劇場公開日 2002年3月30日

ブラックホーク・ダウンのレビュー・感想・評価

全73件中、21~40件目を表示

3.5何のために戦うのか?

2022年4月26日
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アメリカは蜂の巣を叩いてしまった。そう、女も子供も関係なく、市街地どこからでも襲ってくるのだ。まさに極限状態。アメリカ兵は自由と民主主義のイデオロギーの元、各国に軍事介入する。自分達が正義だと信じている。夫を失い悪魔に取り憑かれ殺人への道を歩む女や自分の父親を誤って殺してしまい泣き叫ぶ子供、人類を失い希望を失い絶望の淵に立たされている老人。政治家は言うだろう。自由と民主主義の為に我々は戦うのだと。現場の軍人は言うだろう。仲間のために戦うのだと。どちらも悪で、どちらもも正義である。

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ビリケン

3.03.3なぜ他国の戦争に行くのか

2022年4月10日
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全体的に普通な戦争映画。どこかでみたことあるようなストーリーではありました。

じゃっかん構成も長めで、ローン・サバイバーと比べるとパンチというかストーリー構成のパンチ感が足りないようにも感じました。

それはきっと小休止の場面が多かったからでしょう。さらに、相手方の思想なども描写としては皆無で、敵モブのエイムも「それどこに打っとるんやーい」と感じてしまう場面も。

足がもげたり、残酷な描写もあったもののなんか単調だなと感じてしまった。演者は有名ドコロばかりなのに、丸坊主でみんな同じ顔に見えるし、セリフもいまいち印象に残らない。

しかし、史実をもとにしているということで、ソマリア内戦について調べるきっかけを与えてくれました。また戦争と内戦、それとアメリカの目的や行動、国連の平和維持軍など関連事項を検索するきっかけにもなりました。

文化や言語、民族の多様性、立地関係、宗教、自然環境、食料、資源、自国の利益、政治、拒否権、同盟国、協力関係など多くの事項が重なって戦争が起こっていくのだなと感じ、戦争はもはや「自然災害レベル」なのだろう感じました。

作中でパレスチナと国連軍が出てくるところも個人的には示唆に富む描写だっと感じます。

個人的には最後の主人公のセリフは好きでしたね。

「ヒーローになりたいのか。いや今なら言える。そうー」

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asa89

4.0米軍の失敗作戦を通じ戦争の悲惨な現実をリアルに描写

2022年1月9日
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リアルな描写で生々しい戦争の現場を描いた作品。
1993年ソマリア内戦で行われたモガディシュの戦闘が舞台。
たった二人の敵兵幹部を捕まえるために、19名の米兵と1,000人のソマリア人が犠牲になったとのこと。
まさにこれが戦争の現実。

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masya

5.0現代の戦争映画を確立した

2021年12月18日
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鑑賞方法:VOD

公開当時、劇場鑑賞に加えて再鑑賞。

これまでの戦争映画といえば、第二次世界大戦やベトナム戦争と
時代にやや古さを感じるものが多かったが、
本作は公開当時でも数年前に起きた、まさに現代の戦争を映像化したものである。
また完全な市街地戦という描写も当時から斬新で
そのスタイルやリアリティある映像は、
後発の戦争映画に多大な影響を与えていると感じて止まない。

また今、見てもどうやって撮影したんだろう、と思わざるを得ない大掛かりなシーンも多い。
(視覚効果程度、味付けはあったとしてフルCGはない、もしくはかなり少ないと思うのだが)
リドリー・スコットの映像美ともあいまれば、凄惨なのだが、ソリッド、スタイリッシュ。
映像のクールさにはシビれるばかりだ。

物語は世紀の大失態と言われたソマリアでの急襲作戦で、
ひたすら突入から帰還までをノンストップで追ったもの。
ゆえに二時間近く乱れ飛ぶ弾丸と、吹き上がる土砂。
肉が飛び、血がしたたる。
味方もどんどん負傷してゆき、手加減ない相手の残酷さはとんでもなく、
たみかけてくる緊迫と絶望の展開で埋め尽くされている。
正直、女子供に向かない度、200%だ。

ただ、イーストウッドの「アメリカンスナイパー」もそうだが、
とにかくアメリカという大国の病理の一端を感じ取るに、
これほど過不足ない作品もないだろう。
後の戦争映画の道筋を作ったとさえ思しきエポックメイキングな本作。
気合を入れてから是非とも見てもらいたいと、時を越えても感じた。

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N.river

3.5映像はなかなかすごいものがある

2021年10月6日
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おもしろい、と言うのが憚られるジャンルではあるが、わりきって観た場合、手に汗握る紛争アクションという見方で間違ってなさそうな気はする。

あまり背景も描いていないしソマリア兵士側のドラマも省いて感情移入が起らないような構成になってる。単純に米兵に群がる暴徒化した民兵、くらいの見せ方。良い悪いではなく、ただ自分たちの命を奪うために押し寄せる敵を蹴散らしているといった感じ。やんなきゃやられる、ていう単純明快さ。しかしこの規模で制御不能な暴徒を演出した映像はなかなかすごいものがある。

以上かな、あんまり深掘りしても意外となんにもない、観たそのまんまの映画。

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okaoka0820

4.5悲愴〜彼らが戦った意味とは

2021年9月7日
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悲しい

怖い

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こころ

4.0【ブラック・ホーク・ダウンの時代】

2021年9月5日
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「なぜ、アメリカは他国の戦争を戦うのか」

エンディングの場面で、若い米兵が自問自答するように発する言葉だ。

このモガディシュの戦闘が行われたのは、ソ連崩壊により米ソ冷戦が終わり、アメリカが世界の警察或いは、民主主義の番人のような役割を、ある意味、期待されていた頃だ。

クリントン大統領は、国連の遅々として進まない内戦の調停、奪われっぱなしの援助食料、統治能力に欠ける国連軍に業を煮やして、世界最高の屈強なデルタフォースやレンジャー部隊を投入して、アイディード将軍の確保を目指したのだ。

しかし、映画「アウト・ポスト」でも描かれたように、政治家や軍の上層部の見通しは甘かった。

「アウト・ポスト」で描かれたのはアフガンの山岳地帯での孤立無援の戦いだったが、ここでは、市街戦だ。

多くの市民兵の反撃も予想してなかったのだ。

こうした政治家のエゴや、見通しの甘さでも悲劇は生まれるのだ。

ソマリアは独立後ずっと内戦状態で、2013年に国際通貨基金が、ソマリア連邦政府を承認したことによって、援助の道が開けたように思われたが、複数のグループが政府を宣言する状況で、政情は不安定なままだ。

最近では、ヴィム・ヴェンダースの「世界の涯ての鼓動」でソマリアの爆弾テロを阻止しようとする諜報員が描かれていたが、日本では自衛隊が警備の一部を担うソマリア海賊対策が知られているかもしれない。

ソマリア沖は豊かな漁場で、昔は日本向けの魚の輸出が盛んだったが、90年代の内戦で、輸出設備などが傷つき、また、ソマリア政府が、アメリカにソマリア沖での放射線物質の投棄を認めてから、漁民の生活は奪われ、アデン湾を中心に航行する船に対して略奪行為を行うようになったのだ。

「ブラック・ホーク・ダウン」の時代から、この国に安定は未だ訪れていない。

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ワンコ

2.5武装民間人何人ころしてんだよバカヤロー

2021年8月29日
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難しい

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シマリス琥珀斎

4.03度目の正直‼️

2021年8月29日
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3回見てる。何度見ても凄いが見れば見るほど評価をあげる。アメリカがベトナム、ソマリア、アフガンと次から次へと侵攻に失敗するのは自らが自らに科した正義と人権の思想に縛られるからだ。どんなに優秀な部隊と優れた武器を持とうとも、追い詰められ生きるか死ぬかしか選択肢の無い民族を支配しコントロールすることは無理である。アメリカはこれから先もはや攻めることは出来ないだろう。その戒めの記録なんだろうと思う。

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mark108hello

4.0何回観ても良い

2021年8月8日
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米軍の出てくる戦争映画で3本の指に入る良作
まず、装備がまとも
どこのシーンでもおかしなところが無い
これには装備マニアもニッコリ
デルタが持っていたSpringfield Armory M14もM16の5.56x45mmだと弾が抜けて(ストッピングパワーが弱い)いたのをバスバス倒して尚GOOD

惜しむらくはアメリカ万歳映画であるが故にソマリア側が完全にゾンビの群れ描写
なにもソマリア側に感情移入が出来ない
むしろ敵意が湧きそうな感じだけど、押し入って荒らしているのはアメリカという事実

結論から言うと少数のアメリカ精鋭が舐めて掛かって、数千にボコられたけど正義の仲間パワー(国連)で無事勝利
多分実際に行った人もアメコミ的な頭の悪い感じに悪い奴をやっつける的なフワフワした感じくらいしか、何のために戦闘したか分かってないんじゃないかな

それを映画にしてアメリカ万歳するメリケン人はやっぱりすごいな

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ヨシフおじさん

5.0俳優が超豪華

2021年7月12日
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悲しい

怖い

興奮

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ゆい

4.0今観ても迫力・緊迫感のある作品

2021年5月16日
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再鑑賞。今観ると凄いキャストですね。衛生兵はハンニバルのヒューダンシーだったんだ!迫力・緊迫感がリアルで戦場の悲惨さが物凄く伝わってくる作品。ソマリア民兵が多すぎて怖すぎる。仲間を信じ助ける為に突き進むアメリカ兵の誠実さには胸を打たれます。唯一トムハーディが映るシーンだけ和めますね。
先月観たアウトポストもそうだけどオーリーの出番は短い。

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サラ

2.0紛争介入の難しさが浮き彫りに・・

2021年4月18日
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odeonza

3.5何が善なんだろ

2021年2月26日
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反戦映画なのだとは思う。
見る価値もあると思う。
ただこれが、ソマリアの内戦にアメリカ軍が介入したこと自体は肯定してるのか、そこをも否定してるのかがイマイチわからない。

事態収拾のために送り込まれたレンジャー部隊。
ある日、30分で終わるはずの作戦が、ソマリア民平の反撃を受け、結局12時間以上の泥沼戦に発展してしまう。

1人の仲間も見捨てず、全員を戦地から基地に連れ帰るという絶対ルールを持つ米軍。
負傷兵救出に向かった兵士がまた負傷し、死傷者が増えるという悪循環に陥る。

激しい銃撃戦の中で、何のために戦うのかと聞かれたら、誰でも「今ここから、仲間と一緒に生きて帰るため」と答えるだろう。
大義名分なんか関係ない。
それを痛感させてくれる映画である。

米軍側の死者19人。
これに対し、ソマリア側の死者は1000人。

仲間を1人守るために、敵を100人吹き飛ばしたら、それは英雄なのか。
「良くやった」と言われることなのか。

それが私にはわからない。

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UNEmi

4.5何回観ても素晴らしい スコット、ブラッカイマー作品 忠実に再現され...

2020年12月19日
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何回観ても素晴らしい
スコット、ブラッカイマー作品
忠実に再現された戦闘シーン
映像、描写、演出、キャスト、音楽
闘いの悲惨さ、必要性
仲間を思う気持ち
怖いと思った時に何をするか?が大切
さまざまなメッセージを感じる

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papakazu

2.0賛否が分かれる作品

2020年11月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

大半が実話に基づいた戦闘シーンというこで、その映像に文句はない。凄い!ただその戦闘に参加した人物には手が回っていない。忠実に描いていたのは分かる。再現フイルムをみせられそれをどう評価するかでこの作品の評価が分かれると思う。ドキュメンタリー番組なら高い評価をした。

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フェルメール

3.0戦争映画はちょっと辛い

2020年6月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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まさき

5.0リアリティを追求した特殊部隊モノの最高峰

2020年6月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

近代の戦争モノ、特に特殊部隊系が好きなんですよ…その中でもシナリオ、描写が群を抜いてる作品。
キャストもジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、エリック・バナ、ウィリアム・フィクナー、サム・シェパード、トム・サイズモア、オーランド・ブルーム、グレン・モーシャワー、その他、当時旬な若手俳優が多数出演、書くのが大変なくらいの凄いキャストだ。そこに、リドリー・スコットのメガホンなんだから面白いに決まってる。
ソマリアの内戦に介入したアメリカとゲリラ民兵との戦闘をこれでもかとリアル描写を追求していて、映画館やサラウンドで観ると最高の作品だと個人的に思う。

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Iwarenkon

5.0アクション、戦争映画好きなら必ず観るべし

2019年9月17日
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切迫感、リアル感、スリリング、アクション映画、戦争映画に必要なものが、全て詰まってます。
恐るべし、見始めたら、いつのまにか終わっている。
手に汗握り、手の爪が手のひらに食い込む。
凄い映画だ。

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アサシンⅡ

4.0有名俳優がいっぱい

2019年7月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 全編に渡る戦闘シーンは圧巻。グロテスクなシーンも満載。戦争による悲惨さ、無情さを不気味なまでに描いている。アメリカ万歳映画と批評されている方が多いようですが、むしろベトナム戦争と同じくアメリカの汚点を描いている映画でしょう。ソマリアは現在のイラクと同様にアメリカが過去において武器や資金を援助していた国です。強いてアメリカ万歳主義だということを挙げるならば、アメリカ軍が潔く撤退したこか?

 反戦色も全く出ていない戦争映画ではあるが、何のために戦うのかということを後になって考えさせられる映画ですね。歴史を勉強すれば自ずとわかりますが、正義・自由・民主主義なんていう言葉が出てこなかったので救いです。事前に俳優の名前を確認せず見てたんだけど、ユアンやオーランドが出てたのね。。。わかんなかった(笑)

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kossy