グラディエーターII 英雄を呼ぶ声のレビュー・感想・評価
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リドリーSの壮大な趣味映画
グラディエーター2の話を最初に聞いた時は、あらすじを読んでも薄っぺらい印象で全く期待をしていかなかったがコロッセオでのかの有名な模擬海戦が描かれていると聞き、鑑賞。
確かに、模擬海戦(サメは少しやりすぎじゃないと思ったが、エンターテイメント性としてはいいのかな…)やリドリー・スコット監督がグラディエーター1の予算の関係で断念したというサイを使った戦いのシーンは興奮したけれど、あっという間で「え、もう終わり?」の印象。
ストーリーも、1の焼き回し感があり、主人公の魅力を出しきれていなかった。1であれだけ登場人物の心情を細かく複雑に表現していたのに、2では、キャラへの魅力を感じられるシーンが少なすぎたと思う。グラディエーター1の魅力の一つは、巨大なローマとその陰で揺れる人々のロマン、歪んだ感情、私利私欲に苛まれるる人間の心情がぶつかる暑い戦いシーン。それが2には観られなかった。ストーリー性としては面白いポテンシャルがあるのに、長編小説を無理やり映画にしたような、もったいないシンプルさがあった。ここまで登場人物の心情を描かないなら、個人的にはいっそコロッセオの歴史的建造物に関する歴史的なストーリーやローマ人の心情をぶつける映画にしてほしかった。
期待ハズレなところは多かったけれど、初めの戦闘シーンやサイのシーン(やったね、リドリー・スコット!)、1で描ききれなかった興奮シーンがてんこ盛りで、リドリー・スコット監督が満足できる続編に仕上がったのではということに対して、星3。
【こんな人にオススメ】
・グラディエーターの世界観が好き
・コロッセオの暑い戦いがまた見たい
・マキシマス・デシムス・メリディアスが大好き♥️な人
デンゼル・ワシントンの名演技
とにかく奴隷商人のおっちゃんが非常に良いキャラをしていた。
B級映画だったら最後の最後で情が移ってなんやかんやで良いヤツ風に絶対させられているが、この御仁はむしろ相手が誰だろうと最後の最後まで自分の利益で全くブレない。そこがいい。とてもいい。
大枠的には主人公が動くことで世界が動く系のストーリーなので、主人公の成長を見守るというより、主人公の目を通して世界観に浸る視点で観るのがとてもオススメの一本です。
コロシアムでの戦闘や、最後のあのシーンは映画館で見ればこその迫力でした
高品質な続編だが、その域を越えず。
前作に負けず劣らずの名作
IMAXにて鑑賞、正解でした。
グラディエーターのリバイバル上映を観ておいてよかった。忘れている状態で観たらおいてけぼりだったかも。
24年経っての続編、ストーリーもそのぐらいの年数が経っているのでその辺りも自然な感覚。そして前作でのラストからのルシウスの脱出。(ただ前作ではそのままみんなと一緒に歩いて行ったような覚えもあるが)その後、かなりの苦労をした様子。巡り巡って父、マキシマスと同じグラディエーターに。グラディエーターになった過程も強さもまさに父譲り。ルシウス(ハンノ)も強い強い。最初のアレは何?猿と言っていたけど犬のようでもあり、不気味だったなあ。サイ🦏もやっつけてしまうし、すごいのなんの。
愚帝のゲタ帝とカラカラ帝、双子には見えないがまあなんとなく似た雰囲気で、本当に愚かっぽく演じていてさすが。そしてルッシラが同じ俳優さんであった事が実によかった。しかも24年経っているのに美しい。無理に若作りしておらず、自然に歳を重ねている感じなのに変わらずに美しくいてくれてありがとうございます。もしルッシラが別の俳優だったら映画の出来も違ってしまったかも。
今作、いちばん印象的なのはやはり海戦。小学生か中学生の歴史で、資料でコロッセオの見取り図のようなものを見て、猛獣との戦いや海戦のイラストを見て、2000年近い昔にあそこに海水を引く技術があったなんてとすっごく驚いたものだ。そんな驚きのものを、映画で観ることが出来てちょっと感動している。サメまで本当にいたのかなあ?
リドリー・スコット監督、すごいものを魅せてくれてありがとう!2作とも名作です。
グラディエーター2
円形闘技場でまさかの海戦!
前作はテレビで鑑賞したのだが胸熱になった記憶がある。ラッセル・クロウに痺れました。
今作も引き続きリドリー・スコット監督がメガホンを取ったということである程度の完成度が予測でき安心感がありました。
主演にポール・メスカルを迎え、デンゼル・ワシントンが圧巻の存在感でした。
単純に妻を戦いで失った男の復讐劇に終わらせず、男の出自が明かされ、ローマの命運を握る男へと昇華させる巧みな脚本。
いろいろ盛りだくさんの見所が用意されてますが円形闘技場でまさか海戦を見せるとは!
これには驚かされました。しかも人喰い鮫のおまけ付き。
どんな相手だろうと敢然と立ち向かうルシアスの格好良さ。
そして妻の敵であるアカシウスとまさかの円形闘技場での対決と和解。
ストーリーはある程度予測つきますが、父マキシマスの武具を身にまとう所など感動のツボを心得た演出で見応えたっぷりの古代ローマを舞台にした一大スペクタクル映画でした。
デンゼル・ワシントンの悪役ぶりも見所になってました。
でも、何かが欠けている気がしました。
なので☆0.5減点します。一作目ほど胸熱になれず感動できなかったのは自分が歳をとったせいなのだろうか?ストーリーが出来すぎているせいでしょうか?
前作が良すぎるからね。
パート2は凡作。
前作が傑作、そしてスコット監督が再び、と期待して情報なしで初日に行った。
映像も役者も素晴らしいが、脚本が受け入れられない。
CG丸出しの巨大ヒヒとの格闘、闘技場に水をはり鮫が泳いでいる船上の決闘、
SF映画じゃあるまいし、古代ローマのコロシアムにプールを作る?どういう事?
スコット監督もこの点は悩んだと思う。こんな事していいのか?と。
この2点が特に興醒めさせられた。
D.ワシントンが最後に川の中から再び背後を襲うクライマックスを予想したが、そうはならず、安心と、どこか肩すかしを食らった感じ。
アメリカアクション映画には必ず起こる、悪役の最後の悪あがきは無かった。
主演男優の声の出し方がS.スタローンを思い出させた。
残念っ
軽い
予想以上⭕️
お金の正しい使い方
あと権力(スコットフリー)ね。前作ありきなので気持ち控えてしまったが、心情的にはメーター1回転です(なにが?)。予告編で「君はどこの馬の骨だい?」なんて思っていた私、ホントにごめんなさい。彼は擦り切れる程に(今はそう言わないか…)前作を視たのかなぁ。その位に"存在を感じる"演技を堪能させて頂きました。それだけでもご馳走だったのに、惜しみなく舞台にお金を掛け、本人だからこそのセルフオマージュ(むしろシンクロ)がビタ嵌まり。マクリヌスとプロキシモ。ふたりのプロモーターの対比が個人的には一番刺さりました。「もうゆっくりしてよ」なんて思ったりもしますが、こんなもん魅せられるとまた期待しちゃいますよね。それにしても、たぶん当人初めての純粋なる続編。本人の感想が一番気になる今日この頃です。
追記 ) あ。因みに「残念…」て気持ちも十二分に理解できます。ただただ僕が御大に"激甘"であり、銀幕で観たかった歴史スペクタクルがそこにあったからに他なりまません。きっと皆も期待しちゃったんだよね。僕は"激甘"ではあるけども"気持ちは乗っからない"タイプでございます。一礼
大スペクタクル映画‼️
本格スペクタクル
4Dで鑑賞。太鼓がドコドコ打ち鳴らされ、馬がパカパカ走り、船がギーギー漕ぎ進み、弓矢がシュンシュン放たれるたびに、座面と背中に内蔵された球がおしりと背中を刺激する。ほぼマッサージチェアの振動。
剣がかすめると顔の近くに風が出てきたり、隅の方でピカッと光ったり。
このアトラクションみたいなサービスが必要かどうかは別にして、一度体験してみるのならグラディエーター2は最高でしょう。
さて、
奴隷商人マクリヌスは、自らの奴隷時代の恨みからローマそのものを滅ぼそうとしている。
一方主人公は、妻を殺したアカシウス将軍を殺さない。
二人の一騎打ちは、復讐の連鎖を続ける者VS復讐の連鎖を断ち切る者の闘い。
〝復讐の連鎖を終了させることができる者が勝者である〟とリドリー・スコットに言われているみたいだった。
それにしてもリドスコの年齢が信じられない。疲れを知らぬ超人は、ショットもさばきもキレッキレでした。
前作の興奮が蘇る
前作は視聴必須
ゲタとカラカラ(ポケモンみてぇな名前)の
双子にローマは支配され…
「あれ?ルシアスは!?」と思うが
それについては途中でどうしてそうなったかは分かる。
ん?なんでコロシアムで戦うのに船を漕ぐ特訓してんだよ?…
「今日は海上戦を再現する!!」
コロシアムに溜まる海水
泳ぐ鮫!
こんな国営の派手なエンターテイメントショーやってたら財政圧迫するに決まってるだろ!!(あと各地にローマ軍を派遣して侵略戦争してるのも原因)
実は鮫映画だった…?
奴隷グラディエーター「ハンノ」から
ローマ帝国の真の皇帝の後継者「ルシアス」に戻るまでの英雄譚
前作のマキシマスみたいにコロシアムの砂を手で掴むのも熱い!
パンフレットは…作られてもいないだと!?
戦闘シーンは壮大
壮大な西洋時代劇
観る価値あり
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
前作が有名なのは知っていたので「観なくては」と思ったが、前作を観ていなかった。今さらながら、まずは配信で前作を観賞し、本作公開を待っていた。
【物語】
ローマ帝国が繁栄した時代。妻と幸せな暮らしを送っていたハンノ(ポール・メスカル)は、侵攻して来たアカシウス将軍(ペドロ・パスカル)率いるローマ帝国軍との戦いの中で最愛の妻を失い、捕虜となる。
ハンノは彼の非凡な格闘能力を見抜いた奴隷商人・マクリヌス(デンゼル・ワシントン)に買われる。マクリヌスは彼を剣闘士“グラディエーター”として地方の剣闘会で鍛える。 ハンノは屈辱的かつ明日の命も知れない境遇の中で、アカシウスへの復讐だけを心の支えに生き残り続ける。
地方では無敵の剣闘士となり、マクリヌスにローマに連れて来られたハンノはついにコロセウムに立つ。
【感想】
前作観ておいて良かった。 話は独立しているとは言え、主人公あるいは皇帝の伯母(?)ルッシラの言葉が度々前作の主人公マキシマスに及ぶため、前作を観ていないと全然ピンと来ないはず。 また、ローマ時代にコロッセオで行われたこの信じ難い見世物興行を呑み込んでおくにも、前作観賞は必須と思う。
ということで、前作の余韻を十分継承しつつ展開する本作。作品のスケール感や重厚さは十二分に感じることができる。さすがだと思った。 海戦を模擬したシーンがあるが、当時本当にそういうことが行われたらしいので、一見の価値有りだ。
逆に展開は前作の焼き直し的なところがあるが、権力闘争の要素が前作より色濃く出ている。その要素のキーとなる人物を演じるデンゼル・ワシントンが役者陣の中では一番存在感を放っていた。
それでも、面白味という点ではイマイチかも知れない。 俺的には面白いと言うよりも、(前作も同様なのだが)どうしても不可解さが頭から離れない。この歴史的巨大建造物コロセウムで行われた残虐な見せ物が当時の観客を熱狂させたことが。
権力者が最下層の人間、奴隷などをもてあそんだというのはまだ分かるが、大衆も一緒になって熱狂したというのはなぜだ? という謎がどうしても解けない。 現代にこんな見せ物があってもさすがに誰も喜ばないだろう。どういう心理状態に置かれると人間はあのショーを楽しんでしまうのだろうか?
日本の江戸時代に士農工商の下に穢多非人を置いて庶民の不平・不満のはけ口としたことと一緒なのだろうか? 権力者に抑圧された大衆が奴隷が殺されるのを見て日頃の不満や重圧発散したのだろうか? 心理学的な解説を聞きたい。
ちなみにストーリーや設定とは別の話だが、数年前にローマ観光をしてコロセウムや周囲の遺構を見たが、本作を観て「ローマ時代はこんなだったのか」と想像を膨らませることができた。コロセウムで海戦を模擬したシーンがあるが、当時本当にそういうことが行われたらしいので、「あそこでこんなことまでしたのか」という驚きも有った。
コロセウムに行ったことがある方はそういう楽しみもあると思う。と言うか、本シリーズを観てから行けば良かったと思ったので、これからローマに旅行に行く計画をお持ちの方には強く勧めたい。
いずれにしても、前作の予習必須。前作公開時に観た人も20年以上も前の話なので復習してから観賞することをおススメします。
ファンタジーアクション映画?
朝から嫁にグダグダネチネチ言われてむしゃくしゃして勢いで観ました。前作をアマプラで観てもあまりピンとこなかったし、宣伝文句が大袈裟すぎるので観るつもりはなかったのですが。結果スッキリしました。
ただ、前作の時も観終わって考えたのですが、これって完全ファンタジーですよね?
SNS等で少し話題になった「チ。」の時代考証に関するゴタゴタを思い出しました。こちらもかなり昔とはいえ、ローマ時代の為政者がここまで腐ってたり人格者だったり極端なのは、ちょっと考えればあり得ないよなぁとなります。
歴史をちゃんと踏まえて下敷きとしてしっかり生かしてるのは、「侍タイムスリッパー」の方がうまいし成功してると思います。映画のスケールが全然違うかもしれませんが笑
あと、悪役のバックボーンがよくわかりませんでした。デンゼルワシントンも双子も、どこから出てきて何が動機で事情があるのかというところが。自分が見逃して理解できてないのかな?悪役を贔屓目に見がちな自分的には残念でした。
豪華なアクション時代劇でした、自分には。大画面で観る価値はあると思います。
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