「不満は2か所。あとは全体が素晴らしいの一言。」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 60代の男ですさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 不満は2か所。あとは全体が素晴らしいの一言。

2025年7月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

[60代男です]
物語も映像も音楽・音響も素晴らしい。
その中で僕の不満は2か所。

善逸の兄弟子で、急に上弦の鬼となって出て来たキャラクターが、外見のデザインも背負った過去の話も、普通過ぎて面白くなかったこと。

もう一つは、本作全体の舞台である、異次元空間の無限城が、もはや城とは呼べない、地平線の彼方までひろがっている無限都市なのは、ちょっとやりすぎに思えたこと。
原作のような閉鎖空間で、空間をゆがめ、もつれた糸のようにあっちこっちが不規則にグチャグチャに繋がり合っているために、有限の空間が無限に感じられる、というふうにしてほしかった。
とても御屋形様の子供たちが筆でマップを描ける規模じゃないよ。
地平線まで出されると、こんなものを作れるのは神だけじゃないかと思ってしまった。

と言ってみたが、そんな不満はささいなことだ。
凄すぎる全体の前には消し飛ばされるような細部にすぎない。
僕は100%完璧だと感じる映画など見たことがないので、どんな作品にも大なり小なり不満点はあるのだ。

最初に観終わった日の夜には、もう一度観たいなと思える場面がいくつも頭の中によみがえってきたので、後日二度目を観た。
すると記憶に残っていた印象以上に、アクションシーンの物量的な豊富さと見事な絵と音の迫力が凄く、一度目以上に圧倒された。
そして物語もより心に響いて感動した。

密度の高さゆえ、繰り返し鑑賞でその凄さがより理解できる。
映像は言うまでもないが、今回も音響が見事だった。

60代の男です
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