「心が洗われる名作」アイミタガイ 白長須鯨さんの映画レビュー(感想・評価)
心が洗われる名作
久しぶりの心地よい余韻映画…見終わって車に乗ったら「いい映画だったなぁ」と呟いてしまいました。
予告は見ていたはずですが、印象に残っておらず、ほぼ情報なしで観て来ました。
伝えたい事は色々あるのですが、とりあえず観て!と言いたいです。
そして脚本の妙!言葉選びが非常にセンスがあり、スッと頭に入ってきます。(表現しにくいですが、バックボーンというか背景を感じさせるセリフ回し?)
個人的には、終盤の施設のシーンが秀逸!!
また、俳優陣も最高!!もう皆んな凄い!有名どころは言わずもがな、失礼ながら知らなかった中村蒼が良かったと思いました。ラストマイルでも、完全に役になりきっていた安藤玉恵が本作も爆発しております笑
カットの情景も美しく、地方出身の私は“あるある”と納得しかなかったです。
ストーリー展開も素晴らしく、まだ気付いていない暗喩がありそうです。
最後に、監督チャーミングだなと思ったシーンもありました。最後に梓がカメラに目線を飛ばすのですが、本作をアイミタガイにするのか、アイミタガイ精神を忘れんなよ!なのか…感じ方はそれぞれでしょうね!
本作命題のアイミタガイ、若い方に観て頂きたいんですが響くかなーと思う気持ち半分。多分、アイミタガイが無い人は孤独(悪い意味で)な人生になってしまうので。
映画好きな方、邦画をあまり見ない方、是非ご観賞ください!
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