「見応えあり、2人の歌唱力に拍手」ウィキッド ふたりの魔女 まっちゃまるさんの映画レビュー(感想・評価)
見応えあり、2人の歌唱力に拍手
舞台ミュージカルとして既に有名なこの作品を映画にする意味はやはり現代のテクノロジーを駆使した美しい映像、だけじゃない。歌は演技を撮った時に同時に録音したそうで、そこは監督も演者もこだわったらしい。あの歌をライブで歌っているって凄い。二人とも物凄く努力したのだろう。アリアナ、彼女がこんなにオペラ的な発声で歌えるとは知らなかった。浅はかな自己顕示欲の塊みたいな役の雰囲気から、人の痛みを感じ取り、急に心を寄せていく微妙な変化をとても上手く演じていて、最後まで自分の価値観と揺れ動く危うさが上手く表現されていた。なかなかディズニー作品でこの微妙な演技の匙加減は普通描かないのでは。そしてシンシア・エルボの素晴らしさは言葉で現しきれない、圧巻とはこの事。このキャストで Part2も制作されるのだろうか。是非して欲しいけれど、簡単ではないのだろう…と想像。 胡散臭いオズのジェフ・ゴールドプラムも、ただ良い人は演じないミッシェル・ヨーもさすがのキャスティング。始めの方はザ・ディズニーミュージカルっぽい甘さにむせそうになったが、後半の畳みかけが凄く大満足の作品、IMAXで見た甲斐がありました。
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