「今とても響くメッセージがたくさん!」ウィキッド ふたりの魔女 airiさんの映画レビュー(感想・評価)
今とても響くメッセージがたくさん!
✴︎
映画の醍醐味がとことん詰まっていた!
さすがuniversal🪐
当初の予定から10年くらい遅れていたらしいけど
きっと今だからこそ伝わるメッセージが詰まっている🧙♀️✨
part2の公開が待ち遠しい!!
《以下オタク視点の感想》
USJのショーで知ったミュージカル(調べたら14〜18年も前だった!)。1幕を35分に短縮した内容だったけど、今思うとよくまとめていたんだなーと思う。グリンダは日本人、エルファバは外国人キャストで日本語と英語を交えた台本だったのも違和感なくて面白かった。その後、劇団四季でミュージカルを上演すると聞き友人とウキウキしながら観に行って、予想を超えたストーリー展開に一幕見終わった時には放心状態!顔は涙と鼻水でぐしょぐしょになっていた。ミュージカル界の女王、濵田めぐみさんが演じていたのも大きい。
その後ブロードウェイ版のCDを友人に借りてずーっと聴いていたので、イディナ・メンゼルとクリスティン・チェノウスの声はやはりデフォルトとして耳に残っていて、今回劇中劇という形で歌うシーンがあるのは胸アツで監督の作品へのリスペクトが感じられて嬉しかった。そしてやはり楽曲が素晴らしくて捨て曲がない!今まで気づかなったけどオズの魔法使いの「over the rainbow」の音を忍ばせてあるのだそう。バレにくいよう7音だけ。作曲家の手腕にただただ拍手です!
初めて知ったけど、原作者は湾岸戦争から着想を得てこの物語を書いたそう。アメリカとイラク、白と黒だけじゃないそれぞれの守りたいもの、正義。世に出る情報だけが真実とは限らない。自分の目で意志で判断し行動していく勇気を持つこと。これって今の世の中にすごく必要なメッセージだと思うし、公開がこのタイミングになった意味を感じずにはいられない。
エルファバを演じたシンシアは舞台で活躍していて歌い上げるシーンも映っていたので期待していたけど、アリアナ・グランデは名前こそ知っているけどポップ歌手でしょ?と見誤っていた。彼女はグリンダそのものだった!聞けばこの役がジョービズ界へ飛び込むキッカケになったらしく、グリンダを演じる為にオペラを習いオーディションに挑んだとか。ちょっとクセのある歌い方や動きも完璧に再現しつつ、自分の持ち味も活かしていた。アリアナが"ポピュラー"だから彼女のキャスティングはベストだなぁって感心した◎あとオズの魔法使い役のジェフ・ゴールドブラムのイケオジぶり!(ジュラシックパークの数学者マルコム役)チャーミングで憎めないのよね。。ズルい。
ひとつだけ氣になるのが、グリンダがエルファバを変身させるシーン。日本版ミュージカルでは「ピンクは緑に映えるのよ🌸」と言っていたのが、「ピンクと緑よ」となっていたこと(たしかに「pink&green」と言ってる)。このセリフが好きだから字幕だけでも見たかったな〜。
っと、まとまりがなくなってきたけど迷っているなら
観るべき作品なので、是非映画館へ🩷💚