劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来のレビュー・感想・評価
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哀しき物語り
【追記②】2025.9.18
追記①で厳しい事を書いておいて恐縮なのですが、海外の鬼滅の上映状態(撮影事態良くないのですが…)を見るとライブのような異様な盛り上がりになっており、ある意味羨ましく思うのです。。
……是非、日本でもスラダン上映の時(応援上映)の様な音出しOK上映をして欲しいです‼︎ いろんな映画の楽しみ方があって良い‼︎‼︎ と、思うのです。
【レビュー】2025.7.25
IMAXで観た事も影響しているのか、冒頭の木々の間から見える空が本物を観ているようだ…。しかし視線を下に落とし木々をみるとアニメなのだ。素晴らしい表現力だ。その圧巻は無限城だ!この驚きはマトリックス以来だ!本当に無限に続く世界を見たしその世界観に圧倒された。これをアニメで表現
出来るとは!正しく日本アニメの最高峰である。此れに伴うバトルがまた凄い…。
そして猗窩座の余りにも哀しい物語り。猗窩座の最後はこの鬼滅の中でも一番悲しい最後かもしれない。己で己を攻撃し自らを滅ぼす事を選ぶ、鬼が鬼を否定したのだ。なんと哀しき物語り。
映像、音楽、ストーリー、声優、スタッフその全てが世界最高峰のレベルで融合している。その熱意たるや‼︎ "鬼滅の刃"は単なるヒーロー物では無い。敵である鬼達の心情にも常に寄り添うのだ。だから我々日本人の心に響くのだ。
【追記①】
先週公開したばかりで平日であったが、未だ未だ劇場は"鬼滅祭り"開催中で私の観た昼のIMAXの回も殆どの席が埋まり8割以上は入っていた。またポップコーン売場も長蛇の列。落ち着いて観たい方は時期を遅らせるか是非夜遅くの回をお勧めしたい。普段映画に慣れていない方々の来場がある為、お喋りやデジタル機器の発光があるので注意です。
宴の時間‼️
驚きの三部作構成となった「無限城編」の第一章‼️まず印象的なのが無限城のビジュアル‼️まるでラピュタの内部の和装版といった趣で、ハリウッドの実写SF映画も顔負けな世界観‼️作画は大変だったでしょう‼️そんな無限城を舞台に「柱」をはじめとする鬼殺隊と無惨率いる「鬼」たちとの壮絶な戦いが描かれます‼️迫りくる鬼たちと鬼殺隊のバトルがスピーディに迫力たっぷりに描かれ、蟲柱・胡蝶しのぶvs上弦の弐・童磨、善逸vs上弦の陸・獪岳、そして炭次郎&水柱・冨岡義勇vs上弦の参・猗窩座の三つのバトルが主軸となります‼️全体的に胡蝶しのぶや猗窩座の過去のドラマもしっかり描かれていて見応えはあるのですが、猗窩座の人間時代の回想シーンが多少テンポが悪くダレてしまったのが残念‼️第二章はいつ公開になるのでしょう⁉️内容的に私の予想では、カナヲ&伊之助vs上弦の弐・童磨、蜜璃&伊黒vs鳴女、悲鳴嶼&時透無一郎&実弥vs上弦の壱・黒死牟のこれまた三つのバトルが軸になると思われ、第3章は無惨との戦いでしょう、多分‼️とにかく早く続きが観たいですね‼️
ヤバイ! 開始10分で泣くとこだった!
開始早々、アニメオリジナルの舞台、鬼殺隊の無数の墓のシーンから。かつて、お館様が胸に刻んだ鬼殺隊の名を唱えて祈ったその墓場に立つのは、密かに主の意志を預かった岩柱・悲鳴嶼恭平。その姿は正に、亡き鬼殺隊の墓を、その全ての意志を背負っているかのよう。お館様の最後を思えば、それだけでジワッと泣けてくる。
そして遂に無限城に突入。よくぞ映像化に実現してくれました。その光景は三次元版のマンデルブロー・フルクタルとでもいうのか、アニメ映画史上屈指であろう緻密さ、壮大さ、そして美しさ。
そこに鬼殺隊は、柱達は、炭治郎・善逸・伊之助が突入する。極めて、恋柱・甘露寺蜜璃の手を取り、護り、見事な太刀筋で鬼達をさばく蛇柱・伊黒の原作通りにして原作以上の格好良さ。ここまでで既に目頭がギンギンに熱くなってしまいました。
アニメ化として、正しく原作以上の作画とシーン運び、モーションの仕上がりに大満足。加えて、重く、心に来る、感じ入るアフレコの名演技。名優揃いの贅沢三昧。
まあ勿論、お話的には後々のストーリーは大体熟読した原作通りなのですが(ちょっとアニオリな調整がはいってますが)私が感じ入った善逸のシリアスバトル、胡蝶しのぶの死闘、猗窩座のサイドストーリーまで、映像として見れる感動。これぞアニメ化の醍醐味。まあ勿論、昔からアニメ化・実写化されることに評価がわかれることも多いのですが、私はこの出来映えに満足です。
全体的に激闘・死闘の連続なので笑えるシーンは少ないのですが、村田さんの水の呼吸にはちょっと感動。これもアニオリですよね? なんだか動きがしょっぱいのが微笑ましいw 今後も登場シーンがあるはずなので期待してます。頑張れ、村田さんw
映画館での鑑賞で、知らない人の隣に座った久々の満員御礼。しかも朝の8時から。この大ヒット振りに超絶なエネルギーを感じます。この調子でどんどん最終章まで稼ぎに稼いでw頑張ってほしい。最後の最後の私が大好きなカーテンコールまで映像化を実現して欲しい。応援してます!
(追記)
望みを果たして散る鬼達、そして、剣士達。
鬼滅の刃の開幕早々から、ずっとこの流れは変わらないと思う。鬼滅の刃の一つの主題といっても過言では無いかもしれない。鬼達の戦う相手は、むしろ鬼殺隊ではなく、己のカルマと向き合い、藻掻き、戦い続ける。認められない作家で鼓打ちの響凱とか、家族愛を求めた蜘蛛山の累とか。
それは鬼殺隊の剣士達も同じく、無限列車編で母との約束を果たした煉獄杏寿郎、そして(まだ)散ってはいないけど兄との葛藤を抱えた時透無一郎とか。
この劇場版にあたって、映像化したエピソードを目の当たりにするために鑑賞に臨んだ気がする。無論、無限城や壮絶なバトルの映像を見たいし、それらがメインの人も多いでしょう。
そして、いよいよ無限城編にいたり、今回のエピソードは、姉カナエの敵討ちが悲願の胡蝶しのぶ、鬼に落ちた兄の粛正に挑む我妻善逸、そして猗窩座と恋雪の悲劇の恋の物語。
似たようなことをどこかで書いたんですが、それぞれ今際の際で亡き想い人との思いを遂げる。まず、胡蝶しのぶの姉カナエは心優しく、体が小さくて非力の妹しのぶを思いやり、鬼殺隊を辞めなさいとまで諭そうとする。でも妹しのぶの望みは違う。意に反する。普段の和やかな面持ちとは裏腹に、その小さな体は家族を殺した鬼達への復讐の怒りに満ちている。姉カナエには戦えと云って欲しい。あなたならやれると云って欲しい。鬼殺隊を止めろだなんて、そんな言葉は聞きたくも無いだろう。
いやまあ、何が云いたいのかというと、(原作通りですが)今回の劇中で登場した厳しい面持ちの姉カナエさんは「妹しのぶさんが思い描いた夢まぼろしではないか」というのが、私の考察です。無論、そもそもフィクションの物語なんだから、黄泉路から舞い戻って励ましたと考えるのもアリでしょう。実は普段から厳しい顔で妹しのぶを叱咤していたのかもしれません。でもそれじゃあ、あの緊迫の場面で、妹しのぶさんの脳裏に現れたりするものかどうか?
だから、このシーンは好きです。好きっていうのはちょっと違うか。漫画を読んでて震え上がりました。そして切なくもありました。もしかしたら、しのぶさんが見たくても聞きたくても得られなかった、叱咤激励する姉カナエさんの姿だったのではないだろうか。
だから劇場版でも見たかった。映像として見て、その台詞を、演技を耳で聞きたかった。あえて批判するのなら、叱咤する姉カナエさんの姿、表情、その声は、子供なら震え上がって泣くほどでもよかったかもしれない。
無限列車編の煉獄杏寿郎の母上、瑠火さんもそうなんですけどね。杏寿郎さんの今際の際で最後にみた瑠火さんの笑顔。あれを杏寿郎さんは生前に見たことがあったのだろうか。
そう考えてしまうと、鬼滅の刃全編があまりに切なく、空しくなってしまう。「儂の誇り」と育手の師範から三途の河岸から太鼓判を押された我妻善逸。それもまた当人が欲しくても得られなかった夢まぼろしなのかと思うと・・・いやちょっと切なすぎる。こんな考察を抱くのは私の勝手なんですが、私は酷薄すぎるのでしょうか。
追記の前にも書きましたが、だからこそ、原作の幸せすぎるカーテンコールが楽しみで仕方がないのです。もう原作で目にしてはいるけれども、幸せいっぱいの閉幕を劇場で早く目で見たいものです。
(追記2)
原作の猗窩座が初登場して構えるシーン。無限城ではなく無限列車編です。すでに恋雪さんの「雪」の紋章を抱いていたんですよね。知らずに彼女への想いを抱きながら戦っていた訳です。
既に構想が完成されていたのかとびっくり。流石は鬼滅。拍手喝采。
【”人間の弱くも優しき心が鬼の心を打ち砕く。”今作は鬼殺隊達が無惨の企みにより無限城に落ちながらも、数々の鬼と人間の誇りを掛けて戦う姿を描く作品であり、特に猗窩座との戦いの一編は感涙の逸品である。】
ー ご存じの通り、今作の予約は通常作品より早い、火曜日の午前0時から開始された。私は、直ぐにいつもの定席を予約したが、これから鑑賞される方は早めの予約をお勧めする。
そして思ったのであるが「無限列車編」はコロナ禍の際に、全国の映画館をモノ凄い勢いで救ってくれた作品であるが、今作の観客の入りや上映回数の多さを見ても、再び今作が全国の映画館を救ってくれるのは間違いないであろう。感謝である。
更に言えば、本日は京都アニメーションで何の罪も無いのに放火で命を失った36人の方の6年目の命日である。
そこからは、今作の制作陣の”日本アニメの命は、絶やさない!”という強いメッセージが感じられるのである。-
◆感想<Caution!内容に触れていますが、公開初日なので簡略に記す>
・物語は、鬼殺隊の面々が無惨の企みにより無限城に落ち乍らも、登場する鬼達と、戦って行く姿がオムニバス風に描かれて行く。
ここで秀逸なのが、鬼達が人間だった時代と、そこから鬼になった過程が盛り込まれているところだと思う。
・胡蝶しのぶが、鬼と仲良くしたいという夢をもっていた姉カナエを鬼に殺された事から、生まれた時から天才的な頭脳を持ちながら、内心では両親や自分を慕う人間達を小馬鹿にしながら生きる中で鬼と化した堂磨と激しく戦うシーン。
堂磨の言動は物腰優雅ながら、人の弱さや優しさを嗤う虚無的な鬼として描かれる。しのぶの毒を潜ませた刃と堂磨の鉄扇との戦いは見応え充分である。
■そして、「無限列車編」で煉獄さんと壮絶な戦いを繰り広げた猗窩座と、竈門炭治郎と冨岡義勇との戦いのシーンは今作の白眉のシーンである。
圧倒的な強さを誇る猗窩座に対し、数々の戦いを経験して来た竈門炭治郎と冨岡義勇は果敢に立ち向かう。
その中で描かれた、人間だった猗窩座が狛治という名だった頃に、貧しき家で育つ中、病弱だった父の薬代を得るために何度奉行所で拷問されても諦めずに金を稼ぐも、父は自らの行状を知り縊死し、それ故に江戸を追放され自暴自棄になっていた時に出会った、器の大きな武術道場主との間に生まれた師弟関係や、道場主の病弱な娘恋雪を看病する中で芽生えた恋心。だが・・。
このシーンは、何故に猗窩座という鬼が、人間を忌み嫌うのかが実に見事に描かれている。そして、”無我の境地”の竈門炭治郎の刃により、首を落とされた猗窩座の首が再生しようとしたときに、彼の肩を優しく叩いた人が言った言葉。”もう、いいでしょう・・。一緒に行きましょう。”
その言葉を聞いた猗窩座は、自らの刃で自らの身体を切り刻み、斃れるのである。猗窩座は最後の最後に、人間の心を取り戻したのである。
このシーンは、実に沁みたモノである・・。
<今作は、炭治郎達、鬼殺隊が無惨の企みにより無限城に落ち乍らも、数々の鬼と人間の誇りを掛けて戦う姿を描く作品であり、特に猗窩座との戦いの一編は感涙の逸品なのである。>
■その他
・今日から学校が夏休みのため、会場が満席の中、私の両脇はいつものように、女子高生にガッチリと固められるも、”イケオジと鬼退治をしたいんだね!”とおバカな事を考えつつ、上映迄の時間がいつもより10分以上長いので、臨席の女子高生と少しだけ会話する。
”今日から夏休みですか?””ハイ””この席を取ったって事はファンですね?””ハイ”などと会話する。
・普段は映画館に来ない若者が多いようで、途中でWCに行く人が多かったなあ。これから観る人は、体調管理もしっかりとね!
あと、”長い”と言う感想がチラホラあるけれども、この作品は直ぐに大スクリーンに没入出来るレベルの作品だから、私は体感1.5時間だったかな。
途中退席しました
上映する前にテレビで再放送さてたので観たら面白かったんですが、なぜか無限城編は心に染みる場面は沢山あったけど私には合いませんでした。レビューが良いのばかりで期待はしてましたが途中退席してしまいました正直映画で初めて途中退席したと思います‼レビューはするか悩んでましたがあえて低評価の意見で言うとバトルしてるときに昔の事をふと思い出す場面があります良いんですそれは素晴らしいんですけど全キャラクターがそれを思い出しますか?ちょっと私の頭の中で変に感じてしまって観客の心を掴むのは大変良くできてる作品ですがほぼ全キャラクターが昔を思い出して闘うテンポというかスタイルと言うか...ちょっと理解が出来なかったです
山場が無限状態なれど、拭えぬ総集編感
"鬼滅の刃(映画)" シリーズ第2作。
IMAXレーザーで鑑賞。
原作マンガは未読。
1日の上映回数のあまりの多さに「無限列車編」の時を思い出す。私が観た回は満席で、相変わらずの高い人気を思い知った。夏休みなのに子供の姿が少なかったのは気になったが…
炭治郎とその仲間たち、柱、お館様の子供たち、そして隠までが一丸となって挑む総力戦に胸がアツくなった。
はじめから終わりまで、全編クライマックスのような展開がこれでもかと繰り出され、手に汗握りっぱなし。
それぞれの壮絶な戦いが超美麗なグラフィックと心揺さぶるドラマと共に描かれ、途轍も無い迫力と感動を齎す。
無限城の作画に圧倒される。どこまでも続く空間、緻密な描き込み…途方も無い労力が費やされたのではと想像した。
あまりにも山場ばかりなので、この状態が無限に続くのかと思われたほどだ。これで最終章の序盤とは恐れ入る。
なんと云うことだろう。三部作だから、このテンションの映画があと2本もあると云うのか。最高じゃないか。
猗窩座の扱いに不満が残る。原作どおりなのだろうが、煉獄さんを殺した憎き相手を炭治郎が滅殺してくれることを期待していただけに残念だ。あのように猗窩座の悲惨な過去を披露されてしまっては憎めなくなってしまうではないか。
悪を悪のままとせず、単純な善悪二元論で片づけない深いドラマ性が「鬼滅の刃」の魅力であることは分かっているつもりだが、猗窩座だけは…猗窩座だけは…猗窩座だけは…!
猗窩座の身の上話でウルッとなんてしたくなかった。だって煉獄さんの仇なのだから。しかし、猗窩座も他の鬼や上弦の鬼同様はじめから鬼になりたかったわけではなかったのだ。
せっかく掴みかけた、幸せで平凡な日常を奪った理不尽な世の中こそ「鬼」であり、憎むべき敵なのである。その悲しみ・苦しみにつけ入った鬼舞辻無惨こそ、最も非道で必ず倒さねばならない「鬼」なのだ。だから、人として魂が救済された猗窩座の最期に、いつの間にかホッとしていた。本当はホッとなんてしたくなかったのに…。なんだか悔しい。
原作を余すこと無く映像化しようとしているから仕方無いのかもしれないし、直近で特別編集版シリーズを観たせいもあるかもだが、総集編感が拭えなかったのが気になる。
そのような構造は「一本の映画」として見た場合どうなのだろうか、と云う疑問が湧いてしまうのを止められない。映画とテレビの境界線が曖昧になり、中途半端さが否めない。
実を言うと、「無限列車編」を観た時も同じように感じていた。実際「無限列車編」はテレビシリーズとして分割放送されたし、本作もいずれそうなるのではないかと類推する。
テンポの悪さも気になる。バトルシーンの合間、良いところでモノローグや鬼の過去のシーンが流れ、せっかくの良い流れを遮断してしまう。しかも長い。何度肩透かしを食らったか。
鬼もはじめから悪だったわけではないと示すことは、「鬼滅の刃」の根幹にも関わる重要なことであると理解しているつもりだが、全てを詳らかにする必要は無いのではないか。
何せ本作は「映画」なのである。個人的に「映画」とは、過度に説明をせず、ある程度観客に委ねる余白みたいなものを持つべきだと考えている。映画は劇場と云う特別な環境で、スクリーンに集中して観るもの、つまり美術館で絵画を鑑賞するのと同じで、映画には芸術としての側面があるからだ。
テレビドラマやアニメで説明ゼリフなどが多いのは、家事などをしながらでも気軽に観れられると云う想定の下につくられているためだ。よって本作の「説明」の多さは、前述したように、後のテレビシリーズ化を見据えたものとしか感じられず、よって「総集編」を上映しているようにしか思えない。
猗窩座の過去も、例えば1974年の映画「砂の器」のクライマックスのように、映像と劇伴だけでつくれば映画的な表現が際立ち、より感動を誘うシーンになったのではないか。
しかしながら、日本のアニメーション技術の粋を集めた素晴らしいシーンの数々は、スクリーンで堪能してこそ真の迫力を得られるものだとも感じた。二枚舌みたいで恐縮だが、大きなスクリーンで観る価値はあると、断言せざるを得ない。
[余談]
記念すべき、レビュー2000本目。このアプリに登録して7年、辿り着くことが出来た数字に心から感激している。
2000本目に、と狙ったわけではなかったが、それに相応しい超話題作のレビュー投稿で達成したことを喜びたい。
構成がひどい
本当にもったいない。
神作画に名演技、予算と労力がかかっているのはよくわかるし、原作『鬼滅の刃』も重厚なストーリーに緻密な舞台・人物設定と素晴らしい。
それだけに、このテンポ感の悪さが本当にもったいない。
体感3分切りあったら15分くらい回想が入って、3分戦闘シーン、15分回想……とほとんど会話劇だ。
あまりの歩みの遅さに、1時間半経過時点で私は席を立った。
誤解を招かないように言及するが、ストーリー自体は悪くない。
原作漫画では回想のお陰で敵も味方も奥行きがよくわかるようになっていて、読者の様々な感情を喚起した。
ちゃんと原作はすべて読んでいるので、そこはわかっている。
だが、いくらなんでも忠実に映画化しすぎる。
剣戟アクション映画を見に行って8割会話劇を見せられたら、期待外れに感じるのも無理はないと分かっていただけるだろうか。
映画と漫画では文法が異なる。
漫画の一コマは時間が止まっていて、全ての視覚情報が並列に飛び込んでくるので、剣戟の隙間の刹那に大量のセリフと思考を巡らせても不自然ではない。
だが、映像作品はそうもいかない。
視覚情報だったセリフや思考は全て音声として起こす必要があり、剣で切りつけるたった一瞬にセリフを唱えなくてはならない。
そのまま起こしたのではもっさりするのも当たり前なのだ。
そう考えると、柱稽古で圧倒的な補完をしてのけた制作陣なのか疑わしくなるほどに、「原作漫画に忠実」なのだ。
戦闘シーンも漫画で描かれているくらいで、あまり追加の表現があるように感じられなかった。
もちろん作画コストの関係が大きいのだろうが、なんだか戦闘シーンはさらさらと進め、回想シーンをじっくりやっているように感じられる。
それはなぜかと言われれば、この漫画の主人公・竈門炭治郎を登場させるには、炭治郎&義勇vs猗窩座戦まで話を進めなくてはならないからではなかろうか。
今回の映画のタイトルは『猗窩座再来』だが、件の上弦の参がスクリーンに現れたのは、劇場が暗転してから約1時間半後のこと。
広告などもあったから正確な時間はわからないが、2.5時間の作品でほぼ半分が経過するまで敵役が一切画面に映らないのだ。
さすがに無理があるのでは。
つまり、私は「映画にするなら童磨戦、カイガク戦までで作品にはなった」ものの、
①無限城編は長く、3分割以上にすると客が離れる。
②特に前半の猗窩座戦までは描写が細かく絡み合っており、下手に切るとそのたびにあらすじを挟まねばならず、さらに冗長にならざるを得ない。
③主人公人気が著しい作品で、主人公の戦闘シーンが山場にないと知られると、興行収益が見込めない。
④だが、前述の通り前半戦は複雑に戦況が絡み合っていて、猗窩座戦の前には童磨戦前半を終わらせねばならない。
これらの理由から、上映時間150分超えの長編にすることが強行されたのではないかと疑っている。
潔く、30分アニメにしておけばよかったのにとも思うが、やはりこちらも放送枠とかの問題で難しかったのではないか。
鬼滅の刃自体は悪くない。
だが、結果として壊滅的なテンポ感を神作画と名演技で誤魔化すような子供騙しに仕上がってしまったように見受けられるのは、大変残念である。
今回は『鬼滅の刃』のネームバリューに救われただろうが、第二章以降の興行収益がどうなるか。
少なくとも私はもう見に行かないだろう。
強さの向こう側へ。
柱稽古編の最終エピソード…鬼舞辻無惨を追い込んだと思った柱達だったが、無惨の“術”で無限城へ落とされた柱達と鬼殺隊に起こる話。
いゃあ~めちゃくちゃ面白かった!
柱稽古編は過去の放送時に観たぶりで、全くストーリーを覚えてないため配信にて柱稽古編の最終話だけ観てからの今作鑑賞。
原作は読んでない為、今作の予告動画を観た時に無限城で善逸を待ち構える誰か、善逸の少し虚ろな目の映像にカッコよさとドキドキしてたけれど。
観始めればそのドキドキもほんの一部で、キャラごとにあるエピソードと回想とバトルに胸熱だし泣かされるし面白すぎるしで。
しのぶさんの姉とのエピソードを絡ませたバトル、善逸の兄弟子とのエピソードを絡ませたバトル、猗窩座再来で猗窩座vs炭治郎、義勇のバトル、炭治郎と父エピソードの向こう側の領域エピソードとその強さを手にした炭治郎には鳥肌|д゚)!!
猗窩座が鬼になる前の狛治時代、父、慶蔵、恋雪、…大事な人達を守れなかったエピソード、猗窩座が求め続けた強さの意味も解った気がする。ボロボロになった猗窩座を止める幻の恋雪と狛治の頃の気持ちに戻り死を選んだ猗窩座の姿には泣かされた。
上映時間は150分越えだけど全く時間を感じず面白すぎた!平日金曜でどこの劇場も予約凄すぎ!土日月の3連休やばそうですね!笑
映画作品としては評価できない
前提を書く人が多いので(笑)自分も作品は大変好きです。細かく書くのは許して下さいと言ってるような感じが嫌なので書きません。なんせ期待大で早速観に行きました。
無限列車の場合は、話に流れがあり、起承転結もしっかりしていて、長い鬼滅の話の中で、1つの作品として成り立つ仕上がりになっていましたよね。
今回は、3部作という事を考慮したとしても、1つの映画作品になりきれていない。
他の方も多く感想述べていますが、TVアニメならとても良かったと思う。
原作をそのまま映画にしちゃったらそりゃこうなるよ。。賛否が怖かっただろうけどもっと大胆に展開を改変させて映画作品として成立させてほしかった。
(例えば、開始いきなりカナエのアニオリから始まるとか、ギリギリまで善逸の目を見せないとか、いきなりカナヲが扉開けて吸収からの戦いの回想とか、やり方は色々ある。)
以上はストーリー展開に対する不満でした。(いやもちろん原作の展開は好きです。映画として1つの作品にするのは疑問だという事です。)
次に映像に期待しすぎました。これまでの事があるから、目が飛び出るかと思うような神演出、顎が外れるかと思うような神作画。期待してましたよええ。
しかし、、今までのようなとんでもないシーンは特にありませんでした!
特に期待したのは花火の場面。とんでもない事してくれると思ってました。
善逸のシーンもごめんなさい普通です。蜘蛛と戦った時の方がかっこよかった。
凪も…ものすごく期待してたのですが…
これら、ほぼほぼ原作通りで消化不良でした。
それから良い映画の特徴として、特に長い映画は、開始10分以内、できるだけ早い時間に視聴者を驚かす大きな出来事がある事が重要と個人的に思っています。
この作品は特にそれがなかった。故に話がダラダラに感じ、2時間半ももたないんです。
オリジナル要素もあまり感じられず原作の流れに忠実すぎた結果かな。。
猗窩座の致命的な一撃を煉獄さんのツバが受け止めるとか炭治郎の後ろに煉獄さんの幻影を猗窩座が感じるとかの胸熱アニオリ欲しかったですごめんなさい。
追加。無限城の前半部分は、何が面白いって、絶望に一瞬で叩き落とされる演出が多いところだと思ってる。
・なんで毒効かないのよこいつのシーン
・腹切って死んだ!のシーン
・まさか毒殺されるとは思わんかったのシーン
ほぼ原作通りだったのだが、3つ共もっと盛り上げてからの思いっきり絶望に落として欲しかった。
猗窩座の毒殺のところは予想通り台詞だけでボソッと伝えられて良かった。あそこは変なことせずに淡々と台詞だけで絶望させてほしい。
ただ、それまでの幸せシーンをもっっと盛り上げて、ニッコニコで祝言期待してるとこから突き落としてくれ。
腹切って死んだ!で善逸が叫ぶとこは、むしろ戦闘シーンより濃く描いていいとこだ。
なんで毒効かないのよコイツのシーン。
ここもほぼ原作通りではあるんだが、やるとすれば主観に切り替えてゆっくり気持ち悪い笑顔の童磨が迫ってくるぐらいの吐き気を催すくらい大胆な事してほしかった。
好き勝手書いたが、お話の最後なんだ。2部3部はとんでもないやつ頼む。
見どころたくさんある!
まず、見どころがたくさんあるので、各々感動する場面など違ってるかと思いますが私なりのチョイスを一つだけ。
なんといっても今回は義勇さんの凄さに感動。炭治郎への優しさがあちこちで垣間見え何気ないシーンに涙が溢れてきました。冒頭の落ちていきそうな炭治郎を守るときで既に涙がでましたね。
あと、あの義勇さんに痣発現した時に衝撃というか、とても痺れました。原作の時にも衝撃がありましたが、映像になるとそれはもう興奮もので。この瞬間自身の手を握ってあせをかいてました。
見どころは本当にたくさんあります。全てを言いたいのですが、語りだしたら何時間でもいけそうですが、あとは見る人の楽しみに言わないでおきます!
※他の方のレビューでたまにいらっしゃいますが、『何々の映画と比べて〜』とかいう方はこの映画だけでなく、比べられた方の映画に対しても冒涜していることに気づいた方がいいです。映画って、比べるものではありません。
大正コソコソ噂噺。筆者は興奮が持たないらしいですよ。
世間よりちょっと遅れて見始めた『鬼滅の刃』。
『炭治郎立志編』『無限列車編』『遊郭編』は配信やレンタルで見、『刀鍛冶の里編』『柱稽古編』はリアルタイムで。
いよいよ決戦の『無限城編』。
TVシリーズでやると思っていた。と言うのも…
最終エピソードの『無限城編』が国内歴代1位の『無限列車編』を超えられなければSNS上で色々言われるに決まってる。コケた、ヒットしなかった、『鬼滅』も終わったefc。有終の美を飾れず、『鬼滅の刃』のブランドも下がってしまう。
なので映画は避けて無難にTVシリーズでやると思っていたら…、
まさかの劇場3部作! そう来るとは…!
おそらく一本一本では『無限列車編』を超えられないかもしれないが、3部作併せてなら…? トータルで前人未到の1000億円を狙ったりとか…?
まずはOP記録更新なるか…?
今回はどれほどのヒットを記録するか…?
数字の事ばかりだが、勿論話も。
炭治郎たち鬼殺隊vs無惨と率いる残り3体の上弦鬼。
遂に最終決戦の火蓋が切られた…!
サブタイトルが『猗窩座再来』に決まり、今回は猗窩座との再戦がメインになるであろう事はまず予想付く。
しかし猗窩座はあの煉獄を殺した憎き敵。何故サブタイトルやメインポスターに…?
見て納得。原作は読んでないので(原作を読まないでアニメで見る!…と決めたので)、これには驚いた。
それについては追々語るとして、原作でもクライマックス戦。無限城に落とされ、鬼殺隊は散り散りになり、あっちでこっちで死闘。
使い古された言い回しだが、のっけからクライマックス! いや本当に。
大きな闘いは3つ。
しのぶvs童磨。
しのぶが遭遇したのは、上弦の弐の鬼。
常に笑顔を絶やさず、フレンドリーな言動ながら、その見た目や扇の武器にしのぶはハッとする。
鬼殺隊士だった姉・カナエを殺した鬼に酷似。姉を殺した張本人であり、仇。
しのぶも普段笑顔を絶やさず物腰柔らかな性格だが、仇に激昂。調薬した毒で最初は優勢だったが、童磨はあっという間に解毒。
一気に形勢逆転。劣勢となり、致命傷を負ってしまうしのぶ…。
本人は本当に思ってるかもしれないが、満身創痍のしのぶを労う童磨の嫌みっぷりにムカッ! 絶対コイツは鬼たちの中で一番性格悪い!
しのぶは自らを犠牲に最後の渾身の一撃!
しかし、それでも童磨を討ち倒す事は出来ず…。
駆け付けたしのぶの継子・カナヲの目の前でしのぶは…。
善逸vs獪岳。
善逸の前に現れたのは、かつての兄弟子。元鬼殺隊剣士だったが、命乞いして鬼になり、空いた上弦の“新”陸に。
再会した瞬間から罵り合う二人。
師・桑島の元で鍛えられ、善逸は雷の呼吸・壱ノ型を取得。獪岳は壱ノ型以外を取得。
二人で補う筈が、獪岳は自分より劣る善逸や善逸を贔屓する(と思っている)桑島を憎悪。
鬼となった力で善逸を圧倒するが、善逸も新技で反撃。
善逸は愈史郎や鬼殺隊士に助けられるが、瀕死の重体に…。
今回のメインバトル&エピソードである炭治郎&義勇vs猗窩座。
無惨を探す炭治郎たちの前に立ち塞がったのは、かつて対峙した上弦の参。炭治郎にとっては煉獄を殺した因縁の鬼。
炭治郎の成長を褒め称える。あの夜煉獄を殺した甲斐があったと。
怒りが爆発し、猗窩座に復讐。炭治郎はあの時より遥かに実力を高めたが、それでも猗窩座の方が上回る。義勇すら劣勢。
煉獄を殺した上弦の参の圧倒的な強さ。二人がかりでやっと互角。
そして遂に、炭治郎のヒノカミ神楽の一撃が猗窩座の首を跳ねる!
勝った!…と思いきや、首を跳ねられても消滅しない猗窩座。
炭治郎たちにも負けられない理由あるが、それは猗窩座にも。
もっと強く!
明かされる猗窩座の過去…。
江戸時代。まだ人間だった頃の猗窩座の名は、狛治。
病弱の父親の薬代の為にスリをしていたが、捕らえられ奉行所で刑罰。父親は息子の罪を背負い、自殺。
世の中への不条理を憎む中、とある武術道場の師範に拾われる。鍛練しながら師範の病弱の娘・恋雪を介護。やがて恋仲に。
父親の遺言。真っ当に生きろ。
師範から道場を受け継ぎ、恋雪と夫婦になる約束。こんな俺にも真っ当な人生が…。
が、師範と恋雪はライバル道場に毒殺。狛治は虐殺。
大切な人たちを失い、憎しみと殺しを繰り返す狛治の前に現れたのは、強い鬼を十二匹作ろうとしていた無惨。
守れなかったのは自分が弱いから。もっと強く。もっと強く!
そして狛治は武力に長けた鬼に…。
まさか猗窩座にこんな過去が…!
鬼にも悲しい過去があるのが『鬼滅の刃』の特徴。これまでは妓夫太郎と堕姫の兄妹鬼の過去エピソードが胸打ったが(それ故話もアクションも主題歌も『遊郭編』がお気に入り)、それに匹敵。
確かに狛治は真っ当な人間じゃないかもしれない。が、父親へ見せた優しさ、師範への敬意、恋雪への想い…。それでも真っ当に生きようとした。
それを忘れていた。自らの弱さを消す為記憶から消していた。
闘いの中で思い出した。大切な人を守る為闘う炭治郎の姿に、師範の姿を重ねて。
悪鬼になっても自分を受け入れ、還りを待っていてくれた恋雪。「お帰りなさい、あなた」に、ジ~ン…。
狛治と恋雪、結ばれて幸せになって欲しかった。いや、まだ遅くはない。
敗北を認め、自ら地獄へ行く猗窩座。その傍らに恋雪。きっと、あの世で…。
煉獄を殺し、鬼滅ファンの怒りと憎しみを買った猗窩座だったが、これから猗窩座の株が一気に上がるだろう。
しのぶと姉のエピソード、善逸と兄弟子のエピソードが霞むくらい、猗窩座に泣かされるとは…!
メインポスターやサブタイトルに納得。本作は猗窩座が主役の“狛治帰還編”であった。
アクションや作画の迫力は言うまでもなく。
無限城のビジュアルは圧巻。
メインストーリーがそのまま進むのではなく、各キャラの過去や内面が交錯。時折ボリュームたっぷりで脱線しそうになる所を、アクションと深いドラマで締める。アニメ映画としては長尺の2時間半もあっという間!
私なんぞの言葉で語るより、是非ご自身の目で!
LISAとAimerのW主題歌カムバックは嬉しい。早速ダウンロードしよ~っと。
猗窩座を討ち倒し、力果て気を失った炭治郎と義勇。
善逸の安否。伊之助や他の柱や隊士たちの命運。
残る上弦鬼は2体。すでにカナヲを痛め付けている童磨と、上弦の壱・黒死牟…!
損傷した身体を肉繭の中で再生させる無惨。無限城の何処に…?
今こそ、心を燃やす時。
決戦死闘は始まったばかり。
こりゃ第二章と最終章は早めに公開してくれないと!(望めるなら、来年『鬼滅の刃』は誕生10周年だから、夏と冬に続けて!)
ここで大正コソコソ噂噺。筆者は興奮が持たないらしいですよ。
(本当はレビュータイトルを“狛治の帰還”にしたかったけど、それだとネタバレになっちゃうであろうから)
刀鍛冶の様なufotable
原作、アニメシリーズ、劇場版と全て鑑賞済。
待ちに待った無限城編第一弾、話の進展は予想通り、猗窩座戦の決着まで。
実直なまで原作の構成を守ってたと思います。
映像化の売りとも云うべき、戦闘シーンの超絶作画とエフェクトてんこ盛りでした。
不思議な作品です。
155分の長丁場、2回観る事は無いかと思ってましたが、レビュー書く為の確認で1週間空けて2度目を観ました。
2度目の方が良かった。
三つの戦いを原作の沿う様に構成を崩さず展開していますが、総力戦の一部分なので一本の映画としては少し歪な感じになるのは致し方ないし、闘いと回想がセットなのは鬼滅の肝なので、気になりませんでした。
回想のせいでテンポが悪くなったとも思いません。
初見からその感想は変わりませんでした。
ただ初見の時は超絶作画の戦闘シーンが、同じテンポに感じて、もう少しメリハリをつけて欲しいと思ってました。しのぶさんの蟲柱としての技の数々、
善逸の待ちに待った漆ノ型 火雷神、
富岡さんの水の呼吸のオンパレード、
炭治郎の斜陽転身、
切り取って観ればどれも素晴らしく、美しいのですが、前後にもっと緩急があればなぁと思いました。
ただ2度目になると、それが気にならなかったです。
初見の時は何も見逃がすまいと気合いが入ってたのと、原作との違いを感じようとする事とか、戦闘シーンのボリュームと情報量に観てる自分のリズムの方が一定になってたのかと思いました。
2回目のリラックスして身を任す様に観ると、戦闘シーンの色々違うテンポや工夫が感じれてビックリしました。
ただ完全に好みの問題ですが、透き通る世界の描写は、もっと他の戦闘シーンの差をつけて欲しかったです。モノクロで線画のみとかに。
刀鍛冶編の半天狗の時にも、似たシーンがありますが、今回は開眼したので差をつけて欲しかったです。
そして回想ですが、長さはさほど気になりませんでした。どちらかと言うと薄い気さえしました。善逸のじっちゃんへの謝罪からのじっちゃんの言葉のシーンは、もっと泣ける演出があった気がします。
コミックのコマの間に映像ならではの演出を施せばもっと泣けたと思います。
戦闘シーンではそのアプローチをしてるので、ドラマでも期待してました。
無限列車の時の炭治郎の猗窩座に対する慟哭の様に。
しのぶさんのパートは良かったし、しのぶさんの役目はまだ終わってないので、第二弾の時のしのぶさんのセリフに期待してます。
そして猗窩座の回想ですが、一点どうしても惜しいと思ったのは、毒を盛った隣の道場の人達との関係描写が薄い気がします。
原作でも何コマかの描写だったと思いますが、ココは少し盛るべきだったかなあと、狛治の怒りにもっと同調したかったです。
今回の盛り上りで深掘り動画もいっぱい出てますが、
猗窩座の髪の色が恋雪の着物の色だとか、羽織の背中の模様の意味だとかを知って、原作者の設定の深さにビビってる最中です。
その魅力的な原作をまるで絵コンテの様に、実直に再現しつつ、とんでもない仕事量をアニメシリーズと共に製作するufotableは刀鍛冶の里の人々の様に、トンテンカンテンと刀を打つ様に絵作りされてて、細部にまで及ぶ職人気質に頭が下がります。その仕事に見合うモノが得られるよう超絶大ヒットを祈ります。
本当に凄かった…
雑魚鬼との戦闘シーンは映画オリジナルで、甘露寺・伊黒さん、時透・悲鳴嶼さんのお互いを信頼しているところが見えてすごく良かった。しのぶさんが童磨のところに向かっているシーンで、原作では思わなかった城の大きさがよく分かった。他のシーンでも「確かに、無限城ならこれくらい広いよな」と納得されられるところばかりだった。
しのぶさんの死亡シーンは本当に泣けた。折れた音がリアルすぎて胸が痛くなった。カナエのシーンでは、童磨に刀を向けたカナエが童磨にやられる、という詳しいところが見れてよかった。
しのぶさんのブチギレの声が本当に怖かった。姉の敵ということが沸々と分かるシーンだった。私は童磨が好きだが、あの時だけは本当に苛々してしまった。
善逸と獪岳の戦闘シーンでは、獪岳の雷の呼吸や、火雷神の作画、善逸が師範が死んだことで憤っているところが素晴らしかった。所々でお館様が健闘されているシーンや、獪岳との戦いで応援を求めていたところが映画オリジナルでよかった。
猗窩座と鉢合わせする前の炭治郎が落ちそうになるところで、原作の、枠を手で支えるのではなく、水の呼吸を使うところが、遊郭編で使った水とヒノカミカグラの使い所を理解しだしたようなシーンで、成長を感じた。
炭治郎と義勇さんが、しのぶさんの訃報を知るところが、きちんと原作通りでよかった。しのぶさんが蝶屋敷のみんなから離れて笑顔で笑うシーンが本当に泣けた。
痣が発現したあとの義勇さんと猗窩座の戦闘シーンが、目で追えないほどで、痣が発現すると速度が上がる、という意味が動きでよく分かった。
無限列車編の時の炭治郎より、明らかに戦いに対する順応ができていて、上弦の参相手にここまでできるのかと感心した。義勇さんがなぜ「俺は柱じゃない」と言っているのかが分からないくらい、戦闘能力が高かった。原作では一つの部屋で戦っているのかと思っていたが、どんどん通路や部屋を破壊しながら戦っているところが、無限城の大きさを示していてすごいと思った。
炭治郎が透き通った世界に入ったあとの呼吸の違い、髪の毛、目の色の違いがよく分かった。
猗窩座の過去のシーンで、お手玉がどんどん増えていって、最終的に二つは部屋の中、一つは縁側に落ちていたのが印象的だった。
書き下ろしであった隣の道場の息子が殺されるシーンがきちんとあってスカッとした。狛治と恋雪が花火のところで約束をしているところが切なく、思わず泣いてしまった。
「そうだ、俺が殺したかったのは」のあとに映画オリジナルのセリフがあって、猗窩座の心情を見事に補完していて良かった。猗窩座の最期の笑顔が、子供のように幼い笑みだった。恋雪と死後の世界で出会い、泣きながら自分を責めているところが胸に刺さった。
全体的に作画も声優の声も当たりすぎて夢中になって見てしまった。最初のしのぶさんのシーンで泣きすぎて、猗窩座のところであまり泣けなかったのが悔しい。音楽は声優の声をさらに引き立てていて、オープニングもエンディングもこれまでにないほど良かった。
注意点としては、ポップコーンやおかしをあまり注文するのはよくないと思った。普段なら食べられるポップコーンも、今回は画面に集中しすぎてほぼ食べることができなかった。トイレ問題は私は大丈夫だった。私は、最近あまり長い映画を見ていなかったからか、集中することができなくて悔しかった。次回見るときまでに三時間ほどの映画を集中して見れるようにしておきたい。また二回でも三回でも観たいと思った。改めて言う、本当に素晴らしかった。
ufotableの悪い所ががっつり出ている映画だった。
ufotablの悪い所。
それは、物語の基本骨子のシナリオ構成能力が低い事。
以前から、映像化するなら、そのエピは切ったらダメだろな所をカットしたり、誰にも共感されないオリキャラ追加したりと、映像面はともかく、シナリオ面でシュールレアリスムを発揮して、キュビスム状のパッチワークシナリオに再構成して、微妙なシナリオに改変しまくるのが、ufotableの特徴だった。
だから、複雑な時間軸が同時展開する鬼滅の最終決戦の映像化をufotable大丈夫?と疑問では居た。
疑問では居たけど、まさか、週刊連載漫画の原作そのものなシナリオ構成で押し通して来るとは思わなかったw
週刊連載漫画では、細切れのパッチワークなシナリオで展開するしかない(パラパラ漫画状の表現限界)物語でも、映像化及び映画であれば、また別の『見せ方(魅せ方)』が既にあって、そこをちゃんとしないなら、うちの車を日本人が買わないのは日本政府のせいとか言い出したどこかの国の大統領さんレベルで、貴方、頭おかしいんじゃ無いですかbyしのぶさんレベルの、メディア商法や、表現媒体の違いのお話になってしまうのだけど。
何より、細切れのパッチワークなシナリオは、週間放送のアニメ放映には適用可(どちらも週間だから)でも、ぶっ通しで長時間見続ける映画には、不向きなシナリオ構成様式なのですよね。
何故なら、細切れ故に、視聴者の集中力が切れて続かないから。
こういう所が本当にヘタクソ。
元から3部作と聞いていたから、1.猗窩座2.童磨&黒死牟3.鳴女さんと無惨戦になるだろうとは、ざっくりと予想はしていた。
けど、ここまでがっつり原作まんまのパッチワークで来るなら、善逸vs獪岳&愈史郎関連エピは今回がっつり削って、猗窩座と童磨(回想シーンは削る物とする)戦の戦闘シーン(ufotableの得意な所)の尺を増やせば良いのに(伊之助乱入当たり迄)と思った。
あとは、恋雪に、上がった花火の名前連呼させるオリエピとか、追加すればよかったのにとも思う。
ufotableさんの持ち味発揮して。
そして、ここで削った善逸vs獪岳戦と鳴女さん&愈史郎関連エピで3部の冒頭初めて、目立った戦闘シーンが特に無い鳴女さんとvs無惨に繋げれば、2部で童磨(童磨回想in )&黒死牟戦に派手に決着させても、綺麗に繋がる(むしろ、この方が映画向け。一、炭治郎、二、伊之助、三、善逸という見せ場確保的にも←善逸、伊之助、炭治郎が制作陣の意図かもだが、原作のストーリー展開と映画3部作という状態を思えば、3部作でのカマボコ隊の見せ場は、導入部主人公、二vs童磨故に伊之助、三必然的に善逸が収まりよろしい。何故なら、無惨戦で善逸活躍全然しなくて炭治郎出ずっぱりだから)と。
素人の私でも分かるのに、本っ当に、こういう、シナリオ構成のノウハウ部分が苦手な様ですね。
いつも思いますけども。
あるいは、全鬼滅ファンへのファンサービスのつもりなのかもだけれど、タイトルに猗窩座が君臨してる以上、原作に沿えば、水と主人公にしかクローズアップされないのは自明の理。
欲をかいて漁夫の利狙っても、焦点とっ散らかってたら、失敗する上に、それなりにしか稼げないのに。
更には、今回、得意のデジタル映像面でもクオリティが大変低かった。
どこかで見た対峙構図。
どこかで見た、クリーチャー様の絵。
AIが作った、パッチワーク映像のような静止画様のあれこれが多すぎて、大変つまりませんでした。
無論、努力が見える所も有りました。
無限に広がる無限城の映像化と、戦闘シーンは最たる例だった。
だけれども、そこにもちょびっと物申したい。
上下左右デタラメだって言ってるんだから、炭治郎(及び鬼殺隊士)達が走ってるor戦闘してるのは、実は何処かの天井だった、とか、壁面だったとかを、カラス視点のカメラワーク等を駆使して取り入れたらよかったのに。
しのぶさん戦闘シーンでは活用してたのだから。
力入れたポイントと、がっつり手抜きしたポイントがまるっと見え見えな出来栄えの映画でした。
だから、一度見たら、もう、良いかな。
念の為に、二回見たけど、これの良さは、映画館で大画面の大音量と共に鑑賞するからで、自宅で視聴するなら、急に面白みが無くなる出来だなと感じ取れてしまった。
猗窩座は好きキャラだけれども、一つの映画作品として評価する時、この出来栄えでは、ぶっちゃけ、映画として評価出来ないなと私は思った。
何故、これで良いと思った?と、逆に問いたいレベル。
構想10年規模の作品を時短で作ったと豪語しただけはある映画だな、と、納得もしました。
故に、導入の1作目がこの出来栄えなので、次回作に期待が持てる出来では全然ないです。
強くある事とは何かを知る!観て良かった~、観ないなんて選択肢は無い!
今日も日本中が熱いねぇ。
いよいよ来ちまった 7/18 公開が。
「 劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 」だよ・・・
まだかまだかと思っていたけどもね。
選挙があるって言うのに、 それ以上に劇場へ人を行かせるんだから、
凄いよね。
日本全国民の1/3程を向かわせるんだから。そりゃ恐ろしいよね。この流れ。
劇場ロビ-で事故だけはくれぐれも起こらない事を祈るわ。
目指せ400億円超え何だよね。 (;^ω^)
------今作------
作画映像は 前作同様極めてキレイ。
音入れも素晴らしかった。特に戦いの臨場感や
無限城感がよく出ていたと思う。
今作 主な戦いは 3つ。
①胡蝶しのぶ vs 童磨
姉(胡蝶カナエ)の仇に挑む戦い
毒を使った激しい戦闘に挑むしのぶ。
姉の仇を胸に 果敢に攻めるが ついに命を落とす。
分かっていても 儚いこの無念さに涙した!。
②我妻善逸 vs 獪岳(かいがく)
兄弟子との決着、亡き慈悟郎との再会別れ、漆ノ型 火雷神の一撃
なんと言ってもあの ギャ-ギャ-ウルサい男善逸が 泣き言を封印し
育ての亡き慈悟郎への想いを兄弟子獪岳との対決で晴らす。
あの世の爺ちゃんと交わす想いに涙した!
③富岡義勇&竈門炭治郎 vs 猗窩座(あかざ)
猗窩座の闘気を打ち破る凄まじい二人の戦い
最後に語られる 猗窩座(狛治)の人としての過去。
恋雪と師範の慶蔵、無念にも亡くなった二人の影姿が
猗窩座の心に語りかける想い。
愛した恋雪が狛治を鬼から人へと心を戻させ、
連れ添ってこの世から消え去って行く~
あの煉󠄁獄杏寿郎を打ち破った奴がこんな思いを抱いていた過去があったなんて、
人であった姿に心をうつ。
本当に守らなくちゃいけない 強くあるという事、
そしてその姿を取り戻せ魅せた想いに心熱くし涙した!
この二人の死闘は本当に凄まじかったです。
---------
本作 主題歌 ♬
Aimer:「太陽が昇らない世界」
LiSA:「残酷な夜に輝け」
ラストに歌と一緒に 第二章へ続く流れが語られて行く~
もう 次が今すぐ観たい、 見たい、 みたい んだよぉぉぉ (*´ω`*)
怒涛の155分は アッという間でしたわ!
現在、どこの映画館も 超満員御礼ですが、
ご家族、ご友人、ご夫婦揃って
是非 この夏 一度は劇場へ
お越し下さいませ!!
(映画館は涼しくって夏祭り状態ですよ)
終始フォルテッシモの曲を聴かされた感じ。作画技術>>>物語構成
原作ファンです。無限列車は無限リピ、鬼滅シアターも完走して本作に臨みました。
作画は綺麗でした。声優さんも劇伴も素晴らしい。
構成やアニオリ、上映時間が期待はずれでした。
他の方もおっしゃっているように、回想の多さ。
回想のたびに話の流れが止まります(鬼滅シアターでも、シームレス編集されておらず、CM前後の音や絵が登場するので、迫力が抑制されました)。その結果、迫力の点では遊郭編ほどではなかったです。
原作は週間連載のペースで展開したのに対して、映画は2時間程度(今回は2時間半)で、三部作とはいえ一つの作品に仕上げる必要があったと思います。
週間連載と1つの映画。とくに今回のような無限城編のように長期パートの場合、両者は構成やペースが違って当然だと思うのですが、週間連載の展開をそのまま脚本されているようで。原作に忠実といえば聞こえはいいですが、工夫して再構成し、2時間以内に収めてほしかったと思います。
タイトルは、最後の猗窩座戦を表してはいるものの、前半のしのぶさんと善逸のバトルは?こちらも含めたタイトルにしてほしかったです。
第一部としての起承(転)結(必ずしもこのパタンでなくてもいいけれど)、構成という構成がみられず、見所の羅列。終始フォルテッシモではメロディの素晴らしさが削がれます。強弱や起伏をつけなければ。原作通りの構成にするなら、テレビアニメにすればよかったと思います。
作画が素晴らしいのはわかりますが、もっと物語の構成にも注力してほしかったです。あまりにお粗末です。この技術力凄いでしょ!こんなこともあんなこともできる!と、スタジオの技術力の高さを誇示するため作品があるよう感じ、心底萎えました。脚本は外注したら?
ufotable凄い!と絶賛したかったのですが、今回はできなさそうです。
闘気には透気
冒頭から作画の暴力がとんでもなく、凄すぎて笑うというのを久々に体感した。
無限城を飛び回って移動するところは、建物まで動く中で立体機動しているかのようで鳥肌もの。
でも、サスガに頑張りすぎだった気がする。
息切れしたという意味ではなく、中盤までに慣れてしまったんですよね。
勿論更に気合いの入ったシーンはあったのだけど、メリハリという面では落差が少なすぎた。
“ずっと凄い”のは確かに素晴らしいのだけどね…
物語としては3つの戦闘が主軸。
1戦目は個人的に、早見さんの罵倒や舌打ち、宮野さんの小憎たらしいすっとぼけ演技が聞けて満足。
ただ、しのぶさんの最期がアッサリ過ぎて哀しい。
これはこれで無常感があって悪くはないのだけど、なんだか悲しみきれなくて哀しかった。
2戦目の善逸はカッコよかったが、獪岳が小物過ぎてあの尺でも長く感じてしまう。
メインの猗窩座戦も引っ張りすぎかなぁ。
デュラハンになった時は「まだやんの?」だったし、「まだ動くのか」の台詞はブーメラン過ぎだろ。
過去描写も同情はできるものの、でも結局罪のない人から財布を掏って逆ギレしてボコボコにしてた奴だし。
真っ当になったように見えて、過去は反省してなかったし。
演出としては、回想はまだしもやたらと良い感じの一枚絵を挿し込むのは食傷気味。
状況をイチイチ台詞で説明するのも相変わらず。
作画も話も演技も演出も、何一つ質は落ちていない。
しかし似たようなことが繰り返されてる印象は拭えず、今回は長尺のためそれが際立っていた。
“体験”として“凄い”作品であることは間違いないが、“面白い”作品かというと失速気味。
十分に楽しめた上で、それが正直な実感です。
ってか、引っ切り無しに人が出入りして集中できん…
確かにあっという間!
しのぶさんの壮絶な最後、泣いてる暇もなく。原作何度も読んでいてストーリーは知ってたのに、しのぶさんの死を受け入れられない。童磨が憎い。
画も綺麗だし、テンポもよくて、中だるみしなかったと思う。無限城のスケールは想像を超えていた。こんなすごい画を世に送り出した人たち。日本の誇りだと思う。そして今回の映画は、いつにもまして声優さんたちの凄さを感じた。
猗窩座は一言では括れない。鬼のなかには最後まで全く後悔すらできない哀れなものもいるが、猗窩座は特別な鬼だと思う。純粋で、一途で、人と鬼とを行き来して七転八倒の苦しみを味わったが、深く強く愛された幸せな鬼だ。妻の愛が鬼舞辻の叫びを遮り、彼の魂を取り戻した。猗窩座は、鬼舞辻さえも手に入れられなかった究極の愛を知っている。救いのある描かれ方でよかった。
残酷なシーンがあって、子供に見せたくないという声も聞くが、鬼滅の刃には人の心がある。子供にも知ってほしい愛がある。テレビシリーズはおちゃらけた場面が多くて子供向けの印象があるが、前作、そして今作の映画は、大人でも見応えがある。製作者さんたち渾身の素晴らしい作品になっていると感じた。
鬼舞辻に辿り着くまで、彼を倒して戦いが終わるまでにはまだまだ多くの犠牲を払うと知っているので、この映画の終わりの時点では全く勝てる気がしない、終わりが見えないという気持ちになる。それでも炭治郎や善逸のように目覚ましく強くなった者がいる。もともと強い義勇や実弥だけでなく、カナヲや伊之助がいる。彼らの存在が希望を感じさせる。拳や刀を振るう者、自分の身を犠牲にして戦う者。誰もが全力で戦っている。その凄さに圧倒されて、時間の長さを全く感じなかった。
あの時間の長さで、子供連れも多いのに、皆が息を呑み、物音ひとつ立てずに見入っていた。自分のお腹の音が迷惑になったか心配になるくらいだった。(隣だった方ごめんなさい)
同じ映画を二度観ることは今まで無かったが、この映画はもう一度観たいと思った。
これを映画として評価はできない。
一応、漫画は全て読んだし前作もテレビ編も観た上で今回の劇場版を視聴。
はっきり言って構成が酷い。盛り上がりも薄い。鬼滅の刃ファンには感じないだろう。だが映画ファンとしては恥ずかしいレベル。
前作が大ヒットしたから三部作の繋ぎとして仕方ない部分はあっても、それにしても時間配分が酷い。
よくGOサインが出たなというレベル。
これがタイタニックを超えて歴代4位の興行収入とかガチで恥ずかしい。あり得ない。
日本映画界はどこまで落ちていくのか。実写映画が全くヒットしない日本らしい。アニメで利益を狙うしかないんだろうな。
映像は素晴らしい部分もありましたが。
最終局面、炭治郎と善逸が因縁の彼奴に迫る!
公開後1週間、そろそろ落ち着くかなって思いましたが、相変わらずどの回もいっぱいのようです。
アニメが大好きで、毎回そのスピード、迫力、綺麗さに酔いしれてます。先の読めない展開を楽しみたくて、原作は読まないことにしてアニメで堪能してます。(情報過多の現在で、知らないまま過ごすのはなかなか困難ではありますが)
本作品も最高に面白かったです。本編は勿論、次回作への期待もMAXです。早く第二章が観たい!
【ネタバレ】
TVシリーズ「柱稽古編」の終盤、様子の変わった善逸に何が起こったのか?
早々と第一章で明かされますが、なんと上弦の鬼と対峙することになるとは!まぁ、繰り上がりではありましたが、兄弟子の変わり果てた姿に満身創痍の対決で挑む善逸がメチャカッコ良かった。
そして胡蝶さんも、因縁の相手、上弦の弐童磨と対峙するんだけど、ことごとくかわされてしまう。上弦の鬼の強さを見せつけるかの如く、呆気ない最期だった。という会話を娘と交わしたら、実は死んでないんじゃないか?なんて事を言っていた。まぁ、勝手な考察ではあるが、なかなか面白いなって思っちゃいました。
それからメインは炭治郎と猗窩座の対決!
煉獄さんを死に追いやった強敵猗窩座に対し、炭治郎を鬼殺隊へと導いた師匠のような存在の冨岡さんとタッグを組んで火と水の入り交じった死闘を展開する。
「鬼滅の刃」ではお馴染みの、鬼になる前の人だった頃の記憶・・・
本来は、煉獄さんを殺して憎むべき悪の権化みたいな猗窩座なんだけど、この物語は切なくなる。何故、最強を求めたのか?その全てが明らかになる。
凄まじい対決で傷だらけの鬼殺隊戦士たち。まだこれから鬼舞辻無惨と戦わなきゃいけないってのにどうなるの?仙豆みたいな都合の良いアイテムは「鬼滅の刃」には無いだろうに・・・
ホンっと、第二章、第三章がたのしみです!
後は、この数年、いかに情報から耳をそらすかが肝になりそうです。
全400件中、1~20件目を表示
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