「もう一工夫ほしいです」追想ジャーニー リエナクト みやもんさんの映画レビュー(感想・評価)
もう一工夫ほしいです
脚本家の人生を退行体験するストーリー。
その体験を舞台上で表現した作品。
コンセプトは非常に面白い。
舞台が好きなので構成は非常に好みでした。
見せ方に工夫が欲しい
追体験しながら舞台上での並行世界の変化が分かりづらいです。
例えば演者が目を瞑るや頭痛がするような表現があると分かりやすいと思った。
亡くなった仲間への介入の時など強調したい際はいいのですが舞台なのだから、現代(30年後)の自分はスポットライトから外すなど。
このおっさん誰?と他者に言われながらも、急にそこにいないかなのような表現になったりと置いてきぼりをくらいます。
あくまでも追体験、退行体験で本人の見方という表現にこだわっているのかもしれませがそこに自己満足感を感じました。
過去は思うように変えられないといった定着したあるある概念とは一味違ったあくまでも退行体験というのは面白かったです。
総評はコンセプト、ストーリー構成は素晴らしいが生かしきれてないと言う印象です。あと一歩でした。
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