「自身を振り返るきっかけに。」追想ジャーニー リエナクト shiroさんの映画レビュー(感想・評価)
自身を振り返るきっかけに。
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後悔のひとつやふたつはそれなりの大人になれば誰でもあるだろう。
過去にはタイムリープでもしない限り戻れはしない。退行睡眠という案内状を手にした初老の脚本家・雄ニ(渡辺いっけいさん)がそこに手を伸ばす気持ちは過去の自分との対峙をみるとよくわかる。
自信家で自己中心的。でも作品を描く事に全てを注ぐ不器用な若かりし自分(松田凌さん)とのコミカルでもあり自身に向ける言葉だからこその辛辣さがテンポよく進みあっという間に物語は終わる。
短く感じるし最後があっさりしている気もするのだが観る人がそれぞれに自分に重ね合わせる余韻を感じられる終わり方です。
渡辺いっけいさんの上手さに負けず若い役者さん達それぞれ好演。印象に残ります。
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