「無限城と戦闘シーンの映像は見応え十分(本作はこれでOK)」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
無限城と戦闘シーンの映像は見応え十分(本作はこれでOK)
「無限列車編」が上映されたのは5年も前。もうそんなに経ったのかと驚く。それからのテレビシリーズはリアルタイムではなく、サブスクで若干後追いする形で鑑賞してきた。本作の前の「柱稽古編」もこの前観終わったばかり。この「無限城編 第1章」を観るための予習だった。
さて、本作。原作マンガを読んでいるので内容は知っている。いよいよクライマックスに突入してしまった。終わるのがもったいない気がしてならない(まだ終わっていないけど)。「無限列車編」で煉獄さんを殺した猗窩座が再登場する。これはもう胸熱な展開しかない。
でもその前にしのぶさんや善逸の戦いだ。「鬼滅の刃」ってこうやってメインっぽいキャラをさらっと消していくのが潔い。猗窩座との戦いの前座っぽい扱いだけど、十分に熱かった。戦闘シーンの映像がすごいのは前からなんだけど、さらにスピードと迫力が増してきている気がする。かなり長い上映時間なのに見入ってしまい時間が経つ感覚を少しなくしてしまった。そしてそれよりも圧巻なのは無限城内部の映像だ。あんな戦いの場を設定した原作者もすごいが、幻想的で荘厳な空間をあの奥行きと美しさで仕上げたことが素晴らしかった。ufotable本当にすごいな。
ただ、「無限列車編」のときほど泣けなかったのは正直な感想。猗窩座のエピソードは切ないが、やはり鬼として多くの人間を殺してきたことを思うと素直に悲しむことはできない。「無限列車編」を観て大泣きしたのは、やはり煉獄さんのエピソードが好きだったからなのかも。中途で終わった感は否めないが、まだ完結編の一作目だ。まだまだ熱い展開が待っている。続編を楽しみに待っていたい。
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