アイミタガイのレビュー・感想・評価
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タイミング
両親の影響で結婚願望の無いウェディングプランナーと、その周辺の人たちをみせる群像劇。
カメラマンの親友がパプアニューギニアに出かけて事故に遭い亡くなって巻き起こっていくストーリー。
優しいけれど頼りない彼氏、亡くなった親友の両親、そしておばさんとおばさんが切っ掛けで知り合えた93歳の気品漂う婦人、その他もの凄く小さな輪っかで繋がる人たち。
お互い様より押し付けがましくない優しい繋がりの物語で、誰一人悪い人が出て来ず、嘘くさいけれど信じたい良い話しで、大前提の親友が亡くなったことを除いたら、これといって衝撃も大きな波もないけれど、何度も無性に目頭が熱くなった。
私が背中を押すから
伏線が全て回収されましたね。梓は叶海にメールを送り続けたのは、学生時代から叶海との約束を守り続けた結果なんでしょうね。
近藤華ちゃんとのW華共演ですが、黒木華(はる)のふりがなは、つい最近知りました。
綺麗な涙が流せて、黒木華さんの歌が最後に聴けるので最高です。
その引っぱってくれる手に。
海外出張先で亡くなった親友の叶海と、その叶海の死と、全てのことにタイミングの悪い彼氏・澄人との結婚に踏みきれず前に進めない結婚願望のないウェディングプランナー秋村梓の話。
亡くなった叶海にLINEメッセージを送り続ける梓…、叶海の死後、両親の元へ児童養護施設から娘叶海宛の手紙が届く…、叔母の紹介で金婚式でピアノを弾いてくれる年配女性を紹介され自宅に向かったが…。
それぞれの人物にスポットをあて見せる群像劇、ストーリーが進むにつれ繋がってく人物達と過去の記憶。
中学時代にイジメの現場から救ってくれた叶海、「行こう」と言って手を引っ張られた梓、行った先の空き地の隣宅から決まって夕方6時に流れてくる“ピアノ音色”と。
個人的に嬉しかったのは叶海の中学時代を演じた白鳥玉季ちゃん、リアルの性格は知らないけど彼女の前向きさ明るさみたいな雰囲気が叶海キャラにハマってて彼女の優しく「行こう」と手を引いたシーンには涙。
いつも電車で顔合わせる…、こみちのピアノ…、タクシー、宝飾店の店主と孫、児童養護施設トイレに飾られる写真の意味と伏線を絡ませながら、いつも手を引いてくれ、背中を押してくれた叶海と梓の関係性には涙で、澄人との結婚の後押し、叶海母からの「行っちゃえ」のメッセージにはまた涙で。
個人的には梓に光を差した叶海の優しさだったり前向きな明るさが良かった。
追記
11/6、本日2度目の鑑賞!
ストーリーは分かってるけれど、やっぱこの作品いい!評価は☆4.5→☆5に修正
役者陣が素晴らしい👏👏👏
御年91歳の草笛光子さんが
特に光っていた。
御自分を甘やかさない方なのだろう。
凛とした姿が素敵だった。→
絵に描いたような素直な良い娘…
ではない主人公を
華ちゃんが演じていたが、
これまたさすがだった。
やはり上手い!
原作は読んでいないが
キャスティングに説得力がある。
皆さん素晴らしい演技だった。
邦画では今年のベストに
上げたくなりました。
世間は狭いですね笑
特別何かあるわけでは無いし、ドラマチックなストーリーではないですがふんわり観れる良作でした。
ネタバレというほどのネタはありませんでしたが、あえてオブラートに包みますと、映画の題名の通りのストーリーで、意味は告知動画にあった風吹さんがおっしゃっていたそのままの意味でした。
脚本が良いのでしょうね。最初から話に没頭できましたし、ほっこり泣ける優しい映画です。街並みもよい雰囲気に映されていました。
全世代老若男女にオススメできる作品です。
じんわりあたたまる汁物みたいな作品
アイミタガイ
初めて聞くその言葉
意味を調べしっくりきたものを載せる
ぶし【武士】 は 相身互(あいみたが)い
武士同士は同じ立場であるから、
互いに思いやりをして
助け合わねばならないということ。
また、そのような間柄。
人生には今作のように、あと数センチで
出会ったかもしれないニアミスが
気づかずに起きていることがある
人は案外、狭いコミュニティの中に生き
知り合いの知り合いをたどったら繋がったりする
昔、7人たどれば会いたい人と会えるといった
そんな話もあったくらいだ
どれを出会いとし、出会いとしないか
道端ですれ違った人は出会いではないのか
そんな巡り合いと縁の話
そして、人の心の優しさを
柔らかい光で照らしたような作品だった
親友の死という悲しい出来事をキッカケに
静かに、でも悲しすぎないストーリーで
周りのたくさんの人が縁の中で
お互いさまに支え合い、明日に向かい
また笑顔で“進んで”行っちゃえ!
そんな映画でした
2024年に、出会って23年の親友が
いつでも会えるところに生きててくれること
それだけでもありがたいと改めて感じて
LINEで今作を薦めておいた
どうしよっかなー
くらいでレビューを先に読まれた方には
私はオススメしたいです
優しい世界であってほしい
個人的な話で申し訳ないが最近重い映画ばかりで気分を変えたくて見に行ってみた。ファーストデーだったし。大正解だった。
広いようで狭い世界の中で人と人とが関わり合っていてそこに悪意が1ミリもない。現代社会ではあり得ない煩わしいとも思える関係をアイミタガイと言い表した梓の祖母がその象徴のように感じる。
こみちさんや祖母の家での暮らしぶりに懐かしさを感じつつ、亡き親友のSNSにメッセージを送り続ける梓がゆるやかに現代社会というか自分とを繋いでくれるような気がした。
老いも若いも変わりなく今を生きていて、なんだかんだ繋がっている。今も昔も変わらない人と人との繋がりを見れた気がする。
それと同時に人の優しさを信じたくなった。
悪人のいない物語は信用できないとかそんな台詞があったけれど、フィクションの中でくらい悪意がなくたっていいし、こういう世界であってほしいと願って物語を作ったっていいと思う。
こみちさんと梓の叔母の範子の関係が特に好きだ。最後まるで少女のように笑う2人は同年代の友達同士のようだった。この2人のスピンオフとか見たい。
親友の死という悲劇からはじまるのに何度も目頭が熱くなり最後にはあぁいい映画だったとじんわりと心が温かくなった。
持ちつ持たれつ
TVドラマのあったかい泣ける2時間ドラマみたいな映画でした。娘を亡くした両親、親友を亡くした彼女、その彼女を愛してるとにかくいい人の彼氏、その彼氏とお父さんの繋がり、全ては繋がってるんだ。それが自然に温かく描かれていた優しいドラマでした。
あと、友人がお婆ちゃんと信頼関係を築いたシーンもなんか泣けました。
人との縁を繋がりを大事に。人を大事に。持ちつ持たれつ。
余談、エンドロールに映る、ちょっと田舎の夜景がやけに綺麗で癒されました。あと、黒木華の主題歌も。
前を向いて生きて行こうと思える映画
いい脚本でした。大切な人を失った人の喪失感がよく出ていました。悲しみ、優しさ、温かさ、静かに物語が丁寧に紡がれていきます。前を向いて生きて行こうと思える映画。
子役の #白鳥玉季 さん、最高でした!楽しみな俳優さんです。
どんでん返しのないシックスセンス
奇跡的な偶然の連続によって、登場人物がトラウマから解放されていく物語。
あまりに偶然が重なるので、見る人によっては乗れないかもしれない。
映画では一切霊的な描写はありませんが、私的には守護霊がどれだけ一所懸命頑張っているかが描かれているように感じました。
主人公が亡くなった友人にラインをする度、亡くなった友人の霊は常に応えていたはずです。
そのような波動を感じながらこの映画を見るのも、また新しい愉しみではないかと思います。
人と人とのつながり
アイミタガイ…誰かの事を思ってしたことは巡り巡って見知らぬ誰かを救いそれはやがて自分にも返ってくるという(引用)
題名通り悲劇がありアイミタガイで前向きになっていく優しいお話でした。
ここがここでと繋がっていくのも見ていて面白かったです。
黒木華と中村蒼カップルが自然ですごく良かったー
草笛光子91歳とは凄いと感服
御縁の繋がり
試写会で鑑賞させて頂きました。亡くなってしまった親友との大切な友情をはじめ梓さんの周りを取り巻く御縁の繋がりに心が暖かくなりました。最期梓さんの携帯へ送った叶海さんのお母さんが送ったメッセージが
最高でした。
『御縁』『運命』『巡り合わせ』
そんなワーディングが並ぶけれど決してスピリチュアルな話ではない。
『アイミタガイ』という言葉は『相身互い』と書かれ、“お互い様”とか“持ちつ持たれつ”と言った意味を持つ言葉。あたしは初めて聞いた。そんな美しいニッポンの心が色濃く出ている作品。温かい人たちで構成されためちゃんこ優しい世界観。心が痛い時に沁み入るようなほっこりお出汁みたいな素敵作品。
【涙活報告】
泣いたよ‼️結構声出して泣きそうだったんだけど、意外とみんな静かにしんみり泣いてたから仕方なく深呼吸して誤魔化してた😅
キャスティングの妙が光る✨✨✨
しかもエンディングの曲がまた映画の世界観にピッタリ🌀
(え!歌ってるの!?これまた驚き!!)
作中で一瞬マジで怖くてビビったシーンがあったけど、澄人があたしの代わりにしっかり気持ちを代弁してくれてワロタwww
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映画はよかったんだけど………試写会後の登壇ゲスト(映画と無関係)に無理やり大喜利させるのは興醒めかと。みんな失笑😅💦
優しいことば。相身互い
…試写会で鑑賞
仲良しの友を失くした主人公
亡くなった彼女の携帯に
返ってこないと思いながらも
一日起きた出来事をラインで送る
心の中の寂しさから
いつまでも抜け出せずにいる
ちょっと頼りないけど彼はいる
でも結婚は考えていない
そんな中、失くした友の両親と関わることでどうしようもない哀しみを
寂しい心が少しずつも癒されていく
そんな時、別れた父の実家を
久しぶりに彼と訪れる
優しい叔母があたたかく迎えてくれた
居心地のよいところだった
近所で火事が起きて彼と一緒に
消しに行ったが…
とても頼りになった
常日頃頼りなさを感じていたから
余計に頼もしく感じた
二人の関係も少し近づいた
近所の火事も大したことには
ならすに済んでよかった
おばあちゃんから
お礼を言われ
……叔母がひと言
アイミタガイよ
困ったときはお互いさま
そうすると巡りめぐって
自分のところに帰ってくる
その様な意味合い
人とひとの繋がりは大切なこと
どこかで繋がっていると。
…アイミタガイ
くすっと笑えるところもあり
あたたかな作品でした
エンディング曲含めて完結
11/1公開 黒木華主演のアイミタガイの試写会へ。とても優しい気持ちになる、今、何かに迷っている人がいたら、背中を押してもらえる、そんな素敵なストーリー。黒木華さんはじめとする役者陣、ロケ地の三重県桑名市の雰囲気、全てが調和してました。少し出来すぎな偶然もあるけど、それも許せちゃいました。
黒木さん歌唱のエンディング曲は、自分が子供の頃見ていたドラマ、ちょっとマイウェイの主題歌、夜明けのマイウェイ。歌の雰囲気が映画とマッチしていて、これまた素敵でした。
悪くないけどなんとなくモヤモヤしたままなのは きっと最初に 『この...
悪くないけどなんとなくモヤモヤしたままなのは
きっと最初に
『この人、いけすかない』
と主人公に対して感じてしまったからだと思う
彼氏あんなにいい人なのにって、
ずっと最後まで引きずってしまい、
いい人に落ち着いてきたらきたで、
余計に理解できなくなってしまった
家族が試写会に当選して、一足先に鑑賞させていただけました。 親友が...
家族が試写会に当選して、一足先に鑑賞させていただけました。
親友が亡くなったのに、その親友のスマホにメッセージを送り続け。
友人やご家族など、人々の心の機微が丁寧に描かれていて、味わい深い作品でした。
女性向けのコミックを読んでいるよう感覚にもなり。
桑名の町の景色、なんだか品がありますね。
まさに現代の寓話のようなお話
悪い人が1人も出てこない、綺麗で品が良い老婦人たち、古いが手入れが行き届いた家屋や養護施設(トイレめちゃキレイ)、桑名や四日市?のレトロで美しい街並みなど全てがリアルよりも少しだけ素敵に描かれており、全ての点と線が綺麗に繋がり最後は真円になるようなストーリーを作品全体に醸し出されるやさしい雰囲気で包み込み、おとぎ話感を一層強く感じさせる安心して観られるような映画でした。
あんな癒されるナイスガイな彼氏は絶対に手放しちゃあいけません。
「サユリ」で好印象だった近藤華さんは近いうちに会えるだろうと思っていたが、思いの外早い再会だったので嬉しかった。
黒木華さんは歌が上手なんですね。
鑑賞後に入ったラーメン屋で「遠き山に陽は落ちて」の英語版がBGMで流れており、この偶然を誰かに言いたくて仕方なかった。
夜中のマイウェイ
試写会にして先行して鑑賞。
普段なら足を運ぶか悩むジャンルの作品なのでありがたい限りです。
序盤の入りこそ微妙でしたが、展開が進んでいくにつれて面白さと感動が増していく作りになっていて驚かされました。
なんてことないシーンが実はこのシーンに活きてきて、と意外なところから伏線回収をしてくるので良い不意打ちをくらいまくりでした。
序盤は数人の視点から物語が描かれているので、主人公であろう梓に視点を当てればいいのかなと思ったらよく切り替わるのでどこか集中できずに観ていて大丈夫かなと思っていましたが、それも全部フリなんだと後半分かっていった瞬間にこの時間も大切だったんだなと感じてなるほど〜と口角を上げていました。
学生の少女たちの視点はかつての梓と叶海の視点で、そこで聞いていたピアノが、ヘルパーさんの行った先のお婆ちゃんで、そのお婆ちゃんに金婚式でのピアノの依頼をと数珠繋ぎのように繋がっていく叶海の縁がお見事だなと展開が分かってきても流石だぁ流石だぁとなっていました。
梓のお婆ちゃん家にいって一緒に夕飯を共にするシーンなんかもうほんと優しさが滲み出ていて好きでした。
ちらし寿司をよそって食べて、3人で冗談言って真面目な話をして、いつでも帰っておいでという救いも救いなセリフも出てきたりして街並みも含めて心がポカポカしました。
澄人のプロポーズのタイミングがいくらなんでも悪すぎるところは劇場一体になってドッと笑いが起こっていました。
突っ走ったわけでもなくど天然でそのタイミングなのも驚きますし、周りのこと気にせず愛の言葉を伝えまくるもんですからとんでもない度胸でした。
叶海の両親と梓がついに出会って、そこから2人の関係性だったり、あの日偶然叶海と父親が出会えたりしたのも奇跡のような出来事の連続によって起きたものと種明かしされてからは澄人やるじゃ〜んと腕をウリウリしたくなりました。
叶海が紡いだものがこれからの彼ら彼女らの人生をどんな風に彩っていくんだろうと作中の後も気になりましたし、原作も読みたくなりました。
主題歌も優しく綺麗な歌だな〜と思ったら黒木華さんが歌唱されていてこれまた驚きました。
座長として最初から最後まで引っ張り続けた黒木華さん凄すぎるわ…と改めて凄さを感じました。
終わってみればあっという間だったのにほっこりする気持ちで映画館を後にできて良かったです。
幸せの連鎖ってこんな風に映像化するんだという点でも面白かったですし、お婆ちゃんの優しさがこれでもかってくらい沁みました。偶然の縁って素敵。
鑑賞日 10/8(試写会にて)
鑑賞時間 19:00〜20:50
座席 B-6
相身互い
上記の字で合っているのかな?でも辞書の意味はこの映画とはちょっと違う気がしました。映画は何かに誠実に向き合ったり、ちょっと良いことをしたり、誰かを助けたり、いずれ巡りめぐって、回り回って、自分に返ってくる。どこかで世界は繋がっている、そんな感じかなぁ⁉︎久しぶりの映画でした。共感して泣けました。
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