「鬼は虚しい生き物だ 悲しい生き物だ」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 おひさまマジックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0鬼は虚しい生き物だ 悲しい生き物だ

2025年7月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

よもやよもや(T ^ T)

まさか猗窩座(狛治)の物語にボロ泣かされしてしまうとは。子供たちと観にいった父親として不甲斐なし、でもないか?子供たちもポロポロ泣いてたし。

待ちに待った無限城編、最高じゃないか!

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原作を読んで知っていたにもかかわらず、あらゆる面で期待を超える映像体験!

この日のために修行を重ねた隊士たちの戦闘シーンは、凄まじい美しさで、技の応酬に手に汗を握らされる。

死にゆく者たちの走馬灯、バックストーリー、そして音楽が心の奥底をつかみ揺さぶってくる。

原作漫画は物語が比較的テンポよく進むぶん、「感動」というより「史実を追うこと」に重きがあるように感じていた。

しかし映像作品になると、登場人物が涙を流すその瞬間、その意味が観る側にダイレクトに同期される。それが物語に“手触り”や“厚み”をもたらしてくる感覚がある。

たとえば、無限城のディテール。もはや「城」というより「都市」と呼ぶべきスケールの中で、どこかに潜む鬼舞辻を探すバックオフィス役=輝利哉たちの奮闘や苦労が、視覚的に、感情的に倍増して伝わってくる、そんな感じだ。

こうした感覚は、TVアニメの各章でも確かに存在していた。今回は「最終局面」という名のもとに、神がかりとさえ思えるほど、すべてが圧倒的!

作品に携わる演者、アーティスト、技術者、そして企業組織に至るまで、すべての人が同じ方向を向いてひとつのものを作り上げた、そんな強い一体感をスクリーンから感じ取ることができたのである。

おひさまマジック
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