「ジェームズ・ブラウンの、、、」ロール・ザ・ドラム! 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)
ジェームズ・ブラウンの、、、
ジェームズ・ブラウンの
「ギターもトランペットも全ての楽器はドラムだ」
という言葉は、
音楽の本質を鋭く突いている。
リズムが人の心を揺さぶり、感情を昂揚させる。
それは、アドレナリンやドーパミンの分泌を誘い、
心拍数が上昇するような、
単なる生理的な反応メカニズムだけではなく、
音楽が人間の深層心理に働きかけることを示唆している。
映画にとっても感動を誘う重要な技術の要素でもある。
さて本作、あれ?
オープニングは打楽器の音はあったものの、、、
ロール・ザ・ドラムではなかったか・・・
リズム楽器・・・
すべての楽器はドラムを思い出して、
こんな映画があってもいいじゃん、
という雰囲気の作品。
対立はしている、
揉めている、
でも、
夫婦喧嘩も、
親子ケンカも、
喰わないシボレー(ブルドッグ)の眼には、
どう写っていただろうか。
男どもには任せておけない権利と言葉の解放
(普通名詞の女性名詞の使用解禁の時期)を、
シボレーが人間の言葉で話して出してしまいそうな、
牧歌的な作品だった。
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