「『アイミタガイ』胸に刺さる。」アイミタガイ 佐倉 千尋さんの映画レビュー(感想・評価)
『アイミタガイ』胸に刺さる。
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映画が始まって直ぐに、上から撮影した近鉄の電車が川を渡り桑名に入るシーンだけで胸に迫るものがあった。どこかは直ぐに解った。
私が育った所だ。まさか、こんなに感動するとは想わなかった。自分の見知った場所が写るだけで、こんなに胸に刺さるなんて…。画面の中の人たちが生々しく迫って来る。彼らの人生が見えて来る。
主人公は子供の頃、桑名の中学校に転校してイジメられる。自分も桑名に来てイジメられた経験を想い出した。
最後に主役を演じた『黒木 華』が唄う『夜明けのマイウェイ』が流れて来た時は胸が苦しくなった。私が子供の頃に好きだったドラマ『ちょっとマイウェイ』の主題歌だ。元々の曲と違いスロー·テンポのバラードだ。
『荒木 一郎』はマジシャンとして知っていた。でも大好きな『夜明けのマイウェイ』を作詞·作曲したのが彼だとを知ったのは何十年も後の事だ。
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