「いい映画ではないが、見るなら劇場でみるべき」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 CIさんの映画レビュー(感想・評価)
いい映画ではないが、見るなら劇場でみるべき
人気がすごいという前評判込みで考えてしまうと、とても退屈な映画であったと言わざるを得ない。
話の構成としては3つの戦いが主軸として表現されているが、最後の3個目に無駄に時間を使いすぎである。
最後の敵を理解するために、決着間際で過去回想を入れてくるのだが、それが長過ぎる。傍若無人の限りを尽くしてきたのに、こんな可哀想な過去があったんです!!と長々語られても、「だからって鬼になって人を殺し続けてもいいんですか?」としか思えず鬼としての行動原理が薄すぎる。
1個目2個目の鬼のほうがまだヒールに振り切っていて、理解できるまである。
そしてここの回想が長すぎて、割とメインだろうに、負けたのに面倒くさすぎでは?さっさと退場してくれと思ってしまう
最後の戦いが冗長なところを除けば、ここはもっとこうだったら感動的だったな〜、というところはあるが、鬼の恐ろしさであったり、人間の葛藤などが描かれていて良い。
しかし、最後に長ったらしく要らない部分がてんこ盛りなので、良いと思っていたところも台無しである。最後の方はとても眠くなっていた。
映像、楽曲などはとてもよいが、これはむしろ劇場で見ないと良いところは無いであろうと思われる。
結論として、決していい映画ではないが、劇場で見ないと良いところが全て殺されてしまい、退屈になる映画である。
『「だからって鬼になって人を殺し続けてもいいんですか?」としか思えず鬼としての行動原理が薄すぎる。』
そうなんです!そこが猗窩座の根幹なのです。
約束を守れずもうどうなっても良いやとなった彼が鬼になり行動原理が薄いまま殺戮を繰り返すというつまらない人生に気付き、最後にそんな自分を自ら処す。
鬼という悲しい生き物の末路を描けている良いキャラだと思います。
貴方にも伝わっていて良かったです。
鬼滅の刃自体がではなく、
時間が限られた中の構成の組み方自体が問題なんじゃないかと思うのです。
自分も原作も小説もアニメ版も無限列車も購入済みです…が
泣きもしなかったし、二度はないかなと思った自分に驚いた位で…
無限列車は、映画館で4回見て4回泣かされました。
間違いなく、映画の構成は無限列車の方が良かったと思います。
時間が限られた映画だからこそ、起承転結が大事なのだと言いたいのです。
片寄った映画しか見ない人には、多分わからない。
だから…残念なんです。
あくまでも「自分はこう感じた」という感想を述べているだけの好感の持てるレビューだと思います。
「高評価しているヤツはどうかしてるぜ」みたいな他人の感想を批判するようなことや「俺ならこうする」「俺監督作品」みたいな修正案を長々と書かないところも良いです。
欲を言えば作品に対するご自身の立ち位置(未見、漫画履修済みなど)を明かしてもらえば感想の意味をもっと理解できると思います。
あとコメント欄で「そこのところの面白さが分からないヤツはダメだ」みたいな反論をするのはカッコ悪いと思います。
「みんなちがって、みんないい」ですよ。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
