曜日にも関わらず感動の余韻を胸に仕事帰りに映画館へ直行💨
冒頭の船団を率いて北アフリカに攻め込むアカシウス将軍はすこぶるカッコ良かった😁👍要塞に乗り込んでからの勇猛果敢な闘い方も様になっている✨️⚔️✨️
しかし嗚呼ルシアス、君はマキシマス将軍の息子だったんだね!だけども大人になった君には華が無いねぇ😂👎
何か登場人物の誰にも感情移入が出来なかった💦
唯一、ゲタとカラカラのバカ兄弟共同皇帝はビジュアル的に面白かったけれど、ローマ時代って奴隷上りのアフリカ人でも執政官や皇帝になれるものなのか不思議でした。
物語は前作と同じ事の繰り返しで、なんの為に続編作る必要があったのでしょうか?まるで新シリーズの「スター・ウォーズ」みたい💦
「ブレードランナー」「エイリアン」をこの世に送り出した偉大なるリドリー・スコット監督が大好きなのと、前作に敬意を込めて甘口点数にさせていただきました😎🎥
映画館で観るべき作品
ローマ軍による侵略戦争、闘技場での闘い、海上を模した会場で船同士のぶつかり合いなど、様々な闘いが描かれ、どれも流石の迫力。大きいスクリーンと大きい音で体感するべき作品です。
正直、個人的にはストーリーラインに特に感情は動かず。ハノンの気持ちが動くタイミングなど唐突に感じる部分も多く、そこまでノリきれませんでした。
そんな中で、虎視眈々と己の欲と目的を果たしていくマクリヌスは不気味な存在として印象に残り、本作の影の主人公といっても過言ではないと思います。
戦闘シーン以外の画造りも素晴らしく、見応えがありました。
地味だけど良い
ポール・メスカルはまだ駆け出しでと言ったら失礼だが日本ではあまりメジャーじゃなく
見た目も華がないけどポスターでのビジュアルよりも動きのある映像や演技でぐっとひきつけられるほど、いい意味で裏切られました。異人たちで演じた青年とはまるで別人。
今回の作品でファンになりました。
デンゼル・ワシントン、お久しぶりでしたがこんなヒールも淡々と演じられるなんてびっくりしました。
そのほか、アカシウスやゲタ、カラカラを演じた役者さんもこれからマーベルとかの話題作に出演とこれからぐっと知名度を上げてきそうな人たちで何年か経ったらのちのち豪華なキャストだったねと言われそうな作品でありました。
コニー・ニールセンは若い、全然老けてない。この人がこのビジュアルを維持できたのがこの映画最大の功績かも。
偉大な前作と比較される宿命を持った映画でしたが、個人的には2時間半飽きずに鑑賞できました。なんならもう一回見てもよいかもと思うくらい。
前作に思い入れのある人はどうしてもですが、完全に忘れてる人や見てない人の方がより楽しめるかも。
この時代に黒人がとかリアリティを求める時代ではないのですが、サルモンスターやサメのくだりはもっと違う演出で見たかったので★ひとつだけ減らしました。
史実と創作の見事な融合
リドリースコット監督のグラディエーターの24年振りの続編。主演俳優にラッセルクローほどのスター性はないがデンゼルワシントン演ずる奴隷商人が本作では異彩を放っている。
主人公を哲人皇帝マルクスアウエリアスの孫(娘と前作の主人公マキシマスの息子という設定。カラカラ帝とゲタ帝の双子の暴君の時代設定で史実と創作をうまく使っている。戦闘シーンはさすがの迫力。
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