「自分ならどうするだろう?、 などと考えながら見た。」ぼくの家族と祖国の戦争 マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
自分ならどうするだろう?、 などと考えながら見た。
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敵と戦うレジスタンスも命がけだが、良心に従って敵の難民を支援するのはもっと命がけだと思った。
基本、レジスタンスは敵には隠れて、場合によっては味方にも自分がレジスタンスであることを秘密にして行動する。とにかくバレないようにする。
でも、自国に来た敵の難民を助けるのは隠れて出来ない。まあ食事だけなら夜にコッソリと届け続けられるかもしれない。だけど、ケガ人や病人は、たまたま自分が開業医でもしていなければ、助けてることを隠すのはムリだろう。
自分1人だけのことを考えればよい境遇なら、思い悩むことなく自分の信念に従えばよいと思う。しかし、ヤコブのように家族がいて学長という立場であったりすると、これはもう気持ちがあっちこっちにブレブレである。
家族が殺されたり、学校が燃やされて自分と職員が路頭に迷うなんて展開も有り得たはずだ。なくてホントに良かった。
最初にミルクをあげに行ったリスも、投げ込まれた石が息子セアンに当たっていたらと思うと大揺れだった。
最後は村からも学校からも追い出されてしまったのでハッピーではないが、ヤコブもセアンもリスも良心に従って行動したし、少女も救えてホッとしたからハッピーエンドとも言えるかもする。
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