「ドロシーの靴を履いて行きました」ウィキッド ふたりの魔女 ちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
ドロシーの靴を履いて行きました
何度も噂が出ては立ち消えを繰り返していたので満を持しての映画化実現はWickedファンとしてとても嬉しかった。脚本演出音楽どれをとっても最高なので映画化は相当プレッシャーがあったのでは。風刺や社会に対する問いが豊富な作品だけど、初演から20年経った今でもそれがそれとして機能してしまっていることがもはやメッセージになっている気がして、時間をかけて良かったのかもと思ったり笑。
10周年イベント?の時にアリアナがWizard and Iを歌っているのを見て(なぜか)グリンダは彼女がいいな〜と漠然と思っていたのでキャスティングも嬉しい。このお話で1番のWickedマダムモリブルにミシェルヨーも大納得。
フィエロ役の方存じ上げなかったけど、ものすごく爽やかイケメン!
カメオ出演と知っていたイディナメンゼルとクリスティンチェノウスは意外に長くしかもバッチリ歌ってて驚き。魔法の杖がクリスティンだけ付かないのも◎
映画で良かったのは伏線が分かりやすく散りばめられているところ、それぞれの楽曲がMVみたいに華やかで、3時間近くあるのに飽きないところ。
ただ曲それぞれに映像ならではの演出を付けているからか、間延び感はある。正直Defying Gravity は最後の勢いで一気に聞きたかったな。でも実際にDefying gravity するシーンは感動。(1幕ってほとんど歌で終わるんだと思い出した)
舞台は視野を広くすれば同じシーンでそれぞれのキャラクターの仕草や表情から物語の理解を深めることができるし、演出に奥行きもある。それに、生歌の魅力はやっぱり大きい。
舞台ロングランにどんな制約があるか知らないけど、東京大阪それぞれで1年はやって欲しいな〜
2幕もエルファバはビックナンバーつづきで楽しみ!
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