「迫力あるけれど、会話と回想が多めで疲れる部分も」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 とうきさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5 迫力あるけれど、会話と回想が多めで疲れる部分も

2025年8月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ほぼ3時間の中で、内容は主に3つのバトルと多めの会話や回想シーンで構成されていて、それ以外のストーリーはあまりなかった印象。
バトルの最中に長めの会話や回想シーンがたくさん挟まることで、自分にはテンポがあまり合わなかった。また、「せっかくダメージが入ったのに、なぜすぐ追撃せずに回復を待ってるの?」と思う場面もかなりあって、演出と脚本の意図を考えながら観る必要があった。
後半からは戦いが一気に盛り上がり、アクションシーンの迫力はさすがでしたが、その分回想シーンも長めになり、炭治郎が「ゾーン」に入るための説明だけで回想シーンが二つも続くのは、さすがに長いよ!と感じた。やっと全部終わったときにはかなり疲労感が残っていた。そして思った以上に映像表現が生々しく、「鬼滅の刃ってこんなにグロい作品だったか?」と驚いたところもあった。
一方で、アニメーションのクオリティは相変わらず本当に素晴らしく、独特の演出やビジュアルはやはりこのアニメの特徴であり魅力だと思う。ただ、自分のようにシリーズのファンではなく、純粋に映画として楽しみに来た観客には、入り込みづらい内容でした。無限列車の時は前知識なくても面白く泣ける話でしたが、今回はもっとシリーズファン向けの内容になっていると感じた。

とうき
はくあさんのコメント
2025年8月7日

鬼滅の刃は、無限城編から一気に「グロさ」が増していくんですよね。

ストーリーがないという話でしたが、この映画は所謂「最終決戦の一歩手前」RPGでいうところの四天王との戦い。それを各場面で一斉に死闘が繰り広げられるわけです。
起承転結のストーリーなんて初めからないんです。鬼との最後の死闘。それだけが無限城で描かれるわけですから。
ストーリー(承と転にあたると思います)としては、過去の回想や炭治郎の透き通る世界という新たな技、善逸やしのぶさんの覚悟。そして猗窩座の最期。これらは、各戦闘ごとに丁寧に描かれているなぁと感じました。

第一章は特に起承転結なストーリーを見るのではなく、ラスボス手前のいくつかの死闘が終わってオートセーブしてゲームの電源を切った。と、考えるべきかと思います。

はくあ
uzさんのコメント
2025年8月7日

回想とモノローグ、もっと端折れましたよね。
“闘気”と“殺気”の違いなんて意味なかったし…

uz
PR U-NEXTなら
映画チケットがいつでも1,500円!

詳細は遷移先をご確認ください。