「映画というよりは超絶アトラクション」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 だるちゃさんの映画レビュー(感想・評価)
映画というよりは超絶アトラクション
国内最高の興行収入を誇る無限列車編ですが、その偉業によって設けられた高いハードルを越えきれない続編が多い中、本作については楽々と越えてきました。
前作を100とすれば、150〜200位の超絶クオリティに仕上がっています。
これについては意を唱える人はいないと思いますし、せっかく観るなら、800円の追加料金を払ってでもIMAXで、しかも前ブロックで観るべき作品だと思います。
立体迷路の様な無限城が余す処なくハイクオリティで描写されており、しかもそれがグルングルンと回転するので、視野全体をスクリーンが覆い尽くす環境で干渉すると、乗物酔いしそうな超絶没入感を体感できます。
正直な処、テレビシリーズで培われたストーリー展開を引き継ぐ形の位置付なので、単独作品としての起承転結がある訳ではなく、柱稽古編の最後で、たくさんの隊士が無限城に放り込まれたという前置があって始まるストーリーなので、これだけを観る人がいたとしたら(いないとは思いますが)、何の事か理解出来ないと思います。
そういう意味では、1本の単独作品としての評価は適切でない気がします。
ストーリーを追いかけるのではなく、超絶バトルの連続を堪能出来るという意味では、いわゆる映画というよりは、テーマパークにあるアトラクションに近い気がしました。
構成としては、あるバトルをこれでもかというハイクオリティで見せつけた後で、その登場人物のバックグラウンドを語るというパターンが何回か続きますので、格闘技を何試合か連続で観ている気分になります。
今回が第一章で、三部作の予定らしいので、更なる強敵をどう迎え討つのか、ますます期待が高まります。
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