「Popular」ウィキッド ふたりの魔女 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
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スーパード派手なミュージカル映画で、アメリカ全体のメッセージもあったりと盛りだくさんでしたが161分あっという間でした。
特典はステッカーとカードでした。
オズの魔法使いは幼少期に見ていたのでうっすらとですが記憶はありましたが、ウィキッドの物語そのものは存在しか知らなかったので今作がほぼほぼ初見で間違いないです。
初っ端からミュージカルが展開されるのですが、歌詞が中々に強烈なもので、残虐的な歌詞を高らかに歌うもんですから見ているこちらも体が動き出しそうなのに顔は引き攣ってるという不思議な状態でした笑
エルファバの肌の色が緑という事に驚き慄く人々がミュージカルに乗せて驚くのもあってコミカルに見えますが、自分でもあそこにいたら驚くと思います。
全く違う肌の色がいたら軽蔑や差別はしないまでも、距離を置いてしまうとは思います。
それはそうと祭りかってくらい踊り回りますし、
エルファバとグリンダの友情が芽生えるところは鳥肌がゾワゾワっとなってしまいました。
グリンダが性格そのままでエルファバの魅力に気付くってのも良いですし、お揃いの舞いで周りを巻き込んでいくってのも味がありました。
エメラルドシティへと誘われたエルファバとグリンダが驚きながらも楽しそうに街を闊歩するの良いですし、エメラルドシティがとにかくカラフルで目が華やかになりました。
ここでもミュージカルで画面いっぱい暴れてくれるので見応え抜群でした。
エルファバの力が悪用されそうになる中での2人の決断や周りの陰謀等々、多くの葛藤をギュッとして描かれますがどれも取りこぼさない勢いですし、辛さと悲しさを兼ね備えながら飛び立っていくエルファバにはキュッとさせられました。
正義と悪は認識によってガラッと変わる、ちょっとした行動でどう転ぶか分からない、圧倒的な映像の中にもしっかりと込められたメッセージは力強かったです。
グリンダのキャラクター性は最初は見た目だけで中身空っぽな感じが鼻につきましたが、徐々に人を思いやったり、人のために行動する姿が全面的に出てきてからはどんどんキラキラしていきました。
それでも人に愛されることが得意なんだろう、自分の魅せ方が上手いんだろうというのはビシバシ伝わってきました。
エルファバは肌の色が原因で色んな人から見放されているという境遇の中、魔法の才能を見出され、自信を持っていく様子が見ていて応援したくなりましたし、その力が実っていき笑顔になる彼女を見てワクワクさせられたのも確かでした。
ここまでやり切って、その上結末まで分かってるのに進む続編が待ち遠しいような、心苦しいような。
続編公開も楽しみにしています!
鑑賞日 3/8
鑑賞時間 15:05〜18:00
座席 C-7
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