ぼくの家族と祖国の戦争のレビュー・感想・評価
全24件中、21~24件目を表示
助けたい。でも助けるのが怖い。
またしても戦争の恐ろしい一面を知る。
敗戦間近になったドイツから、当時占領下に置かれていたデンマークに大量の移民が押し寄せた中、無理矢理受け入れ先に選ばれた大学の学長家族が移民とデンマーク国民との間で板挟みになってしまうお話なのだけど。
ドイツの占領下という言葉でもうデンマークがドイツに対してどんな見方をしているかわかるけど、そのドイツから突然勝手に送られてきた移民を見殺しには出来ない、人格者の学長家族を敵視する街の人々目線が痛いのがしんどい。
色々納得のいかない移民の受け入れを通して、パパの正義と信念が家族の関係を不安定にも強くもしていく様子に、観ているこちらも気持ちがぐらぐら揺れた。
助けたい。でも助けるのが怖い。
いつの世も犠牲になるのは小さくて弱い人々で、見方を変えれば移民側も国に存分に振り回されていて気の毒でとても胸が痛んだ。
敵視しあってるのは、意見の合わない大人同士であって子ども同士ではないのに。
この物語は子どもの目線で話が進むので、また辛さが一段と増した。
終わらない戦争が続く今、まさに観るべき作品。
信じる力。
1945年ドイツの占領下にあったデンマーク。
戦時中の正義について考えさせられました。
命懸けで向き合い、葛藤し、最後まで、
”間違ったことはしていない”という信念を貫いた一家の堂々たる姿に感極まりました。
心を何度も揺さぶられる作品です。
真の悪とは
2024年8月4日
映画 #ぼくの家族と祖国の戦争 (2023年)鑑賞
侵略者ドイツ人の難民をどう扱うのか。ナチスなのか難民なのか
子どもも侵略者なのか
苦しんでいる人に手を差し伸べるのか見殺しにするのか
人間としてどう生きるのかが問われる映画でした
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
全24件中、21~24件目を表示