「part2 どうなるんだろう?大丈夫か?」ウィキッド ふたりの魔女 オニオンスープさんの映画レビュー(感想・評価)
part2 どうなるんだろう?大丈夫か?
原作もミュージカルのウィキッドも知らず、オズの魔法使いのあらすじを鑑賞前にWikipediaで軽く調べた程度の情報で観に行った。
本作を見終わった直後に出た感想をタイトルにした。
というのも、本作の終わり方に於いて、私というか観客の気持ちは完全にエルファバの方にあり、むしろオズやマダムモリブル、グリンダ側は、あの映画の悪であり個人的には倒されて欲しいのだが、オープニングで西の悪い魔女=エルファバが倒され、喜んだ場面から始まってしまう。
だから、part2がこれからどうなっていくのか、悪い意味でも、良い意味でも気になってしまう。
グリンダは、自分本位の身勝手で厚かましい、自己満足のための一方的な思いを優しさと称して振り撒いていたのが、どう変わっていくのか。
またエルファバはどう変わってしまうのか、動物の迫害に抵抗するため、オズの世界の住人にとって悪とも言える過激な行動をとってしまうか。
それとも2人の関係性が決別したまま、オズの魔法使いという物語を逆手にとった善い魔女、悪い魔女は形式上であったというような終わり方にするのか。
そこは楽しみにpart2を待ちたいと思う。
物語に対してはツッコミ所が多々あり、あまり入り込めなかったが、出演者達の歌唱(特にエルファバは惚れ惚れするほど素晴らしかった)は圧倒された上に、ダンスや衣装、建物やセットなどの世界観は言わずもがな大変素晴らしく、映画館に足を運んで、大スクリーン、大音響で見るべき映画であった。