「映画全体の構成は「戦闘→回想→戦闘→回想…」の堂々巡り。単調で先の...」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 Rさんの映画レビュー（感想・評価）
映画全体の構成は「戦闘→回想→戦闘→回想…」の堂々巡り。単調で先の...
映画全体の構成は「戦闘→回想→戦闘→回想…」の堂々巡り。単調で先の読める展開をただ繰り返すばかりで、緊張感も高揚感も持続しない。シンプルを狙ったのかもしれないが、実際には稚拙な単純化に過ぎず、観客の集中力を削ぐ結果となっている。
さらに致命的なのは脚本（原作準拠？）である。登場人物は戦闘中であっても延々と自分の心境や状況を口にし続け、ドラマを「見せる」のではなく「説明する」ことに終始する。これでは映像作品としての説得力は皆無であり、戦いは緊迫した死闘ではなく、安っぽい解説付きアクションショーに堕してしまった。
アニメ映画として「映像美」が称賛されるというが、土台となる物語がこれほど空虚では、どれほど作画を磨いても表面的な輝きしか残らない。色彩や動きが豪華であるほど、ストーリーの薄さが際立つ。美麗な映像で飾り立てた駄菓子のように、口に入れた瞬間に味気なさしか残らない。
そもそも原作段階から物語の深みに欠けており、その脆弱さは連載初期から明白だった。今回の映画はその弱点を補うどころか、拡大再生産したに過ぎない。戦闘の繰り返しと説明過多――これを「ドラマ」と呼ぶのはあまりにお粗末。
結論として、本作は映像の派手さでごまかされた凡作であり、作品そのものに持続的な価値はない。10年後はもちろん、数年後ですら語り継がれることはないだろう。
思えば、連載初期からこの作品には薄っぺらさしか感じず、ヒットしたときは耳を疑った。試しに単行本を3冊購入して再読したが、やはり面白くはなかった。今回、知人に誘われて観劇したが、結論は変わらない――駄作は駄作である。アニメ映画として「映像美」が持ち上げられるのも滑稽で、肝心のストーリーがここまでスカスカでは、絢爛な映像も所詮は空虚な飾りにすぎない。
原作者は今、どのような思いでこの現状を見ているのだろうか。漫画家であれば当然、優れた「マンガ読み」であるはずだ。その人間が、自作が映像技術の力で“名作風”に祭り上げられるのを見せつけられて、果たして胸を張れるのだろうか。むしろ「映像に救われた凡作」として歴史に埋もれていく未来しか想像できない。
とんだクソコメントだなw
そんな否定的な意見を押し付けられても
って話なんだよね。
回想あってこその鬼滅。
あなたみたいなやつは鬼滅向いていない。
続編は見ない方が良い。その方があなたにとっても良い方につながる。
IDの「R」は、全世界で800億円以上の興行収入を得ている作品を原作からして面白くないと酷評して「体制に逆らってる俺ってロックだろう？」の「R」でしょうか？
まあ冗談は置いといて、考え方は人それぞれで貴方の感想に微塵も興味は無いですが、この作品のためにわざわざIDを作ってまで発言した意味とか理由には興味があります。
それにしてもタイミングが遅すぎて信者の集まりもイマイチですね。
それはともかく、「鬼滅の刃」は「物語の深みに欠け」「薄っぺらさしか感じず」「ストーリーがスカスカ」ということですが、それでは貴方が面白いと思う作品は何ですか？
せっかくIDを作ったのですからアニメでも実写映画でもいいので優良作のレビューの投稿を期待します。
分かった風に語って全然分かってないなw戦闘中にキャラがしゃべる？説明？何を言ってんのやらw主に炭治郎の事を言ってると思うがあれは炭治郎の思考。それが炭治郎の特性。炭治郎は考えながら戦う頭脳派。炭治郎の頭の中をセリフにしただけ。そして、それが鬼滅の特性。回想もしかり。こんな初期設定のデフォな情報はファンなら当然知ってる。鬼滅が嫌いなんやろ？わざわざ分かった風なレビュー書いて貶めるぐらいなら初めから鬼滅が嫌いと言えばいい。まーキミ達アンチがどれだけ邪魔しようが世界中で大ヒットしてるからね。お疲れさんw
ムササビさま
たしかに宮崎駿作品は回想もモノローグもほとんど使いませんね。だからこそ、映像で見せることに徹していて説得力があります。
鬼滅の場合は「敵の悲惨な過去＋炭治郎の心情」を戦闘のたびに挟むことでテンプレ化しており、感動ポルノ的になってしまっています。
回想やモノローグ自体は漫画表現/アニメ表現で有効ですが、鬼滅では使い方が単調すぎて、観客に考える余地をほとんど与えない点が問題だと感じます。
なぜ、鬼滅の刃では回想やモノローグが単調で陳腐な使われ方をしてもこれほどまでにヒットしたのか、原因や背景にはいろいろ思うことはありますが、一言で表現するなら
世の中が「わからない」ことを昔ほど許容できなくなってきたからだと思っています。
最近のアニメ？が回想が多い？
何いってんの？28年前のワンピース、ナルト、ブリーチ皆人気だが回想バリバリあるぞ？いつの時代の人？回想入れない漫画家ほとんどいない、進撃の巨人も回想あるから
まあ元々原作はアニメ化前提でない週刊連載漫画ですからね。週刊連載の長さでキャラの説明と読者受けする戦闘シーンを入れないと連載打ち切りの可能性があるので大変です。
そして昔は漫画とは表現方法が違うアニメ化する場合は大胆な改変があっても仕方ない雰囲気もありましたが、今は原作改変は絶対悪なので原作通りのこの構成はどうしようもありません。それに長編漫画としては見事な構成になっているので、そこを変えると話が繋がらなくなりますし。
モノローグに関しては個人的には鬼滅は半ば私小説文学に近いと思っています。胡蝶しのぶの台詞｢日常が壊されて初めて幸福が薄いガラス板の上にのっていたと気づく｣など。冷静に考えると一般庶民はそんな表現しそうになく言葉を突き詰めた作家の表現です。その現実のリアルでない小説のリアル感はヒシヒシと伝わります。
漫画をアニメ化した為に起こった違和感があるのも分かります。鬼滅アニメは原作が地の文つまりナレーションになっているところもキャラに喋らせているからキャラが喋り過ぎ感はあるかもしれません。アニメ第１期の時ナレーションを入れた回があったのですが、ちょっと合わない感じがあったので方針を変えたんだろうなと思いました。
つらつら長くなり失礼しました。
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