劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来のレビュー・感想・評価
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「適者生存」「弱肉強食」論に対する強烈なアンチテーゼ
もちろん映像的迫力や、鬼気迫る声優たちの演技は必見!
その上で、いま見るべき重大なテーマ性を持った作品です。
かつて「一億総中流」と言われた、均質性を誇る日本社会でしたが、「失われた30年」を経て、強者と弱者に分断された構図が定着した感があります。世界を見ると、この構図はより顕著です。
この作品の中では、鬼側の主人公である「猗窩座」は、強さを希求し、弱者へは徹底的に侮蔑の眼差しを向け、存在を認めようともしません。そんな猗窩座に対する炭治郎(鬼狩りであり、シリーズ通じての主人公)の叫びが、この作品でのテーマとなります。
この社会に、置き去りにされて然るべき存在などあるのか?弱ければ蹂躙されて当然なのか?(病気の人・障害を負った人・いろんな事情で働けない人って社会の負担なんですか??…参院選の翌日に見に行きました。殺伐とした主張をする勢力もある中で、そんな事を強く感じました)
鬼である猗窩座は、人間であった頃の記憶は失われている状態。しかし炭治郎との対峙を通じて、彼が何を思いだしたのか?そして彼の思い出のその先には誰がいて、猗窩座に何を語るのか?…あまり書くとネタバレになりますので、この辺にしときますが(笑)、そこがこの作品の主題だと感じました。
炭治郎のような優しさが、いまの世界には必要ですね。
スマホ世代向け作劇
鬼滅に求める物
鬼滅の刃に求める物全てが詰め込まれていた、正に傑作。
私は鬼滅に求められているのはドラマ性、バトルシーン、そして高品質な音楽と映像美だと断言するが、その全てが満たされる何処か想像の上を超えていた。原作は最終巻まで読んだので結末を知っているにも関わらずあそこまで物語に没入出来るのは本当に凄い。
特に無限城の壮大さは絶対に映画館で観るべきと言える。また、非常に魅力的な音楽とハリウッド映画ばりのアクションシーンで描かれるバトルシーンはまさに映画館で見るに相応しい。
話の内容的には回想シーンが多いとの意見もあるが、鬼滅の刃をこれまできちんと見ていたらそういうアニメと理解している筈。バトルシーンの間に入るので全く気にならないと言えば嘘になるが、実際そこまで気にならない。何より回想シーンの質が高く、声優さんの熱演も相まって非常に感動する。実際複数キャラの回想シーンが挿入されるが、その度に啜り泣く声がそこら辺から聞こえた。鬼側、人間側のバックボーンを知れるのが鬼滅の刃の魅力でもあるので、回想シーンに文句を言うのなら、鬼滅の刃という作品と感性が合わないのだから、他のアニメなり洋画なりを見れば良い。
とにかく、作品として非常にレベルが高いので、興味がある人は映画館の大スクリーンで、一度は是非観るべき作品。
長い。そして満員。久しぶりに映画館の盛況を見た
いつもガラガラの映画ばっかり見ていることを痛感した。本当に人気のある映画って、こうなんですね。ポップコーン買うのに体感で20分以上並ぶことになるとは。映画館側もまさかこんなに入るとは予想してなかったんじゃないだろうか。
それにしても長い映画だった。隣の席の小学低学年生は途中でいびきかいて寝ていた。
PG12作品ですからね。
内容に関しては、まあ、原作マンガを読んでいたのもあって、正直それほどのめり込んで見るものもなかった気がする。猗窩座の気の毒な生い立ちに最大のスポットを当てていた印象だが、さすがの演出に涙があふれてきた。
この先順調にいっても、この長さがあと2本あるのかと思うと、やや気持ちがなえる。
あるいは次回作の時にまたテレビで大々的にキャンペーンを張って、今作もテレビでやるんじゃないだろうか。
進行速度と爆音だけ気になりました!
私個人の感想ですと、
劇中の進行がゆっくりに感じました。物語の進行は1.25倍速でちょうどよい感じのイメージです。
アニメ化の醍醐味の技の表現はどれも大変素晴らしかったです。
無限城のグラフィックにかなり手を焼いたらしいですが、そんなに大変ならそんなに増やしたり動かさなくても…と感じました。
低評価の方は揃いも揃って“回想が多い”と書かれていますけど、“走馬灯”ってご存知無いのですかね?彼等はギリギリの命をかけた戦いをしているのです。自分の人生の中で、今、この時を生き残るために、後悔しないために、自身の記憶を遡る(振り返る)のです。
上弦の鬼が5人居て、その後に無惨が待っているのに、体力の使い方、身体の使い方、タイミング、1つ間違えるだけで簡単に命を落とします。
煉獄さんも上弦の鬼との戦いで命を落としましたよね?描かれているのはそう言う戦いです。回想や思考(モノローグ)が多くて当然では?(その人にとっての大切なシーンなのに、それを思い返すな。回想シーンを入れるな。勝手に力を出して戦っていろと言うのはどうなんですか?)
最終章、最終局面だからこそ、わかりやすく物語の背景をしっかり繋いで見せているのに、
炭治郎は物語の初期からずっと鬼に情けをかけていたからこそ、鬼側のエピソードもしっかり描き、“何故彼等がこうなってしまったのか”を知る事で、炭治郎が鬼に対して感じている慈悲の心を、少しでも視聴者にも持ってもらえる様にとの、作品の見せ方だと思うのですが、
それを“つまらなかった、だるかった”としないでいただきたいものです。
あと、不評の方“原作は読みました”、“鬼滅ファンです”なんて前置きの後に“回想が多い、テンポが悪い、無駄が多い、”とは、一体何をどう読んだのか、原作通りの映像化なのに不思議な事を仰っている方が居て面白いですね。
各キャラクターのエピソードも“お涙頂戴”と表現して馬鹿にするくらい、心の余裕も無いなら映画に八つ当たりしてないでお休みになられたらいかがでしょうか?お大事に。
お尻や腰が痛くなったと言うのは共感しますけどね。
作品は個人的には進行速度の件を除いたら大変素晴らしかったです。
あっという間の3時間でした
ufotable、お前も鬼にならないか??
言わずもがな、とんでもない客層ですから、レイトショーをおすすめします。すごく快適でした。
Dolby-Atmosというのはやはり一番最高な音響です。流石でした。
ufotable、何も言うまい。日本で一番すごい戦闘シーンを描くのはここで間違いない。
すごい、すごかった。
綺麗なのはもはや前提、今までの実績からの信頼。
瞬間毎に移り変わる画面、激しく、恐ろしく速い異次元の戦闘でも、確実に脳が処理し切れる。ほど、美しい。
鬼殺隊の並外れた五感を、ufotableが描くことによって私たち一般人も体感できる。ありがたい話だ。
では、素晴らしい提案をしよう。
ufotable、お前も鬼になろう。
ufotable社員皆皆、普通に至高の領域に到達してると思うけど、鬼になれば100年、200年でも絵を描き続けられる、強くなれる。
お前たちみたいな、なんかやばいアニメを作るやつらが死ぬのは辛い、耐えられない。
良心を忘れない、よく考える、そして絶対諦めない!
子どもが走る走る!
みんな夢中だ。長編なので耐えられずどのタイミングでトイレに行くか考えながら見ている人も多かったと思う。映画館は思いのほか冷えるのだ。
で、大人は頭を下げてスタスタ歩きだが、子どもは走っていく。だっていっときたりとも見逃したくないから。
炭治郎は良心の塊。今回も、言わずに切ってしまえば勝てるのに、今から首を切る!と言った時は正直すぎて笑ってしまった。それこそがありがとうと言える炭治郎だ。
善悪がはっきりしているからわかりやすい。
生きていれば理不尽な相手にも出会う。そんな時に挫けずにかわして負けずに立ち向かうことができる。勇気を貰える。今回は女性が体の大きさや力では敵わないのにのらりくらりとかわす大きな敵に挑む姿にも感銘を受けた。
どんな苦境に陥っても、悪には屈しない、強くありたいと思う強さを貰えることが鬼滅の刃の一番の魅力かもしれない
緩急が良いテンポ
当方、このコミックは見てません。
テレビでやるのでそれを見る程度の知識です。
無限列車編は劇場で見ました。その程度です。
それぐらい知識で言うと、全体を通した感想はやはり人情物
ですよね。鬼滅の刃って。
鬼、人間どっちにしても、自身が不幸な境遇でその境遇のために鬼になるか決起隊になるか分かれているような気がする。
人の善悪。この辺はスター・ウォーズのエッセンスかな。
という感じでこのストーリーはずっと見てます。
今回も様々な人間模様が見られた。結局は良いことも悪いことも人間が作ってるんだよね。話の内容はおそらく他の人が詳しく話してると思うので割愛しますけど。
映画としてはなかなか緩急が良くて飽きは来ない。
ちなみに柱以外の人たちはどうやってこの城内に入ったのか疑問。
結局は鬼も人間が作り出したものなんだねそんなことを考えさせられるストーリー
予備知識がなくても楽しめると思います。もちろん知識があった方が楽しいのは言うまでもない。
太陽を浴びせるどうやって?これはコミックを読まないで映画を楽しんだほうがいいのかな。
今回はしのぶさんが亡くなった。
それでも自分自身の見よう犠牲にして勝つのかな
見ててもいろいろ考えさせられるそんなストーリー
だからみんなに受けてるんだろうね
お涙頂戴になってますけど、それらも含めて
ストーリーが重たくないから見られるんだろうね。
悪いところはありません楽しんでください夏休み
圧倒的映像美に引き込まれる!ufotableの真骨頂
原作・アニメ全話を網羅した鬼滅ファンとして鑑賞しました。
無限列車編以来の劇場体験、今回も期待を裏切らない仕上がりでした!
まず、無限城の描写が圧巻。新・上弦の肆「鳴女」の血鬼術によって変化し続ける構造は、背景ではなく戦いの舞台そのもの。建物の動きや光の演出が緻密に描かれていて、まさに“生きている空間”でした。ufotableの本気を感じます。
各戦闘も見応えたっぷり。中でも炭治郎・義勇 vs 猗窩座のシーンは、猗窩座の登場とともに空気が一変し、青白く揺らぐオーラの表現に鳥肌が立ちました。ただ、狛治の回想がやや長く感じたことや、炭治郎気絶後のアクションが急にテンポダウンしたのは少しだけ惜しかったです。
善逸 vs 獪岳は出番こそ短いですが、雷の呼吸・漆の型「火雷神」の映像は圧巻!善逸の内面や優しさもしっかり描かれており、ファンにとっては胸が熱くなるシーンでした。
しのぶと童磨の戦いは、「ここから始まる」という印象。原作を知っていれば伏線の緻密さにニヤリとできますが、映画だけの人には少しあっさり感じたかもしれません。指文字の描写は見逃したかも…もう一度確認したい!
水や空、林の描写も実写と見間違うほどリアル。映像だけでなく、DOLBY ATMOSによる音響も素晴らしく、シート越しに振動を感じるほど没入感がありました。
原作を知らない方でも、前作までのストーリーを押さえていればしっかり楽しめます。ファンなら見逃せない、映画館でこそ味わえる一作です!
祭りに参加してみた
“鬼滅の刃”には全く興味が無かった。邦画史上最高興収記録を打ち立てた前作も観ていないし、TVアニメも観たことが無かった。今作もスキップする予定だったが、今週映画館が“鬼滅の刃”に占拠されてしまったので困った。
週末の映画観賞は生活の一部であり、映画館までの往復1時間強の自転車通いが重要な体力&体型維持活動になっている俺にとって、映画館通いをサボるわけにはいかない(笑)
もう“鬼滅の刃”を観る以外に選択肢が無かった。
仕方なく、“祭り”に参加してみた。
【物語】
鬼殺隊の本部産屋敷邸で伏しているお館様は自分を囮にして、無惨を倒せと告げる。
お館様の危機に駆けつけた炭治郎や最高位の剣士“柱”たちは鬼の根城・無限城に突き落とされる。彼らは無惨を探すが、彼らの前に無数の鬼と“上限”たちが立ちはだかる。
【感想】
のっけから、“前週の続き”みたいな始まり方。
“鬼滅の刃”は凄い長編で、映画はある一部を切り取ったものでしかないことは何となく知っていたので、驚きはしなかったが、ストーリー展開は全く分からず(笑)
ただ、基本は “鬼退治”であることだけは分かったので、「これ、どういうこと?」みたいに頭を悩ますことは無かったのが救い。
全体のストーリー、背景、登場人物のキャラ設定を知らずに観るのだから、理解が極浅なのだけど、それでも
「ああ、これが人気の一要素なのか」
と感じたのは映像表現の凄さ。
一つは無限城の作画。唯一の予備知識だった映画館で予告編でも、まるで3D映像のような奥行きを感じる映像には少しだけ興味をそそられていた。全編この中で戦うのは知らなかったが、この筆致は見事だなと感心した。キャラ描画はアニメ、アニメしているのに背景画は超写実的というのがアンバランスでありながら、この作品の持ち味として思って面白く観賞することができた。
もう1つは、炭治郎たちと鬼の格闘シーンの迫力には目を見張った。はやすぎて何がどう書かれているのか良く分からないのだが、ハリウッド映画の実写&CGでスピード・“破壊”により迫力を醸すのとは異なる、アニメならでは描画の工夫が感じられた。 とにかく、これまで観たアニメでは経験したことの無かった対決の迫力が存分に伝わって来た。
これが本作で俺が一番感動したところ。
映画館が占拠されてしまったことに、半ば恨みを感じながら観た本作だったが、見て損は無かった。 門外漢のオヤジにも少しだけ人気の秘密が分かった。
オヤジはさすがに2回観ようとは思わないが、3部作らしいので次作も観てみようかなという気にはなった。
それにしても、日に6000回近い上映で映画館を占拠しながら、週末約8割の席が埋まったのは驚くしかない。これまで8割なんて数字は観たことないし、他のどの作品より販売率が高かったのだから、「これでも少なかった」ということになる。
いやあ、鬼滅恐るべし!!
映画館でアニメしか上映されなくなったら困るけど、コロナ禍以降ハリウッド作品を含めて興収100億円に達する実写作品が現れない中、国内映画業界を潤す“鬼滅”現象は映画ファンとしては喜ばしいと考えるべきなんだろうなあ・・・
原作通りで良かった
最高のアニメ、最初からフルスロットル
猗窩座推しなので、この映画でもういいかも
ボロ泣きです。
隣の家族連れの親御さんも泣いてましたが。
大変です。
訳アリの悪役に弱いんですよ。ダンダダンなんかでもボロ泣きしましたが。
原作読んで訳ありなの知ってるから、緊迫感のある戦闘シーンの中でも悲しかったです。
あえて気になったところ書きます。
↓
・無限城がデカすぎ
密閉空間が無限に続く恐怖感がない。
開放感があるぐらいまでデカくて、城の内部というより無限に広がる都市。
あまり怖くない。
・CGとアニメの統一感
CGがかなり力入っているけど、やはりところどころ違和感がある。
煙がCGの場合とアニメの場合があったり。
・ところどころの冗長さ
こんなシーンいるかなぁ、このセリフこんなにためる必要あるかなぁ、エフェクト長っ
というのが…
映画だからテレビみたいに尺を気にしなくてもいいような気がしますが。
でもでも、最高でした。ありがとうございました。
地方のシネコンでも長蛇の列で、劇場従業員の皆様も大変そうでした。
余裕のある時間に来場するのがよいかと。
アニメーションってすごい
2作目というのは前作超えないよね、と思ってたけど評判が良く期待して見に行ってきました。
想定を超える作画レベルとアニメーション。ストーリーは原作で知ってたものの、それでも泣かせにくるエピソードをバトルシーンに上手くはさみこんで泣かされました。
本当に素晴らしいアニメーション。間違いない。日本が世界に誇れるアニメーション映画だと思います。
ただなんというか手放しで称賛ばかりかというと個人的にはバトルシーンが凄すぎるけど多少慣れてくる、で、とにかくバトルシーンが多い。
バトルもいいけどストーリーや息抜きのような場面も欲しかったかなあ。これは個人的な好みかと思います。
宮野真守の童磨は良かった。本当に小憎らしくて腹が立ちます笑。
一度は見る価値あるアニメーションですのでIMAXで是非。
全1222件中、861~880件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。






