劇場公開日 2024年10月18日

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「大人のSF(少し不思議)人生の主役は自分自身」追想ジャーニー リエナクト まるをさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0大人のSF(少し不思議)人生の主役は自分自身

2024年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

星新一の名前をあげていらっしゃる方がいたがなるほど。
日常から地続きになっている少し不思議なお話。
パッとしない平凡な舞台脚本家が、過去に遡って自分を変えようと退行睡眠で過去の自分に会いに行く。
自分が選ばなかった選択肢を選んだ自分の並行世界を見る事ができるが、面白いのがそれを舞台上で表現されていること。
脚本家で頭の中にいつも舞台があるからなのでしょう。

自分の才能を認めてくれていた友との果たせぬ約束。
過ぎ去った青春時代。
心の隅へと追いやっていた心残りを解消できた時、確実に何かが変わった。
映画を見終わったあとほんのり苦く、でも爽やかな気持ちになれた。

渡辺いっけいさんの冴えないおじさんっぷりさすがの演技。
松田凌さんも実力のある方で、悩める青年役なので舞台上のような華やかさはあえて抑えているようだけど、それでも美しいと感じる瞬間が何度もあって繊細で素敵だった。
福松さんは静かな存在感があって親友役の樋口さんは、セクシーさ漂うイケメンでした(語彙力なくてすみません)

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まるを