「アニメとしての限界ドラマ」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 コバヤシさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメとしての限界ドラマ
アニメが嫌いである。
お決まりのセリフ、お決まりの展開、夢物語に寓話性、性描写なし、リアリティなし。誰にでもわかる展開、主人公は話しすぎる、ヒーローヒロインもの、まぁようするに客受け狙い。
それでも、この鬼滅が面白いと思えるのは、一つ目には主人公の成長だろう。
ファーストガンダムもそうだが、主人公が成長するのを見るのは楽しいものである。
第二に、「怨恨」対「信頼」というわかりきった図式を、江戸時代のストーリーへと昇華している点であろう。日本の差別が生んだ兄の話ともとれなくはない。
描き方は素晴らしい。
時間を気にせずに書き込んだ感はある。
猗窩座ストーリーも素晴らしくよくできている。
完全懲悪的な思想が幼稚ではあるが、そこに収まらないストーリーを書き込んでいるのも、この作品の良い点。
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