グラディエーターII 英雄を呼ぶ声のレビュー・感想・評価
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剣闘士を中心とした壮大な物語
古代ローマ帝国の剣闘士「グラディエーター」。
主に捕虜として連れて来られたが者が時に猛獣と、時に罪人と命を懸けて戦い
勝ち続ければ願いが聞き届けられ自由を与えられると言われている。
ローマ帝国に敗れた国から捕虜として連れて来られたルシアスはグラディエーターとして熾烈な闘いを強いられるが、彼の過去にはある秘密が――
アカデミー賞を受賞した『グラディエーター(2000年)』の続編。
古代ローマ帝国の戦闘を描いた合戦シーンは大迫力で圧巻。
ルシアスの過去の秘密から彼は大きな陰謀に巻き込まれていく。
実在のローマ帝国の暴君カラカラをはじめとしたローマ帝国の腐敗と政争の渦に巻き込まれていくルシアスを中心に描かれるストーリーはなかなかに壮大。
グラディエーターの戦闘シーンもかなり多彩で飽きさせない。
これぞ巨匠リドリー・スコット監督という作品を堪能できました♪
老いたり、リドリー・スコット
映画館で見たい作品
いやー良い続編でしたね。
…まぁ正直前作ほとんど覚えてないんだけど、前過ぎて。
ただそれでも凄く面白かった。
ストーリーは王道ではあるが、途中からの気分の上がり方が半端ないですね。
加えてそれぞれの配役が素晴らしい。
特に王役の二人。クズみたいなやつなんだけど、見ててイラっとするクズっぷり。それが良い。後はデンゼルワシントンがまた良い味出してる。
戦闘シーンも迫力があり、是非映画館で見て欲しいですね。
終わり方としてはスッキリとまではいかないまでも綺麗には終わったかな。
流石にこれで続編は無いと思うけど、見て良かったな。
「群馬高崎へ」
勧善懲悪が大好きな自分には真の統一凶悪がぼけてしまったのが映画のインパクトの薄さか?
前作が偉大過ぎた
劇場で観て正解。
自分はあんまり歴史に興味がない。
だって、後で、その時々の権力者が、自分の都合のいいように塗り替えそうじゃない。
実際、この国なんて数ヶ月前の事さえ、大量のデマで捻じ曲げちゃうじゃない。
で、そんな自分が『グラディエーターⅡ』を観に行ったのは、たまたま読んだ枝来静也のローマ時代の拳闘士を主人公にしたマンガ『拳闘暗黒伝 セスタス』が面白かったのと、町山智浩の『ブレードランナーの未来世紀』という書籍の文庫版あとがきで、監督のリドリー・スコットがあの年齢でクラブ・マガというイスラエルの戦闘術を習っていると知ったのと、予告編が面白そうだったから。
観賞当日は体調が優れず、劇場に行くのを止めようかとも思ったけど、結果、観て来て良かった。
冒頭から凝った映像。
そして、すぐに大スペクタクル。
脚本も無駄がないし、演出も意外と細かい。
とにかくローマの街とか群集とか、どこまでセットで、どこまでCGかわかんないけど凄い。
もうちょっとカタルシスが欲しかったけど、もう何十年も大作を作り続けてるリドリー・スコットに脱帽です。
当たりも外れもあったけど、これは当たりでしょ。
作中、本来、ローマが目指すべき国の理念が何度も語られてて、弱き者に手を差し伸べる国みたいな事を言ってたけど、本当、その通りなのに貧しい人々を放ったらかして、侵略戦争したり、殺し合いを見物して熱狂するような国になっちゃう。
現代の日本だって地震や水害に遭った人々そのままに、万博の準備なんかしてる。
格差はどんどん拡がってる。
取り返しがつかなくなる前に、良い方に変えていかないと。
ね。
リドリースコットありがとう
前作をもう一度観たい
リドリー・スコットの映像美、コニー・ニールセンの美しさ、は健在だった。また、デンゼル・ワシントンの熱演も見事だった。そして、競技場へ続く細かなステップの階段をルシアスが駆け上がる姿は、マキシマスを彷彿とさせ、前作を思い出させてくれた。でも私は、本作より前作をもう一度観たい。
穂の中を歩くマキシマス
観た後に知ったのですが、R指定だったのですね
最初の猿?犬?との闘いから
あ〜結構これえぐいな〜
その後も首が飛んだり傷口がグロかったり
ラッセル・クロウの時もR指定でしたか???
ルシアスがマキシマスの息子と言う設定は、1作目の時にはルッシラのみぞ知るということになりますね
でもそう言われれば1作目のルッシラとマキシマスの関係を思い出すと、そういうことだったのかと納得がいきます
うまく繋がってるな〜
なるほど
父マキシマスと同じ運命を辿るルシアスという感じで、
1作目のグラディエーターほどの緊張感はなかったかな
闘いのシーンは若干今回の方がR指定らしく、その描写は少しえぐいと感じたものの 最後は、故皇帝アウレリウス、父マキシマスの願いを受け継ぎ、やっとルシアスがローマの民を守り抜く事ができたというなんとも綺麗なジ・エンド
1作目の最後コモドゥスへの復習を遂げ、亡くなったマキシマスが穂の中 家族のもとへ向かうシーンが心に残りましたが、今作の最後にもその穂の中を進むシーンが流れ、やはりそこが1番心に響いた気がします
つまらない
え、1からそうだったの?早く言ってよ。【追記あり】
11月18日(月)
フォトグラファーの友人とユナイテッドシネマ浦和で「グラディエーターⅡ」をIMAXで鑑賞。
終映後に友人から「グラディエーター」のブルーレイ・エクステンデッド版は劇場公開より約17分長く、その中でルッシラ(コニー・ニールセン)がマキシマス(ラッセル・クロウ)にルシアスは貴方の子だと告げるシーンがあると聞いた。
え〜、リドリー・スコットは何でそんな重要なところをカットするんだよ。早く言ってよ。(確かに1では若い時にルッシラとマキシマスが良い仲だったと匂わす所はあったし、姉のマキシマスへの愛にコモドゥスは嫉妬するのだ。25日前に再上映を観たからこの辺は記憶に新しい。)
「マキシマスが死んだ妻子とローマの為を思って闘うのに、ルシアスが実子だと判ると観客側に(実子のためだと)その思いが薄くなると思ったのではないか」と友人。うーん、そうか。さすが映画秘宝ライターだ。
それでマキシマスのルッシラへの台詞が「ルシアスは無事か?」だったのか。
カラカラとゲタの双子皇帝やマクリヌスは実在したけれど、実際は映画の物語とは違うようで、正確な史実を知るにはグレシャムの法則さんのように「ローマ人の物語」を読まないといけないのかも知れない。
でも、そうすると「史実と違うやろ」と物語が楽しめなくなってしまうと言うのも判る。映画のために作られた物語を楽しむしかない。
第一作の内容が油絵風に描かれるタイトルバックで始まる。
皇位継承者であるため命を狙われないよう母ルッシラは息子ルシアスを逃がす。「いつか迎えに行くから」と。ルシアスは彼の実の父がマキシマスである事を知らない。ルシアスは名をハンノと変えヌミディアで暮らすが母の迎えは来ない。16年が過ぎた。(これは後から判る事で、映画はこの後から始まる。)
将軍アカシウス(ペドロ・パスカル)のローマ軍が海から侵攻して来てハンノ(ポール・メスカル)の妻は殺され、ヌミディアは占領される。この海戦のシーンは仲々見応えがある。
ハンノは奴隷となり、奴隷商人マクリヌスに買われる。マクリヌスは、ハンノの妻を殺された将軍アカシウスへの怒りによる闘いにグラディエーター(剣闘士)としての強さを感じる。
ここからは第一作と同様の展開でハンノはグラディエーターとして頭角を現し、マクリヌスはハンノを率いてローマに行き、自らの野望とともにローマで権力を増して行く。彼は皇帝に取り入り、上へと昇っていく。
将軍アカシウスの妻となった母ルッシラと再会したルシアスは父親がマキシマスである事を告げられる。
ルシアスは闘技場で将軍アカシウスと対峙するが、アカシウスを殺す気は失せていた。しかし、かつての夢のローマを取り戻そうと画策し軍勢を用意していたアカシウスは皇帝ゲタの命により弓で射られ殺されてしまう。
マクリヌスは脳梅毒の皇帝カラカラを焚き付けて弟ゲタを殺させ、自らカラカラを殺す。そしてルシアスの眼の前でルッシラを弓で殺す。
将軍アカシウスがローマに攻め入るために用意していた軍勢がローマにやって来て、ローマ軍と対峙する中、その前でマクリヌスと闘い倒したルシアスは、夢のローマを取り戻そうと説き、両軍の衝突を避けるのである。
闘技場で闘わされるのが第一作では虎だったが、今回は獰猛な猿、サイ、闘技場に水を張った海戦の再現の際には鮫を泳がせるなど、ちょっとやり過ぎ感有り。
マクリヌスを演じるデンゼル・ワシントンが、いつもより絞った体でさすがの貫禄を見せる。ポール・メスカルよりも良かった。
第一作のラストでマキシマスが仇を取った時のカタルシスは、本作では感じられなかった。
【追記】
昨日、友人の家に行き「グラディエーター」のブルーレイ・エクステンデッド版未公開映像を見せて貰った。約16分程の中であった方が良いと思ったのはコモドゥスがマキシマスの死を確認しなかった兵士二人を弓矢で処刑するシーン。ルッシラがルシアスは貴方の子だと告げるシーンは、・・・無かった!!
友人は、雑誌「映画秘宝」のライターでもあり、公開当時マキシマスのルッシラへの最後の台詞が「ルシアスは無事か?」だったのが、あれは自分の子供だからだという説が有り、そう思いこんでいたらしい。20年前の人間の記憶は間違う事もあるのか。
彼は数多くの作品を観ており、また彼の家にはブルーレイのケースが一杯の本棚がいくつも並びそのケースには普通は1~2枚の所、6枚ずつディスクが収納されている(6倍の収納でないと置けない量なのだ)。「実はあなたの子供なの」とはよく有る話だが、一体、何の作品と勘違いしたんだい??
友人の話を鵜呑みにして映像を確認する前にレビューを書いてしまい、申し訳ありませんでした。
続編として完璧
キャスバル・レム・ダイクン
キャスバル・レム・ダイクンとランバ・ラルを、
想起した観客も少なくないのではないだろうか。
もはやシェイクスピア劇や歌舞伎のような、
王位継承権を隠して復讐を誓う物語は古今東西に数多く存在する。
本作も、王座を奪われた風、主人公の怒りを軸に展開される王道の物語だ。
この世界観、スケールであれば、
王道のプロットにアクションや恋愛要素を加えるだけでも十分に成立する。
観客は刺激的な娯楽を求める一方で、
いつものやつ、、、
見慣れた景色で、
安心したいものだ、
ベスセラーや名探偵の支えでもある。
しかし、リドリー・スコットは、
前作の手前、さらなる驚きと深みを求める。
どうするか。物語に揺さぶりをかけるような、
ユダのようなユニークなキャラクターを配置するという手法を取った。
加えて、
DUELに拘らず、
ビーストや、
6頭鮫まで泳いでいても、
不思議ではない割り切りも、
苦肉の策だろう。
そのユニークな役を担ったのが、
デンゼル・ワシントン演じるキャラクターだ。
世界観を背負う存在感と、状況に応じて仕掛人梅安や風車の弥七のような、小技も要求される。
シェイクスピアの決めセリフ、「We owe GOD a death」
風の名言も、デンゼルの口から他作品で、
何回出た事だろう。
トニー・スコットの幻影のように見えていた、
Scott Free Productionsの、
フライングロゴも、次回作からは、
そんな見え方にならないような気がする。
理由は、
本作OPの彷徨うような、
演出の分量が減少してきたように感じるから。
【蛇足】
マリー・アントワネットの都市伝説、
パンが無ければケーキ、
を真似たか、
カラカラとゲタ、
戦争を食わせとけ・・・
親指を上げればセーフ、
下げればアウト、
気分次第で生殺与奪、
葛藤不要、動機も要らない、
こんな論理体系のドラマツルギー、
作劇は時代劇特有だが、
現代劇だと、
どんなリアリズムの論理体系の物語になるのだろうか・・・
歴史が始まる前、
ヒトはケダモノだった、
から、
動物化するポストモダンだな・・・
壮大。圧倒的没入感。
『1』鑑賞は必須
前作未見だったため、まず家で『1』を観て、熱が冷めないうちにそのまま映画館に直行。
結果的には『1』を観ておいて正解だった。
観てなかったら意味不明な場面が多かったと思う。
『2』ではローマの政治が再び腐敗していることが冒頭で説明され、「『1』であんなに苦労して平和な世の中にしたのに、あの頑張りは何だったんだ」と思ったが、双子の皇帝が出てきた瞬間、腐敗に納得。
日本映画だと「爽やかイケメン」=「素晴らしい人物」として扱われがちだが、アメリカ映画では「爽やかイケメン」=「裏で悪さしている信用できない人物」として出てくることが多い気がする。
個人的には後者の方が現実に即していると思う(経験則)。
ローマ軍が敵軍を攻撃する場面から始まるのは前作同様。
前作も迫力ある映像に感じたが、24年経って迫力がさらに段違いに凄いと感じた。
矢の雨が降り注ぐ中、複数の大型ローマ船が敵国の防壁に突進。
いったいいくら金掛かっているのやら。
冒頭からクライマックスみたいな映像になっていて、リドリー・スコット監督のドヤ顔が目に浮かぶ。
前作の主人公と似た男を、本作の主人公が目の敵にする展開は興味深かった。
前作を観ている時も思ったが、「コロセウム」のシステムが、個人的に好きになれない。
人が殺されるのを観て熱狂するって…
悪趣味に感じるのは自分だけ?
前作は闘技場内に虎が出てきて驚かせてくれたが、現在の映像技術だとCGで動物を自由自在に動かすことができるので、闘技場内にいろいろな動物が出てきても前作ほどの衝撃は無かったように思う。
1戦目はリドリー・スコット監督だからエイリアンが敵なのかと思ったら猿だった。
2戦目の巨大なサイをグラディエーターのみんなで退治しようとする絵面が、『モンスターハンター』を想起。
3戦目はまるで『パイレーツ・オブ・カリビアン』で、「闘技場のスタッフ、準備大変そう」と余計なことを考えてしまった。
4戦目はマッチメイクとしては最高のシチュエーションだったが、意外とあっさり問題が解決して拍子抜けだった。
個人的にこの映画最高の場面は、デンゼル・ワシントン演じるマクリヌスが執政官に就任するところ。
皇帝が威厳を示そうとしても薄っぺらいため、賛同を必死に装おうとする議会の空気感が絶妙でたまらないものがあった、
グロくて滑稽で皮肉たっぷりで、リドリー・スコット監督らしさ全開の凄い場面だった。
劇中、主人公が演説する場面が何回かあるが、話す内容に魅力を感じず、話を聴いた周囲の人間が熱狂するのに違和感があった。
ラストは画面全体が兵隊(エキストラ)だらけ。
ムスカが「人がゴミのようだ!」と言いそうな迫力があり、Dolby Cinemaで観た甲斐があった。
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