ウィキッド ふたりの魔女のレビュー・感想・評価
全130件中、1~20件目を表示
後編が楽しみ。
あの有名な『オズの魔法使い』の前日譚を描いた本作は、ブロードウェイで20年以上ロングランを続ける大人気ミュージカル『ウィキッド』を実写化した2部作のうちの前編。
今回は、西の悪い魔女エルファバと、善い魔女グリンダ──この2人の知られざる過去を描いたファンタジー・ミュージカルです。
まず、一番びっくりしたのは映像のクオリティ!
美術や衣装がとにかく綺麗で、ダンスや歌の迫力もすごい。
キャラクターも印象的。グリンダは最初、ちょっと“ウザかわいい”感じで「うーん…」と思ったんですが、アリアナがこの映画にすごく入れ込んでいたのを知っていたので、やっぱり努力家だなって思いました。
そして、個人的に深いなと思ったのが「魔女」という言葉の意味。
昔から、災難が起きると人々は誰かを魔女に仕立て上げて罪をなすりつけ、不安をそらそうとしてきたんですよね。こういうテーマ、イギリスの物語にもよくあります。
ストーリーはまだ前編なので「ここで終わり!?」ってなったけど、後編が本当に楽しみです!
ハリウッド王道の秀作だったとは
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
(レビューが溜まっていたので短く)
結論から言うと、今作の映画『ウィキッド ふたりの魔女』を大変面白く観ました。
そして今作は、今年のアカデミー賞の関連作品の中では1番ハリウッド的な王道作品だったと個人的には思われました。
豪華な舞台美術、大人数の美しい衣裳とミュージカルダンスシーン、物語も意外性ある価値の転倒もあり、最後まで楽しく今作を面白く観ました。
中でも、生まれながらにして緑の肌を持ち幼少期から差別的に扱われて来た主人公・エルファバ(シンシア・エリボさん)と、無邪気で直線的なグリンダ(アリアナ・グランデさん)との、対照的な人物像と関係性は、王道の中に分厚さがあったと思われます。
特にグリンダを演じたアリアナ・グランデさんのリズミカルな演技と歌声は、図抜けて圧巻だったと思われました。
今作は全体の前編に当たるようで、続編の後編も見ないと物語の全体の評価はまだできませんが、今作の前編だけでも、満足度の高い作品になっていると、僭越思われました。
オズの世界
曲の楽しさは観る前から分かっていたけど、それだけでなく、映画の始まりから終わりまで、オズの世界が画面全体に広がっていた。
前後編に分かれる映画は苦手だけど、この映画は気にならなかった。ストーリーがシンプルなのと、主人公が信念を持って選択をして旅立つラストに、心が高揚したからだと思う。
ふたりの魔女は、対照的だけど、善悪で分かれるわけではない。どちらにも優しさや繊細さがあって、補い合い、思い合う姿が素敵だと思った。
良かった。
原作知らずに観ました。
グリンダと打ち解けて髪のフリフリを真似してたエルファバが、最後にはためかせたのはマントだったんだなぁ………。
そういった各所の描写が対比になってて、良かった。
疲れた
予告だけ観て行ったので、もっとファンタジーで楽しい気分になれる映画だと思っていました。
動物への嫌がらせ、イジメ、本を踏みながら踊る、人の死を喜んで踊る、理解できない気が滅入るシーンばかりだったので途中から寝てしまいました。
主人公二人の感情もあまりよく分からず...
予告を観る感じは逆境に立ち向かう魔女と、それを手助けする良い魔女のキラキラ友情物語と思って観に行ってしまったので思いの外内容が陰湿で本当に疲れました....
性格の違う2人
ボロクソに泣いてしまった〜〜
クラブシーンでエルファバがみんなに嘲笑われていた時に、グリンダが一歩踏み出したところで大泣き。
あれだけ大勢の敵がいて身内も助けてくれず、観ているこっちが苦しくて仕方ない状況で、グリンダの存在が大きな光に見えました。
グリンダにとっても勇気のいる大きな一歩だったと思います。
でもそのシーン以外のグリンダは、最初から最後まで嫌な女でしたね。
自分が1番可愛くて、自分のことしか考えていなくて、みんなも自分を好いていると心から信じて疑わない、その慢心がとても嫌でした。
それに対するエルファバ。
小さい頃から忌み嫌われて酷い言葉を浴びて育ってきたのに、人に対する不信感とか、攻撃的な態度が一切ないところがすごい。
一方、他人に優しくされたらすぐに嬉しくなり、信じてしまうところが切ない。
その繊細さが最終的に自身を傷つける結果になってしまっていて悲しいです。
もっともっと優しい人に恵まれ、温かい環境で暮らしてほしいよーーーー。
全体を通して映像の綺麗さと、歌の迫力が良かったです。
ぜひ、映画館で見てほしい作品。
2人の交わる世界
オズの魔法使いの前日談。
2人の魔女候補生が出逢い友となる道程をそれぞれの魅力とマイナスな感情も交えながら、相手への敬意と想いの大切さを描いている。
友となり、自身の信念に従い進む2人の今後とオープニングの死亡へと突き進む後半が楽しみである。
あっという間の
あっという間の3時間!!
終盤になるにつれて、どうかこのまま終わらないで..!と願ってた。
実はウィキッド鑑賞するのは初めてでした。
音楽(劇団四季の歌)は知っていたし、いろいろ歌ったこともあったけど、ストーリーは初めましてでした!
こんなにも重い話しだっとは...!!
まず、前半のグリンダは、自分大好きで自分の価値観しか知らないけど、とても純粋すぎて憎めない!可愛すぎました!
営業をしていたとき、全く話しを聞いてもらえず傷ついていたら、所長に『きっと今まで無視されたことがなく、今まで話しを聞いてもらえるのが当然で、当たり前だったから、そういう環境で育ってきたから話しを聞いてもらえないということに傷つくんだね。でも相手の立場に立ってみると、(聞かない理由はいろいろあり)当たり前じゃないから傷つく必要はないんだよ』と励ましてもらったのを思い出しました。
純粋さはそのままに、どんどん成長するグリンダ、可愛すぎました!
ポピュラーのソロダンスにキュンキュンしながら観てました。
かっこよすぎる..!
エルフィーも、ポピュラー後からめちゃくちゃ可愛くなって、何が変わったのか、髪型?表情?くびれ?
そこからのエルフィーにも目が離せませんでした!
アンサンブルの皆さんもかっこよすぎてすごく楽しかったです。
最後の方、怒りで飲んでいたカップを潰しそうになりました笑
エンドロールでは、エルフィーの気持ちを考えると辛すぎて、悲しすぎて、涙が止まりませんでした。
あと、ここまで観てきたものに感動して号泣でした。
わたしだけエンドロールで号泣してた笑
これはもう一回見るべきですね!
次は逆の字幕でぜひ観たいです。
そして、やっぱり歌上手い人、舞台上手い人は、声優も出来るんだなあ、上手いんだなぁと確信しました。
朝8:30からの映画…
公開から約2ヶ月ずーーーーっと気になっていた映画。もーさすがにこの時期の、しかも朝8:30から観れば貸切じゃね??と思い予約…
だか、予想に反してまーまーの客入り。
しかも、女性が多め…と言うか男は僕1人…
映画も2時間半とかなり長尺。おまけにオズの魔法使いもミュージカルも全くもって知らない…前知識ゼロ!!
これで、本当に楽しめるのか??…とかなりの不安と緊張のなか観賞…
結果。めちゃくちゃ面白い!!知識無しでも全然楽しめた!!
テンポはミュージカル調なので、かなり遅めだが、2時間半と言うことを忘れる位映画の世界に没入しました。本当にあっという間で驚き!!
内容は、魔法大学で生れつき緑の肌の魔法使いエルファバと、恐らく人生カースト上位で育ってきたであろう、アリアナ・グランデ演じるグリンダが出会う事で物語は始まっていく。(アリアナはめっちゃハマり役と思った。)
この世界で、エルファバは肌が緑と言うことで忌み嫌われて成長してきた。
この描写をミュージカル調に、かつポップに表現しているのが印象的だった。
内容がかなりポリコレを含む内容なのに暗い気持ちにならずとても観やすく観れた!!
エルファバはマイノリティのなかで幼少期の頃から育ってきた人生…そこで生じる怒り、悲しみ、葛藤、諦めが多く表現されていた。
そんな、マイノリティ人生を歩んできた(現在進行形)自分の境遇とも重なり心にぶっ刺さり!!めっちゃ泣きポイントになった!!
そして、エルファバを応援したくなった!!
アリアナ・グランデはイメージ通りのキャラでグリンダを演じていく!!キラキラピンク✨カービィもビックリ!!しかも、歌も上手い。(当初はこれ目当てで観に来た。)
まさにDIVAって言葉がよく当てはまる。
逆に嫌な事を全く経験してないからこそ、無意識に傷つける表現がなかなかリアルさを感じた。
気になったシーンは、クラブでグリンダがエルファバを助けたが、あれはミシェル ヨーから杖を貰えたから助けたのか。てか、そもそもなぜ、エルファバをクラブに誘ったのか。ハメるため??
個人的には天然でやっていたと言うことであって欲しい。
後、なぜエルファバもなぜクラブに行ったのか。悲しい結果は容易に想像がつく。僅かな希望のため?僕なら絶対行かん。
話はそれたが、以上の事から公開から1ヶ月経っても客入りが減らへんのには納得。
今回は字幕で観たのだか、出来れば吹き替えで観たいと思った。
色々匂わせな展開で幕を下ろしたので、11月公開の後編が大変気になる!!
僕と境遇が似てる人が観たら絶対、興奮と感動はすると思う。
後、色々考えさせられるシーンも多いので皆さんも是非!!
ミュージカル未視聴民
NYに行った時にどのミュージカルを観るか悩んだ挙句、ど定番に落ち着き、やめておいたウィキッド。それから観なかったことを悔やみずっと気になっていたウィキッド。gleeで歌われるたびに、好きになっていったウィキッドの楽曲。映画化されたと聞いてこれは観るしかない!しかもアリアナはキャットのころから観ていたのでわくわくとまらなかった。
とってもよかった!
歌に引き込まれあっという間の160分だった。
話は知らなかったので、「なるほどな」と思いながらこの曲はここで使われていたのだと思ったり。アリアナのコミカルな演技はキュートで「popular」かわいかった☺️
「Defyning Gravity」とても好き。
圧巻。
ダンスシーンとってもよかった。息を呑んで見守りました。
ただ、本を踏むのは興醒めでした。どうしてああいう演出にしたんだろうか。ミュージカルもそうなのかな。
後編も楽しみにしている🧙♀️
ピンクとグリーンの歌合戦!
シンシア・エリヴォの歌が凄すぎ。相方のアリアナ・グランデも凄い。あんな風に歌えたら、気持ちいいだろうなー。いやはや、羨ましい。音楽以外に、セットも豪華でカラフルで、画面が華やか。その画面を埋めつくすダンサーも圧巻。エンドロールで、ダンサーの名前がびっしり、3ページもあった。
善い魔女グリンダは、最初はガリンダだったとは初耳だった。そして、意外にも目立ちたがりで、承認欲求が強く、プライドが高かった。制服があるのに、いつもピンクの服しか着ないし。ただ、魔法の力ではエルファバにかなわず、教授に振り向いてもらえない。
エルファバの出生の秘密、父の冷たい仕打ち、常に他者から偏見の目で見られるなど、彼女を取り巻く環境は厳しい。自己評価も低くなるし、自分を守るために心に鎧を着せてしまうし。
まさか、こんな真逆の2人に友情が生まれるなんて! しかし、オズの魔法使いのやることに、納得がいかないエルファバは、反体制の孤独な道を選択する。親友であるグリンダは、迷いはしたが、やはり"ポピュラー"でない道は選べない。こうやって、お互いを尊重しながら、別々の道を歩むことに…。パート2は切ない話になりそう。
素晴らしくて感動。結果コスパも良い(長文)
アカデミー賞オープニングでアリアナとシンシアが歌っている動画を観て期待感が高まり鑑賞。字幕版で2回鑑賞(2回目はDolby)。どっちにしても素晴らしかった。
オズの魔法使い、劇団四季などの舞台版も知らずに、あらすじ程度の前提知識を仕込んで観に行ったが、別に知らなくても全然楽しめたと思う。
冒頭のシーン、酷い事を歌にするなあって感じだったがそこまでするなら、そんなに悪い魔女だったの?って興味を引かれる作り。皆歌上手いし鮮やかな色合いも良い。
歌詞はともかく、ここの曲の合唱結構好き。Dolby版だとアリアナの声がサントラほど際立たない感じがした。
で、エルファバ(シンシア)のThe Wizard and I の歌唱で泣く。ここが通常字幕版だと歌声が埋もれてる感じがして、Dolbyの方だともうちょっとクリアでこっちの方が好きだった。
中盤弛むように感じるのは二部作だから必要なシーンも入ってるんだろうというのと、それまで結構アップテンポの曲が多いのでその落差で感じちゃうのかなと思ったくらいで、そこまで気にならなかった。
フィエロのミュージカルシーンから動物への弾圧が始まっていく様は社会的政治的なメッセージ性も感じた。自由に楽しく生きようと知性を踏みにじる間にも、声が奪われ、ひっそりと歴史をなきものとされていく様が描かれていて(あれ、これはどこかの国で起こってる事って感じがしなくもない)メッセージ性もある。
フィエロの内面の空虚さに気付いているエルファバにも引き込まれる。この辺りのシンシアの演技と歌も秀逸というか、字幕じゃなくて表情を追ってしまう。
エルファバとグリンダの友情の始まりになるシーンは若干キツくて涙してしまった(他でも泣いてるけど)。
周りからのエルファバに対する反応はあくまで物語上当然だとしても、同調するグリンダに対しても同様な視線を向けられる所がリアル(経験上そうなるよなあって感じで見てはいたが良くできてるだけに悲しくもなる)。特に妹ね。彼女は彼女なりに色々あるだろうけど、強烈。
グリンダは同部屋で嫌いって感じる位相手のことを見ているだけに気付けたんじゃないかなと思った。よく気付いてくれた。
そんなグリンダのキャラクターが秀逸。いわゆる天然な感じなのかと思ったが、良くも悪くも彼女の行動がエルファバにとって良い方向に転がっていくのが面白い。
良い事をしている私というのが揺るがないが、話が進むに自分にもできないことがあり、認められたい人には認められず、本当に手に入れたいものは手に入れられない、という現実に直面していく変化が魅力的。だからこそ彼女はエルファバと一緒には行けないんだな、と。
さらに、先生は前歯がないから仕方ないにしても自分の名前をちゃんと呼んでもらえてないのがね、サラッと片付けられてるように見えてしまうけど。後半のマダム・モリブルとの会話の時などに映る寂しさとも何とも言えない表情とか見ると話が進むにつれ結構ダメージ受けてる感じがして。
だからか、エルファバがちゃんとグリンダって名前を呼び歌うdefying gravityに余計グッときた。歌も良いが助演ノミネートにも納得できる。
シンシアは全体的にパーフェクトな感じで、特に物語が繋がってくるラストシーンは圧巻。歌がやっぱり凄いし、似たような実体験もあるのだろう(インタビューでそんなようなことを言ってた)、その分エルファバというキャラクターを体現している感じがした。
友達はいないし疎外感を味わい続けて来たが魔法が使えてその才能に惚れ込まれているエルファバと、友達はいるし人気者だが魔法が使えず才能がないと言われてしまうグリンダの対比が絶妙で、まさに最高のベストフレンド。故にラストシーンは友情と歌唱とエルファバとグリンダのそれぞれの想いがブレンド。もうね、ウワーっとなりますよこっちは。
どっちがハモってるのかわからなくなる位シンシアとアリアナの声が似ている所があって、そこも良い。相性抜群とでも言うのだろうか。
魅力的なキャラクター、現代にも通じるメッセージ性、最高の世界観を作り上げた美術性、音楽、ダンス、演技と歌。昔はミュージカル苦手だったけど、物凄い感動を貰えて感謝。
それを踏まえるとコスパが良すぎやしないか。
3回目はもっと没入感が欲しいのでスクリーンXで観る…と思う位。映画館で観れて良かった。
もうちょっとファニーとシェンシェンのシーンも見てみたかった気がする位で総じて素晴らしかった。
こんだけ金かけて、これで良いんでしょうか。。。。
キアラ・セトルの歌が無い????って、それが肩透かし。
こりゃPart2のお楽しみですか?
アリアナ・グランデのダンスに切れが足りねー!ってのが次の肩透かし。
あの、高い高いヒールのせいでしょうか?
逆に。
シンシア・エリボの歌、すげー!ってのが期待値以上のポジティブ。
もともと、そっち系の方だと知ってはいましたが、ミュージカルツアーの主役を務めた実力はさすがです。
でも、これ、微妙なやぁ。。。
スティーブン・シュワルツのPopな楽曲は魅力的だし、アリアナ・グランデは好きだし、美術・視覚的な満足度は高いんですが。
ミュージカル好きのBloodですが、こいつのリピートは無いや。
いや、なんつーーか。
全ての主要登場人物の人格が、はっきりしないんですよ。なんか、無茶苦茶「玉虫色」な人ばっか。エルファバを除いて。これが、お話に没頭できない原因になってると思いました。
乗れなかった。
殆ど。
この内容で大ヒット?
本編は大半が学園パートでエルファバの肌が緑色な事をディすってグリンダの偽善振りを何度も見せられてうんざり。
ダンスホールで互いに変なダンスを踊っただけで分かり合えて友情が芽生えるとか意味が分からない。
やっとエメラルドシティに着いたらそっちはさくさく進んでいくから学園パートもこのくらいのペースで良かったと思う。
冒頭で悪い魔女(グリンダ)が死んだというネタバラシ(?)してからのパート2やるみたいだけどまた酷い内容になりそうで不安しかない。
唯一良かったのはオズ(ジェフ・ゴールドブラム)の吹き替え担当の大塚芳忠の歌が聞ける事くらいだったな。
このモヤモヤ感がこの映画の真髄
前情報ほぼなく観たのでただのヴィラン映画かとおもったら全然違った!!
この映画にはずっとモヤモヤする感情が付きまといます。
西の魔女が死んだ!!と死をテーマにしているのに明るく高らかに歌い上げるシーンから始まり、
動物すら喋る世界で差別されるエルファバ
自由や無知への賛美を歌う中で本をいとも簡単に踏みつけるフィエロ、
エルファバがやると馬鹿にされるのにグリンダが共に踊り出した途端周りも盛り上がるスターダストのシーン、
グリンダの彼氏という存在になっているフィエロに恋してしまうエルファバ、
最終的にエルファバについて行かないことを選ぶグリンダ…
ずっとただ楽しい!とか感動!共感!ではなくて、「うん…?」と思う部分が付きまとうこのモヤモヤ感こそこの映画の面白いところだと私は感じました🥹
エルファバとグリンダの人間性もどちらも100%応援できる訳では無い部分が面白い!
ただの「ヴィランにも悲しい過去があったんですよ〜」って話じゃないのが、愛され続けてるポイントなのかなと!
次回作も楽しみです!!
悪から見れば、善は悪
冒頭、
「誰もウィキッドの死を悲しんだりしない」の大合唱が不気味。
チャウシェスクが銃殺刑になった時のルーマニア国民の心境?
どんだけ迫害されてたんだろうか。
だがそのエルファバによる「迫害」は、
この「パート1」では全く描かれない。
次に感じたのは、
エルファバ以外の人間たちが皆こぞって
サイテーであること。
ガリンダあらためグリンダに至っては、その頂点。
体裁を繕うことにだけ熱心。で、これが「善い魔女」になる。
その他の連中も、付和雷同著しく、
扇動によってあっさりなびく群衆でしかない。
アホな群衆の群舞は、
いかにもアメリカン・ミュージカルなんだけど、
その底の浅さが、見るに堪えない。
そういう描き方を、あえてしてるんだろう、きっと。
でも見てて気分悪い。
こうして、
この映画の主張が何なのか、たどり着いたのは、
「悪から見れば、善は悪」
つまり、
「人気」という価値基準で生きているグリンダとオズの世界では、
正しいかそうでないかを価値基準にするエルファバは「悪」になってしまう、ということ。
これはまさしく、
もともとの「オズ」と「ウィキッド」がどうであろうと、
現代批評にほかならない。
そしてその見識には、はげしく同意。
ただ、
周りが嫌なやつばっかりでエルファバが不憫だったのと、
嫌なやつばっかり見て気分が悪くなったのは事実。
とはいえ、
オズに裏切られても、グリンダがついて来なくても、
エルファバは、「重力に抗して」生きようとする。
その歌は、感動的でありました。
長いしモヤっとがありすぎて
YOUTUBEで見たポピュラーがあまりに可愛くて見にいったのですが
ミュージカル舞台大好きな私でさえ長い。
グリンダの性格の悪さが執拗に描き出されていて
げんなり。
友情の物語だと思うのですが2人の友情らしきものが見えたのは
変なダンスを一緒に踊るシーンのみで。
そもそもシズ大学は何を教えている大学なのか?
しゃべれる動物を敵視してる割にはサルを自分の命を守る護衛にしているオズ。
人間の言葉を喋れなければ信用できるのか?
色んな場所でモヤっとが多かったです。
映像は美しかったです。
観た時の感想を率直に
個人的にこの映画は苦痛だった。アリアナが出ることしか事前情報を持たずに観たが中々しんどかった。
苦痛といっても二つあって一つ目は冗長さ。後でミュージカルがもとだと知って納得したけど、場面転換するかなと思ったところから歌い出すから物語進行のテンポが悪い。事前に知っておけば準備できたけどもう歌要らんなぁとなってしまった。とは言え歌い踊るシーンは華やかで良かった。
もう一つは心にくるしんどさ。エリファバ可哀想がメインの精神的苦痛。冒頭からしんどかった。
自分は善悪の二元論は極論だと思うし、誰でも多面的だと思う人間だから、誰であれ死んであんなに喜ばれることがあってはいけないと思う。あの世界じゃ相当な完全悪だったんだろう、けど喜びすぎやろと。前述したけどミュージカルシーンが余りに華やかで嬉々とした空気がこれでもかと表現されている。それが自分の思いと乖離しすぎて気持ち悪かった。そう、この映画は僕には気持ち悪かった。
肌が緑だから虐められるのは分かる、外見で虐めちゃあダメっしょってのも分かる。あえて黒人の方をそこに配役したのは何かメッセージがあるのか。あるならキモいし無かったらこう勘繰る自分がキモい。どちらにせよキモい。前後キモい塞がりである。(後から調べたら全然実力だった。勘繰った自分がキモいだけだった。)
グリンダのアホらしい感じは周りで見てたら面白いけど、近すぎたら嫌なタイプ。行動力の飛び抜けたアホは困るなと。自分本位のくせに良いことしたって感じがキモい。
そもそも動物が言葉話して共生してるのがあたまえの世界で人類本位で動物を敵認定するのもキモい。知的レベル一緒やのに。
モリブルはんに関してはエリファバに対する態度が表向き一貫しないのがキモい。実際はオズと同じ意見が通底してるってのもキモい。
妄想だけど、エリファバが断固として他人に耳を貸さないのに苛立ったんかなオズやモリブルはん。まぁエリファバが黙り忍んできた過去を知らないと脈絡なくエリファバが我儘になったように感じるかも。脈絡が伝わらんのもキモい。伝わっても何も変わらなかったろうってのもキモい。八方キモい塞がりである。
エリファバも、突出して才能があったのと自分は熊に良くしてもらったから動物を助けようって思うんでしょ?なのに周りに何もしないままでいいのなんて言うのは、自分一人無理にでも救おうとするのは傲慢なんじゃあないかな。一人があたまえだったもんね。自分には特殊な背景があるもんね。皆んなに違う背景があるってことわ皆んなが理解してたらいいのに
そう僕は理想主義者なんですな。だからこの映画が気持ち悪くて観るのが苦痛だったんだろう。良い映画だった気はするけど。
最後に、本はだいじにしましょ、本好きとしてはスケボーにされるのはきつかった
食わず嫌いは良くないね。素晴らしい!
今までまともに真正面からガチンコにミュージカルに向き合って見て来なかった人生です。
ある大御所のグラサンの人が「なんで突然歌うの?」なんて言ってましたがやはり馴染みがないと言うかちょっと覚めてしまう自分がいるというか。しっくり来なかったのです。
しかし歳もとり色々と受け止められる人間性になったせいか、そして好きなアリアナ・グランデが挑戦しているのとかが重なって観ることにしました。
もう素晴らしいの一言に尽きる。
ストーリー的には典型的なアメリカンなスクールムービーから田舎から都会に飛び出してサクセスストーリーにと⋯⋯ベタやね。ベタ。ざっくりと書いてみた。
でも内容的には小さなお子さんでも理解は出来る感じかな。
そうそしてPART 1なんだよな。
ぜひぜひミュージカルムービーは⋯⋯て方はチャレンジしてみては?
そしてPART 2に引き寄せられてみては?
私よ! 〜 超えていけ
後に西の悪い魔女となるエルファバ( シンシア・エリヴォ )と、後に南の善い魔女となるグリンダ( アリアナ・グランデ )が、全寮制のシズ大学で出会う。
ウィンキー国の王子フィエロをジョナサン・ベイリーが、シズ大学で魔法学を教えるマダム・モリブルをミシェル・ヨーが演じる。
シンシア・エリヴォの圧倒的な歌唱力、アリアナ・グランデのキュートな魅力が炸裂 👠💕
お2人は、身長が同じらしい( 154㎝ )
映画「 ウエスト・サイド物語 」のジョージ・チャキリスの現代版のようなジョナサン・ベイリーのダンスシーンにワクワク 👀
終盤は「 ハリー・ポッター 」のワンシーンのような趣でしたが、続編が楽しみ⤴︎
アカデミー賞で、衣装デザイン賞と美術賞のみの受賞という事が信じられません。。
劇場にてIMAXでの鑑賞
全130件中、1~20件目を表示