「長い」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 雑で薄い感想語りさんの映画レビュー(感想・評価)
長い
アクションと演出には圧巻されたがアクションシーンとアクションシーンの間に挟まるキャラの独白シーンが作品のテンポを損なっている気がする。
まあどっちかというと制作側の意図というよりも原作の特徴なので愚直に原作再現をするアニメ鬼滅の刃の明確な弱点なのは確かなのである。
そもそも原作鬼滅の刃が読者にウケたところが映画ではくどいくらい描写されたキャラの独白シーンだった。
主人公である炭治郎の戦闘中の独白シーンは戦闘の解析するだけに留まらず自分自身を鼓舞するところまで繊細に描かれる。
このときの独特の言葉回しが連載初期の人気の要因だった。
それから連載が進むにつれキャラの数も増え章ごと見せ場は主要キャラの「柱」や敵幹部「上弦」心情を描がかれるところが佳境として盛り上がりを見せた。
この原作の心情描写はアニメ化したらテンポ悪くするだろうしアニメ制作会社はどんな工夫するのかな?と考えてたら
一切手を加えず原作通りを忠実に行ってきたのがアニメ鬼滅の刃の歴史である。
流石に無限城編は無限列車よりもボリュームあるしちょっとくらいカットするよね?思ったら独白シーンを全然削られていなくて驚いた。ここまでの原作遵守はもう狂気沙汰だと思う。
この独白シーンを支えるのが声優の熱演である恐らく映画「鬼滅の刃 無限城編」のテンポの悪さ対策の大半が声優さんが担ってくれてる。
ちょっと映画に離れかけた心をしのぶさんや善逸義勇さんや狛治さんの魂の叫びが再び映画に没頭に再び導く聞いてて普通に泣きそうになった。
映画は2時間半これの繰り返しである電子ドラッグみたいに感じたのは制作側の意図ではないだろう。
原作をそのまま映像化するという製作方針は原作ファンには高評価でしょう。逆に原作を読んでいない人や一見さんには不親切でハードルが高い作品と言えるので、その為に寝落ちする人や途中退席する人が出ているのだと思います。私は最前列で観ましたが、終わって後ろを向くと10人以上寝ていました。(キャパ200のスクリーンですから5%強ですね。)これを多いとみるか、少ないとみるか?間違い無いのは、今回寝たり途中で帰った人は家族・友人・知人にネガティブな感想を語って観客動員の足を引っ張ってくれた事でしょう。
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