アイミタガイのレビュー・感想・評価
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ちらし寿司のような優しい映画
封切りの日に観てきました。
好きです、この映画。心がじんわり温かくなる、そんな映画です。小難しい表現や複雑な人間関係もなく、安心して最後まで観られます。洋食でも中華でも、ましてやファストフードでもなく、和食。しかもおばあちゃんの作ってくれるちらし寿司のような、優しい映画です。今の私が求めていた映画です。
ちらし寿司といえば、そう、主役が主張しすぎない、脇役もそれぞれが主役のような、そんな映画でした。主人公の周りの人間も丁寧に描かれて、みんな好きになります。嫌な人がほとんど出てきませんが、そこも良かった。
主人公の友人の死が映画の主軸なのですが、彼女を起点にいろんな人と人が繋がっていく、または繋がっていた、という展開には胸が熱くなりました。脚本にもいろんなピースがハマっていく爽快さがあります。これをご都合主義だと鼻で笑うような人は観てはいけません。これでいいんです、この映画は。
こういう映画って大当たりしないかもしれませんが、悲しいことがあったり、寂しかったり、悩んで前に進めなくなったり、ちょっと疲れていたり、そんな弱っている人に寄り添ってくれる映画を必要な人がいます。
タイミング
私が背中を押すから
伏線が全て回収されましたね。梓は叶海にメールを送り続けたのは、学生時代から叶海との約束を守り続けた結果なんでしょうね。
近藤華ちゃんとのW華共演ですが、黒木華(はる)のふりがなは、つい最近知りました。
綺麗な涙が流せて、黒木華さんの歌が最後に聴けるので最高です。
その引っぱってくれる手に。
海外出張先で亡くなった親友の叶海と、その叶海の死と、全てのことにタイミングの悪い彼氏・澄人との結婚に踏みきれず前に進めない結婚願望のないウェディングプランナー秋村梓の話。
亡くなった叶海にLINEメッセージを送り続ける梓…、叶海の死後、両親の元へ児童養護施設から娘叶海宛の手紙が届く…、叔母の紹介で金婚式でピアノを弾いてくれる年配女性を紹介され自宅に向かったが…。
それぞれの人物にスポットをあて見せる群像劇、ストーリーが進むにつれ繋がってく人物達と過去の記憶。
中学時代にイジメの現場から救ってくれた叶海、「行こう」と言って手を引っ張られた梓、行った先の空き地の隣宅から決まって夕方6時に流れてくる“ピアノ音色”と。
個人的に嬉しかったのは叶海の中学時代を演じた白鳥玉季ちゃん、リアルの性格は知らないけど彼女の前向きさ明るさみたいな雰囲気が叶海キャラにハマってて彼女の優しく「行こう」と手を引いたシーンには涙。
いつも電車で顔合わせる…、こみちのピアノ…、タクシー、宝飾店の店主と孫、児童養護施設トイレに飾られる写真の意味と伏線を絡ませながら、いつも手を引いてくれ、背中を押してくれた叶海と梓の関係性には涙で、澄人との結婚の後押し、叶海母からの「行っちゃえ」のメッセージにはまた涙で。
個人的には梓に光を差した叶海の優しさだったり前向きな明るさが良かった。
追記
11/6、本日2度目の鑑賞!
ストーリーは分かってるけれど、やっぱこの作品いい!評価は☆4.5→☆5に修正
役者陣が素晴らしい👏👏👏
世間は狭いですね笑
じんわりあたたまる汁物みたいな作品
アイミタガイ
初めて聞くその言葉
意味を調べしっくりきたものを載せる
ぶし【武士】 は 相身互(あいみたが)い
武士同士は同じ立場であるから、
互いに思いやりをして
助け合わねばならないということ。
また、そのような間柄。
人生には今作のように、あと数センチで
出会ったかもしれないニアミスが
気づかずに起きていることがある
人は案外、狭いコミュニティの中に生き
知り合いの知り合いをたどったら繋がったりする
昔、7人たどれば会いたい人と会えるといった
そんな話もあったくらいだ
どれを出会いとし、出会いとしないか
道端ですれ違った人は出会いではないのか
そんな巡り合いと縁の話
そして、人の心の優しさを
柔らかい光で照らしたような作品だった
親友の死という悲しい出来事をキッカケに
静かに、でも悲しすぎないストーリーで
周りのたくさんの人が縁の中で
お互いさまに支え合い、明日に向かい
また笑顔で“進んで”行っちゃえ!
そんな映画でした
2024年に、出会って23年の親友が
いつでも会えるところに生きててくれること
それだけでもありがたいと改めて感じて
LINEで今作を薦めておいた
どうしよっかなー
くらいでレビューを先に読まれた方には
私はオススメしたいです
優しい世界であってほしい
個人的な話で申し訳ないが最近重い映画ばかりで気分を変えたくて見に行ってみた。ファーストデーだったし。大正解だった。
広いようで狭い世界の中で人と人とが関わり合っていてそこに悪意が1ミリもない。現代社会ではあり得ない煩わしいとも思える関係をアイミタガイと言い表した梓の祖母がその象徴のように感じる。
こみちさんや祖母の家での暮らしぶりに懐かしさを感じつつ、亡き親友のSNSにメッセージを送り続ける梓がゆるやかに現代社会というか自分とを繋いでくれるような気がした。
老いも若いも変わりなく今を生きていて、なんだかんだ繋がっている。今も昔も変わらない人と人との繋がりを見れた気がする。
それと同時に人の優しさを信じたくなった。
悪人のいない物語は信用できないとかそんな台詞があったけれど、フィクションの中でくらい悪意がなくたっていいし、こういう世界であってほしいと願って物語を作ったっていいと思う。
こみちさんと梓の叔母の範子の関係が特に好きだ。最後まるで少女のように笑う2人は同年代の友達同士のようだった。この2人のスピンオフとか見たい。
親友の死という悲劇からはじまるのに何度も目頭が熱くなり最後にはあぁいい映画だったとじんわりと心が温かくなった。
持ちつ持たれつ
TVドラマのあったかい泣ける2時間ドラマみたいな映画でした。娘を亡くした両親、親友を亡くした彼女、その彼女を愛してるとにかくいい人の彼氏、その彼氏とお父さんの繋がり、全ては繋がってるんだ。それが自然に温かく描かれていた優しいドラマでした。
あと、友人がお婆ちゃんと信頼関係を築いたシーンもなんか泣けました。
人との縁を繋がりを大事に。人を大事に。持ちつ持たれつ。
余談、エンドロールに映る、ちょっと田舎の夜景がやけに綺麗で癒されました。あと、黒木華の主題歌も。
前を向いて生きて行こうと思える映画
いい脚本でした。大切な人を失った人の喪失感がよく出ていました。悲しみ、優しさ、温かさ、静かに物語が丁寧に紡がれていきます。前を向いて生きて行こうと思える映画。
子役の #白鳥玉季 さん、最高でした!楽しみな俳優さんです。
どんでん返しのないシックスセンス
人と人とのつながり
御縁の繋がり
試写会で鑑賞させて頂きました。亡くなってしまった親友との大切な友情をはじめ梓さんの周りを取り巻く御縁の繋がりに心が暖かくなりました。最期梓さんの携帯へ送った叶海さんのお母さんが送ったメッセージが
最高でした。
『御縁』『運命』『巡り合わせ』
そんなワーディングが並ぶけれど決してスピリチュアルな話ではない。
『アイミタガイ』という言葉は『相身互い』と書かれ、“お互い様”とか“持ちつ持たれつ”と言った意味を持つ言葉。あたしは初めて聞いた。そんな美しいニッポンの心が色濃く出ている作品。温かい人たちで構成されためちゃんこ優しい世界観。心が痛い時に沁み入るようなほっこりお出汁みたいな素敵作品。
【涙活報告】
泣いたよ‼️結構声出して泣きそうだったんだけど、意外とみんな静かにしんみり泣いてたから仕方なく深呼吸して誤魔化してた😅
キャスティングの妙が光る✨✨✨
しかもエンディングの曲がまた映画の世界観にピッタリ🌀
(え!歌ってるの!?これまた驚き!!)
作中で一瞬マジで怖くてビビったシーンがあったけど、澄人があたしの代わりにしっかり気持ちを代弁してくれてワロタwww
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映画はよかったんだけど………試写会後の登壇ゲスト(映画と無関係)に無理やり大喜利させるのは興醒めかと。みんな失笑😅💦
優しいことば。相身互い
…試写会で鑑賞
仲良しの友を失くした主人公
亡くなった彼女の携帯に
返ってこないと思いながらも
一日起きた出来事をラインで送る
心の中の寂しさから
いつまでも抜け出せずにいる
ちょっと頼りないけど彼はいる
でも結婚は考えていない
そんな中、失くした友の両親と関わることでどうしようもない哀しみを
寂しい心が少しずつも癒されていく
そんな時、別れた父の実家を
久しぶりに彼と訪れる
優しい叔母があたたかく迎えてくれた
居心地のよいところだった
近所で火事が起きて彼と一緒に
消しに行ったが…
とても頼りになった
常日頃頼りなさを感じていたから
余計に頼もしく感じた
二人の関係も少し近づいた
近所の火事も大したことには
ならすに済んでよかった
おばあちゃんから
お礼を言われ
……叔母がひと言
アイミタガイよ
困ったときはお互いさま
そうすると巡りめぐって
自分のところに帰ってくる
その様な意味合い
人とひとの繋がりは大切なこと
どこかで繋がっていると。
…アイミタガイ
くすっと笑えるところもあり
あたたかな作品でした
エンディング曲含めて完結
悪くないけどなんとなくモヤモヤしたままなのは きっと最初に 『この...
悪くないけどなんとなくモヤモヤしたままなのは
きっと最初に
『この人、いけすかない』
と主人公に対して感じてしまったからだと思う
彼氏あんなにいい人なのにって、
ずっと最後まで引きずってしまい、
いい人に落ち着いてきたらきたで、
余計に理解できなくなってしまった
家族が試写会に当選して、一足先に鑑賞させていただけました。 親友が...
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