「鈴なりの映画館を作ったこと、そのことが価値。鬼滅の勝ち!」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 たずーさんの映画レビュー(感想・評価)
鈴なりの映画館を作ったこと、そのことが価値。鬼滅の勝ち!
3連休最終日にIMAXで鑑賞。公開初日の予約が始まった朝、IMAXの空き状況をチェックしたらもう前方の3列にいくつか空きがあるくらい。どのシネコンも4つか5つのスクリーンを使って30分~40分おきには上映が…。そして、飲食売店は見たこともないような長蛇の列!
こんな現象を創出したことそのものが「鬼滅の刃」という作品の価値。
評価も上乗せせざるを得ないので、鬼滅の勝ち!
実際、終盤に入るまでの展開は時間を感じさせないくらいに面白くて、体感90分が45分でちょうど半分くらい。だけど、原作リスペクトが過ぎるのかな?って思うくらい猗窩座の回想シーンは長かった。
(原作リスペクトの真偽はわからない。アニメは1期の初回からリアタイではなくてもいの一番に観ていて、アニメから入って好きになった作品は、原作は読まずにアニメを待つ派なので、読んでないからわからないのだ)
テレビシリーズなら、その回1回とか2回を丸々回想にされても気にならないし、物語に深みが出るからそれがいいし、それが鬼滅の特長だし鬼滅らしさだと思っていて…。おそらく原作もそういうパートが長いとしても、3週とか4週(もっと?)は漫画の連載っぽいし、読み手が好きに間を取れるので、それでいいんだと…。でも、それを映画で再現されてしまうとちょっとキツイ。原作を少し変えてでももう少し映画らしい構成にできたんじゃない?との思いはどうしても拭えないのです。
無限列車編のように、フジテレビがテレビ用に分割して放送したら全然気にならない気がしています。(無限列車編は話がシンプルだったので、映画としても最高!☆5っす)
何はともあれ、このクオリティで仕上げた制作陣は本当に素晴らしい仕事をされたと思う。次回次々回も楽しみ…ですが、完結まで、どのくらいの月日がかかりそうですか?
原作読まずにアニメでの完結を見届けたいけど、こちらの寿命との戦いにならないことを願っています。
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