劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来のレビュー・感想・評価

全1536件中、161~180件目を表示

0.5鬼滅ファンの映画

2025年7月26日
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鑑賞方法:映画館

映画館で年間20作品位は視聴しています。鬼滅の刃の漫画やアニメを視聴したことのない感想なので、鬼滅ファンの期待度とは相違していることを最初に述べておきます。鬼滅の刃は漫画やアニメやコスプレで知られ人気になっている作品で、世界中に鬼滅ファンがいることは知っていました。国内の映画ランキングは1位で映画ファンとしても視聴しなければと思いました。私が少年時代に松本氏の銀河鉄道999や千葉氏あしたのジョー等は大変な人気があり、大人が視聴しても感銘を受けた作品だったと思います。リング上のボクシング描写も動きがあり、声優さんのセリフは含蓄があり響いた。名作にはカリオストロの城があるが、このアニメが評価されるのも決闘シーンなどの細かな描写やほっこりするセリフも響いた。近年では宮崎アニメが評価されるのも細やかな動きや情景が描かれアニメの素晴らしさを描いている。鬼滅に関して、鬼退治の決闘シーンに過去のバックボーンが挿入され人が鬼になった経緯が描きだされる。おそらく初見の視聴者に対しての配慮もあるのだろうが、決闘最中である。長いバックボーンはおそらく鬼滅ファンにも違和感を感じさせるのではないか?宮崎アニメのような動きの描写ではありません。名作アニメは細かな動きの描写(カリオストロの城の決闘シーンなど)そのシーンを際立たせ観客を引き込みます。宮崎アニメに象徴されるようにアニメ映画は職人によって成熟しており、それと同等な質の画像などが求められている。漫画からの作品なので世界観を壊さず忠実に描写していくのも大切ですが、漫画とは相違する映画の特性を生かした細やかな描写の作品にするべきではないでしょうか。子供連れの大人(中年)視聴していたが、傑作アニメを視聴している世代でもあります。漫画が売れ、アニメ映画に落としこむにしても映画の特性を最大限生かして宮崎アニメのように描写をしなければ映画好きには響かないと思う。日本のアニメは世界中で視聴され映画産業の柱になるので、頑張って欲しい。

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eagihado

4.0これはもう仕方無し!

2025年7月25日
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鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

ドキドキ

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そこらてす

0.5無限回想編

2025年7月24日
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鑑賞方法:映画館

これは酷いテンポが悪すぎる。
原作上仕方ないけど見せ場→回想を繰り返されて本当のクライマックスまでで既に体力切れを起こしてる
作画とかアクションシーンはさすがの一言だけど詰め込まれるとしんどいね

結論:構成がド下手

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インクライン

2.5鬼滅の刃初見勢の感想です

2025年7月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

興奮

鬼滅の刃の大人気ぶりと作品の完成度の高さも当然知っているのですが、ブームに乗り遅れて漫画もアニメも見たことがなく、知っているのは炭治郎と煉獄さんの名前と容姿、「判断が遅い」で有名な天狗の爺ちゃんのネットミームくらいというガチの初見勢です。

とは言え、あの鬼滅の刃のこと、初見勢でも絶対に面白いに違いないと根拠のない自信満々で映画館に行ってまいりました。

でも、結論から言うとむっちゃ生意気にも★2.5の評価でありまして。すみません。

確かに映像も音楽も声優陣もとてつもなく豪華で魅力的、、、なんですが、いかんせんストーリーが進まなすぎません? 鬼滅の刃ガチ勢の皆様にとってはこの進行時間軸が一般的なのかもしれませんが。知らんけど。

てか、妹さんとか寝てるだけだったし、主役級の人っぽいのに3時間走ってるだけで終わっちゃった人もけっこういたぞ(名前もわからんかったわ)

結局は3時間かけてやったことは戦闘→回想→戦闘→回想→戦闘→回想→以上!また次回ってオイ!

肝心の戦闘シーンも剣術メインで「○式○の型」と叫ぶものの、初見勢には違いが全くわからず、絵面も同じように見えましたがゆえ、ぶっちゃけ途中から飽きちまいまして。
パチンコで当選確率20%くらいの演出を延々と見せられてる感じというか、派手なんだけど同じような映像で、ぶっちゃけ絶対当たらないわコレ、、、じゃない、絶対決着付かないんでしょコレと初見勢にすらバレバレでしたから、当然ながら1時間越えたあたりからは、どんなにすごい戦闘映像でもハラハラしないどころかダレて見始めちゃいまして。
ココらへんは、最初から出し惜しみなくMAXで映像演出をやりすぎちゃった弊害なのかもしれませんね。

てか、この流れだと炭治郎の父が人類最強ってことで合ってますか? 知らんけど。
病弱に見えた炭治郎のお父様は一般人っぽく見えたけど、実は代々続く凄い方っぽくて、鬼殺隊の皆様こそ最初から炭治郎のお父様に習いに行っとけばいいやん、てか修行の仕方が間違ってなくね?って思いました。知らんけど。

あとは、敵味方全員が不幸な過去を持ってる実は良い人でしたってのも食傷ぎみだったかなあ。今回たまたまかもしれないけど、フリーザ様みたいな圧倒的な悪者がいても良さそうなもんだけど、この様子だときっと次回もこんな感じっぽい。知らんけど。

てか、今回走ってるだけで終わっちゃった人もいましたけど、次回もその方中心で、戦闘→回想→戦闘→回想→戦闘→戦闘→以上!になるんでしょうかねぇ。知らんけど。
そして、全員がやっぱり不幸な過去を持ってる実は良い人なんでしょうか。ひええええええ、いったいあと何回で終わるのよぉぉ〜

ガチ勢の方、変な感想&評価下げちまいましてすみません。

知らんけど。

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けんじん∞

5.0極上の人鬼頂上決戦!!

2025年7月22日
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鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

ドキドキ

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ユッキー

5.0文句なしの百点満点!

2025年7月21日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

驚く

いや凄かったですね、待たされた甲斐がありました。初日に子供と行ったんですが、見たこともないド迫力な映像と映画館ならではの凄まじい大音響に感動して終始涙が頬を伝ってました。
五十代のおっさんがあまりの感動にまばたきも忘れて涙を流し続けるって相当凄いと思います。
他と比べてはいけませんが、こんなことは初めてでしたねーユーフォーテーブルさんハンパないッス。
例えるなら煉獄さんの時のクライマックスが最初から最後までずーっと続くって感じでしょうか、自分は原作派でアニオリは嫌いなんですが、今回は言うことなかったですねー『素晴らしい!』の一言。
ということで夜が明けたら二回目観に行こうと思ってます。
強いて言えば斜め左後方でポップコーン喰ってる奴の音がうるさかったです。館内は飲み食い禁止にすればいいと思います。

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いっちゃん

5.0これ本当に鬼滅の刃なの?って驚くぐらい神映画︎︎!!

2025年7月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

公開初日に観に行きました。結論から言うとめちゃくちゃ良い映画でした!これ本当に鬼滅の刃なの?って思うぐらい映像技術が凄すぎた!
今回の映画の曲は両方共良かったですね!
公式も言ってたのですが泣きすぎ注意😭
まだ1章だけど2章が楽しみで待ちきれない!!
レビューの中には最低な事書いてる人がいますが気にしないでまず観に行くのをおすすめします!
いや〜もはや神映画👏

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坂本の謎解き

5.0またしても善逸に惚れます!義勇カッコよすぎ!

2025年7月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

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すていさむ

5.0映画館で観たことを後悔する理由がなかった

2025年7月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

ドキドキ

まず圧倒的な美しさ。信じられないくらいアニメーションが美しい。もう一旦ストーリーを無視したとしてもこれだけで観る価値があると思う。迫力も美しさもとんでもないクオリティだった。とか言いながらストーリーも良かったー。実は鬼滅は映画の無限列車編しか観たことがない。でも前作も楽しめたのできっと今回も大丈夫だろうといざ映画館へ。良かったのよー。さすが鬼滅だよー。何度か泣きそうになりながらエンディングまであっという間だった。音も良かったなー。映画館だからこそ感じられる音響と映像の一体感。この作品は絶対に映画館で観るべき。そう思える素晴らしい作品でした。

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マッシュぽてと

3.5高度なアニメーション映像体験

2025年7月19日
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鑑賞方法:映画館

原作既読。

奥行き、スピード感、周囲360度など違和感のない表現にアニメーション技術の進化と携わった多くの人の苦労が垣間見れ、ただただ感心させられた。

内容はすでにわかっているものの、命を吹き込まれたキャラクター達が実際に声を発し戦う姿を音響と共に体験すると、漫画で読むのとはまた違った感動があった。

午前8時台の上映回だったが、とんでもない動員記録の予想を裏付けるかのように、今まで見たこともない数の観客が劇場のロビーや座席を埋め尽くし、大行列にもかかわらずポップコーンをどうしても食べたい人たちの開始後の入場が後を絶たなかった。

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カツベン二郎

5.0なんで知ってるのにこんなに泣いちゃうんだろう

2025年7月19日
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原作既読、アニメもずっとおっかけてるおばちゃんです。
公開初日、0時過ぎる最終回で鑑賞。
びっくりするほどの満席。

なんでストーリー知ってるのに
こんなに泣いちゃうんだろう。
大粒の涙が、ボロボロと落ちる。
このシーンで、あのセリフで、
涙がこぼれっぱなしの155分でした。

映像もキレイだし、
音や声が入ってアニメになることで、
キャラクターたちの心の動きがより際立って、
理解が深まるっていうか、
共感できるっていうか。
上手く言えないけど、
ともかくほんとーーーに最高だった。
(↑語彙力のなさよ)

ずっとずっと穏やかだった胡蝶さんの声が
びっくりするほど怒っていたり、
童磨が本当ーーーに嫌なやつだったり、、、
早見さんと宮野さん、最高でした。
童磨役に宮野さんを選んだ製作陣、天才だわ。

善逸の戦いも最高だった。
獪岳と善逸の心の有り様の違い、
だから獪岳は鬼になってしまうんだなぁって。
じいちゃんとのラスト、ボロボロと涙。

猗窩座戦は言わずもがな。
義勇さんかっこよ過ぎでしょ。
惚れてまうやろー!
炭治郎の回想、覚醒、最高やし、
猗窩座のラスト、圧巻。
もう、泣きまくり。

あ、あと
無限城が本当に無限城すぎる。
輝利哉さまたちも頑張ってる!!

初日、0時すぎる回だったけど
(年齢的にやめとくべきだったかなと
観る前は思ったけど)
本当に行ってよかった。
大学生の娘と行きましたが、
2人で観れて本当よかったなぁ、、、!
第2章も楽しみに待ってます。

夏休み観たい映画がいっぱいあって
毎週行くくらい観る予定やけど、
鬼滅、もう一回観ようかなと思っています。

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MAYyarts

5.0想像を遥かに超えてきた

2025年7月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

ドキドキ

鬼滅制作に関わるスタッフキャストの技術と熱量が惜しみなく発揮された贅沢な155分。アニメーションではあるが実写のような没入感が得られ、最早芸術作品の域。そしてこれはまだ無限城編の第一章だなんて…。
何より原作へのリスペクトを感じる。
冒頭から胸が締め付けられる場面や、蜜璃ちゃんと同じように見惚れるキャラのアクションシーン。
そして何より、猗窩座を大切に描いてくださったことに感謝。名無しの鬼殺隊員たちと新規キャラの声優さんも一切手抜きなし。
情緒を揺さぶる劇伴も更にパワーアップしており、梶浦さん椎名さんに殴られたような気分。

一先ず1ミリほどしか言葉に出来ないので、是非未見の方は全身に鬼滅熱をスクリーン越しに浴びてきて欲しい。

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月子

4.5「成長」をキーワードに編まれた見せ場満載の特濃2時間半。泣けはしなかったけど大満足。

2025年7月19日
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鑑賞方法:映画館

いやあ、面白かったね!!! やっぱり。
ホント、凄いコンテンツですよ。鬼滅の刃は。
圧倒的な密度の2時間半。
そんな長尺の映画には全く思えないくらい、
息を詰めて最後まで見入ってしまった。
日本最高峰のアニメーションであるのは間違いない。

TVシリーズと映画版の『無限列車編』は視聴済。
原作はせっかくなので、まったく手をつけていない。
なので、どうやってこの話が終わるかについても、
あえて予備知識のない状態で臨んでいる。
どうせなら、アニメを全力で楽しみたいのでね。
今日の出来は、十分にこれまでため込んできた
期待に応えてくれるものだった。

― ― ― ―

僕が封切りの日に映画館に足を運ぶことは、
年に数回くらいしかないが、今日はしっかり
席をリザーブして万全の準備にて臨んだ。
ただし1300円のレイトショーw 封切りなのに
夜間割引を用意してくれるシアタス調布大好き!

で、21時に映画館に足を運んで、びっくりした。
もう夜なのに、ロビーに立錐の余地もないくらい、
客がひしめきあっているじゃないか!!!
どういうこと?? しかも1日20公演もあるのに
全部満席、完売御礼!!! すげー!
どんだけみんな鬼滅の刃好きやねんww

これは、もはやある種の「イベント」だ。
コミケとか、アニメロサマーライブみたいな。
鬼滅の初日は、国民総出のイベントとして、
もはや機能しはじめているのだ。

僕は、今の日本でこれだけの人を集められるコンテンツが存在することに、心から感動した。似た空気は今年の『名探偵コナン』の初日でも感じたけど、あれよりも熱気は今回のほうがはるかに高かった。

あれだけ殺伐としていて手と首の飛びまくるえげつない半分ホラーみたいな伝奇アクションに夢中になって、老いも若いも初日から映画館に繰り出してくる。1800円もする特製パンフ(まさかの上製本!!)が飛ぶように売れる。
僕は嬉しかった。
日本も捨てたもんじゃないな、と。
ちゃんと「お祭り」できてるじゃん、と。

― ― ― ―
基本、今回の『無限城編 猗窩座再来』について、
文句をつけるべきところはどこにもない。
いかにもジャンプらしい、気づきと成長を伴う
バトル&アクションの熱量においても、
情緒的な過去の因縁譚の味わいにおいても、
完成度の大変に高い快作だった。

ただ、なんで★4つ半かというと、
個人的に、全く涙腺を刺激する部分がなかったから。
それに尽きる。
泣けそうなエピソードは何個もあるのにね。
なんでだろう。うるっとくる瞬間すら全くなかった。
いや、別に泣けようが泣けまいが、そこは作品評価にはほとんど関係がないのだが、かつて5ツ星満点をつけた『無限列車編』を観たときはマジでボロ泣きさせられたので、あの感動とはちょっと差をつけておきたかった、といったところか。

純粋に個人的な話ではあるんだけど、
僕はきっと、誇りのために戦い、誇りのために死んでいく「男の覚悟とこだわり」にとにかく弱いのだと思う。『無限列車編』にしても、べつに煉獄さんが●●したから泣けたわけじゃない。煉獄さんの想いを、炭治郎が過たず何度も何度も切実な言葉にして敵にぶつけたからこそ感動したのだし、泣けたのだ。
その点、第一章では、柱サイドに犠牲者も出るし、過去の可哀そうな話もさんざん出てくるのだが、基本今回のエピソードはいずれも「過去の私怨をぶつける話」であり「家族を喪った後悔」の話であり、必ずしも「男の誇り」と「死にざま」の話ではない。だから、『無限列車編』ほどは、ジャストミートで僕を貫かなかったのだろう。

ただ、これが純粋に僕だけの問題かというと、そうでもない気もする。
というのも、僕が観た映画館で、終演後ざっと客席を見回してみたのだが、みんな満ち足りた興奮冷めやらない上気した表情は見せていたものの、グズグズ泣いているような人間は見つけられなかったからだ。
他のお客さんにしても、最高に面白かったし十分に充足はしたけれど、『無限列車編』ほど涙腺を崩壊させられるようなことはなかった、という人が結構多いのではないだろうか。

それ以外にも、今回の話が『無限列車編』ほど「ぐっと来ない」要因は、いろいろある気がする。
まず、『無限列車編』は一続きの物語としての起承転結をしっかり保持していた一方で、『無限城編 猗窩座再来』はオムニバス方式というか多元中継というか、いくつかのエピソードを寄せ集めた構成に過ぎないという点。
それから、『無限列車編』は冒頭の日常パートから入って、各キャラクター(とくに煉獄さん)に十分愛着を抱かせてから、後半で命をかけたアクションに切り替えるという構成が取れたおかげで「キャラ醸成」が可能だったが、『猗窩座再来』では出だしからいきなりクライマックスで、日常描写やギャグテイストで「キャラに深みを持たせる」時間もタイミングもなかったという点。
あと、今回の鬼がどいつもこいつも単細胞で狂気度が高く、あまり「対話」の余地がないせいで、痺れる「掛け合い」が生まれにくかった点も挙げられるだろう。
『無限列車編』では、いきなり出てきたばかりのエース格の炎柱・煉獄さんがラストでああなるとは想像もしていなかった部分があったが、『猗窩座再来』ではすでに「最終決戦」になっていて、ほぼこれが敵も味方も「殲滅戦(主人公くらいしか生き残らない戦い)」だと客のほうもわかっているので、ある意味覚悟が決まっているという部分もあるかもしれない。
まあ、あとはジャンプ的な「あるある」ではあるが、炭治郎と善逸がバトルで負けるとは最初からまったく思っていない部分があって、結構そこのパートは「のんびり」しながら観ていられるというのもあったような。

なんにせよ、僕の意見ははっきりしている。
面白かったし、素晴らしい完成度だった。
「ただし、『無限列車編』には及ばない」。

― ― ― ―

『無限城編 第一章』における最大のテーマは、「成長」だ。
炭治郎は、猗窩座との闘いのなかで、究極の「奥義」にたどり着く。
冨岡義勇もまた、自らがギリギリの命の取り合いのなか、成長していることに気づく。
ふたりは、戦いの中でなお急速にさらなる進化を示し、ブレイクスルーを経験する。

他のキャラクターも、息詰まるバトルのさなか、自らの「成長」について語る。
胡蝶しのぶは、努力と研鑽をもってしても埋められなかった、とある身体的なマイナスについて嘆く。
かつてみそっかすだった善逸は、「成長の証」(新しい型)を兄弟子に披露することになる。
猗窩座は過去エピにおいても、鬼となってからも、ひたすら「強くなる」ことを目指していて、最後には今までの鬼が克服できなかった弱点の「次のフェイズ」へと進んでみせる。

真剣勝負の戦いは、人を爆発的に成長させる。
到達した境地の向こうには、新たな境地が存在する。
だが、そうやって強くなることに、いったいなんの意味があるのか?
「強くなった者」は、責務として何を背負わなければならないのか?

鬼は、成長すること、強くなること、相手を打ち負かすことだけに拘泥する。
鬼殺隊は、手に入れた力を「弱きものを守るため」にふるうことを心に誓う。
両者を分かつその「動機」の部分が、僅かな最後のふんばりの差となり、勝敗を分かつ大きな分水嶺となる。

僕たちは、2時間半のあいだ、原作者が練りに練って練り上げた「戦いのロジック」と向かい合い、彼女の研ぎ澄まされた思想を我が身にも取り入れることになる。
それは「友情・努力・勝利」と呼ばれるジャンプイズムをめぐる思索から極められた、究極の(そして極上の)到達点であり、バトル漫画の集積体としてのジャンプの最良の成果ともいえるものである。

― ― ― ―

●個人的には、とにかく善逸が大好きなので(今でも、僕はこれまで観た『鬼滅の刃』全編のうちで、気絶した善逸が「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃」に「覚醒」する鼓屋敷のシーンが一番好き。あれは背筋にガチでビリビリ来た)、今回の大活躍には本当に痺れた。
まさに「一閃」という言葉がこれほど似合う剣士もいないわけで、瞬間のMAXゲージとしては本作の最強キャラではないのか?
ただ、これまでは日常描写におけるダメキャラぶりとの「対比」で彼の無双のカッコよさが光っていたのだが、今回の善逸は出てきた瞬間から覚醒モードで(そりゃ腑抜けてたら一瞬で殺されちゃうけど)、そこはだいぶ物足りなかったかも。
あと、今回深掘りされた話とか背景とか人間関係って、今までどれくらい出てきてたっけ? けっこう「あれ? いきなりそんな話になってるの?」って気分がしたんだけど。柱稽古編で手紙読んで泣いてるシーンの種明かしってことだよね。

●冒頭、悲鳴嶼行冥が雪のなか、(おそらく鬼殺隊の)広大な墓地を歩いていくシーン。
しんとしていて幕開けらしい素晴らしいシーンだが、歩き方になぜか体重が感じられないのが動画的にちょっと気になった。あれだけバトル描写で息をのむ完成度を示していても、「歩く」という基本動作のアニメーションって、難しいもんなんだな、と。

●童磨、本格登場。いかにもの宮野真守キャラで笑う。
これって「上弦の弐」ってことは、猗窩座よりも上位の鬼なんだよね。
「成長」というキーワードでいえば、「最初から恵まれた能力を持っていて、努力を重ねて高みにのぼってきた人間を一瞬で倒してしまえるような天賦の才の持ち主」であり、ジャンプ的な物語を背負う鬼殺隊のメンバーとは対極的なキャラクターということができる。
この展開なら「きっとこうなるんだろうな」という方向に話は進んでいるのだが、まさかの日没タイムアップサドンデス突入! 数年後(?)の「答え合わせ」が楽しみだ。
なお、童磨が居座っている無限城の部屋は、一面の蓮池に八つ橋が縦横に架かっていて、極楽浄土のグロテスクなパスティーシュになっている。

●猗窩座というキャラクターは、明快な方向性を示す身体的特徴をしている。
すなわち「江戸時代の生まれなのに髷がなくて短髪」「体じゅうにトライヴァル・タトゥーのように刺青が入っている」「武器として刀を使わない」。
これは実のところ、『必殺シリーズ』における一部の殺し屋たちとも通底する特徴だ。
誰もがそうというわけではないが、結構なキャラが「髷を結わず蓬髪・丸刈り」で、一部のキャラが島帰りの刺青もので、だいたいの殺し屋が身近な得物以外に刀を使わない。
これは、必殺の殺し屋たちの多くが「被差別階級」の人間として、権力に対峙させられているからだ。『必殺仕置人』の棺桶屋の錠(沖雅也)などは、まさに「流れ者」「琉球出身」「長屋暮らし」「髪を結わない」キャラであり、職業も含めて「そういう人」として登場し、だからこそ権勢をふるう武家や商人を相手に華麗に仕置するのが痛快だった。
猗窩座もまた、江戸期の士農工商の枠組みからはもはやはみ出してしまった存在として描かれている。そこを念頭に置いて観ると、彼が「力と強さ」を求めた理由の一端が理解できるだろう。そういや、生前も鬼になってからも、名前にけだものへんが入ってるしね。

●猗窩座の過去編は、ちょっと鍵ゲーみたいで萌えるよね。

●炭治郎が到達する領域って、いろんな武術もので出てくるきわめてオーソドックスな「ゾーン」の型を踏襲していると思うのだが、個人的には『ブラック・エンジェルズ』の雪藤が「空なるが故に無!」とか言ってたのを、ものすごく懐かしく思い出しながら観ていました(笑)。
そういや、熊がツキノワグマだったな。ホントはヒグマ出したかったんだろうなあ……本土が舞台だからツキノワグマしかダメなんだけど、こんなツキノワグマいねーよ(笑)。

●奮発して1800円の「豪華版」パンフを買ったけど、場面写真が全然載っていないのは若干不満かも。

●なんだかんだで、上弦も余すところ2体+新規1。第二章はそのへんとの闘いがメインになってくるんだろうけど、柱の誰が助かって誰が死ぬのか、次回の公開までなるべく耳に入れないようにしないとなあ。結構難しそう。

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じゃい

5.0圧倒されました

2025年7月19日
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泣ける

興奮

ドキドキ

スケール、躍動感、迫力の凄さ、主役級に負けない鎹鴉や隊士達の描かれ方、原作を大切にして想像を超える作りに感激。
ただ、トイレが心配で、今回は最後まで一気に観ることができましたが、2回目は席の決め方に注意しょうと思いました。

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mumei*****

5.0想像の上をいく素晴らしさ!

2025年7月18日
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泣ける

興奮

ドキドキ

製作陣の命を削って製作されたかのような、素晴らしい映画でした!
ストーリー部分から、もしかしたら美麗な戦闘シーンばかりで、勢いだけで進んでしまうかもと杞憂していましたが、見事見事な飽きさせない戦闘と、後半の猗窩座の胸の痛くなるストーリー。
単行本の内容もいい感じに忘れる丁度いい期間が開いたのも良かった。新鮮に感じました。

思わず涙をホロリとしてしまいましたが、気をつけないといけないのは、ポップコーンとか買ってから観る人は、始まる前にだいぶ食べておいたほうが良いです😂
パクパク食べながら観る隙がありません!

しかし、次作が待ち遠しい!もう楽しみです!
今作も何回観に行ってしまうか心配です😂

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taka_chan

5.0猗窩座が好きなんです。

2025年7月18日
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猗窩座が好きだったのですが、動く猗窩座を見てより好きになりました笑

猗窩座の魅力が最大限伝わる作品です!!
彼の多くの見せ場をありがとうございました!!

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しんしん

5.0終わりの始まり

2025年7月18日
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悲しい

ドキドキ

冒頭のシーンから一気に引き込まれました。最終決戦の幕開けのような迫力が素晴らしく、期待感で胸が高鳴りました。
劇中の音楽はアクションシーンと見事に調和。特に戦闘曲は心を揺さぶり、鳥肌が立ちました。
声優の演技も感動的で、作品の演出で も思わず涙腺が緩むほど。
映画館で観て大正解。絶対に見逃せない、素晴らしい作品です!

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ちっち

4.0ぜひIMAXで

2025年7月18日
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鑑賞方法:映画館

映像美もとんでもないですが

IMAXにしか出せない重低音も
この映画の魅力をさらに引き出します

もう
さすがとしか言いようがないですね

ラストまでIMAXシアターで楽しみたいです

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きみまろ

5.0メチャクチャ良かったの一言‼️

2025年7月18日
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泣ける

悲しい

興奮

映画公開初日に観てきました‼️
無限城編は絶対
映画館で観ようと心に決めてました‼️
絶対に映画館で観る価値
大有りです‼️
続編も映画館で絶対に観ます‼️
鬼滅の刃ありがとう‼️
最後には無惨を必ず倒してほしいです‼️
すぐにでも第2章が観たい気持ちで映画館から
帰ってきました😭

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AKINOKAORI

5.0期待以上、無限列車超え

2025年7月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

もう大満足の一言でした。作画は当たり前のように良過ぎるし、しっかりと決めてほしいシーンには全力が注がれている、ファンの要望を全て叶えてくれたような映画でした。また、鬼滅の刃が流行った要因である「感動シーンでしっかりと人の心をつかむことが出来る」という力が十二分に発揮されていて自分も号泣してしまいました。

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カモナベ
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