劇場公開日 2025年2月21日

ゆきてかへらぬのレビュー・感想・評価

全181件中、61~80件目を表示

3.5原作には忠実

2025年3月2日
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鑑賞方法:映画館

知的

内容は盛っておらず、長谷川泰子の口述筆記による原作「ゆきてかへらぬ 中原中也との愛」の内容を壊さぬ様に、結構忠実に作られた映画と思われました。逆に言うと盛っていない分、エンタメ性はかなり低めで、エンタメを期待して観にいく人に向いていないでしょう。
長谷川泰子、中原中也、小林秀雄の奇妙な三角関係を、長谷川泰子を通して見る世界観で紡がれています。
一人の天才詩人と一人の稀代の評論家の間を生きる大部屋女優の半生が描かれており、中也や小林秀雄が好きな人間には楽しめる内容と言って良いでしょう。とはいえ目新しいエピソードは全く含んでいないので、詳しい人にとっては、改めて3人のエピソードを懐古する程度の内容です。

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Taku

3.53人の演技がよかったです!

2025年3月2日
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くろくるりん

4.0幻惑的な世界観◎役者さんの演技◎

2025年3月2日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

 大正浪漫を舞台にした作品ということですが、美術が兎に角すごいです。街並みから小道具に至るまで微に入り細に入り本物のようでした。主人公を演じた3人の役者さんたちの演技は大変すばらしく、「私たちは神経と神経でつながっていましたの…」という長谷川のセリフが言い表すように、ガラスの如く繊細で今にも壊れそうな人間の心を見事に体現していたと思います。岡田さん広瀬さんはすでにベテランの域に達してらっしゃるのでさすがといった感じでしたが、中原中也の繊細かつ粗暴な内面をナチュラルに体現していた木戸さんの演技も大変素晴らしかったですね。
 根岸吉太郎監督は「キャバレー日記」や「遠雷」といった多くの名作を世に送り出してきた方ですので、一度はリアルタイムで新作を見たいと思っていました。また脚本を担当された田中陽造さんは、鈴木清純や相米慎二などの名匠たちのもとで、非常に幻惑的で独自の世界観を打ち出した作品を書かれてきた方です。ですので、稀代の名匠と脚本家のコラボレーションという意味においても、非常に期待値の高い作品でした。劇場で見ることができとても嬉しかったです。

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荒川ラリー

3.0あと1歩…

2025年3月2日
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鑑賞方法:映画館

中原役は演技力のある方が演じていたらもう少し世界観に没入できたかなぁ…
中原が喋る度、棒読みが気になっちゃって💦

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khs69

3.5広瀬すず

Nさん
2025年3月1日
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女広瀬すずを堪能。美味しそうか、うん。

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N

3.0タバコとマントが恋をした。

2025年3月1日
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鑑賞方法:映画館

かつて、山口市にある中原中也記念館を訪れた時、中也の泰子にたいする愛に涙した。小林との三角関係をどう受け入れていたのか、中也なりの瘦せ我慢を感じたからだった。同時に、中也と小林の心を弄んだ(が正しいのか?)泰子の実像は、ファムファタルなのかむしろ犠牲者なのか興味を持っていた。
広瀬すずの危うさが泰子とシンクロしてた。岡田将生は安定。中也役の若手木戸大聖、青臭さがよくでていてよかった。
過日の記念館訪問時のメモを探してみた。″彼の言葉を我が身の内に落とし込んでじっくり噛み締めると、とてつもなく胸が苦しくなってくる"と書いていた。そしてさらに"泰子を奪った小林秀雄との、終生変わらぬ関係は、まるでJ・ハリスンとE・クラプトンのようだよ。 悲しみからしか文学が生まれないのだとしたら、不幸ではないか?"とも。中也が後世の我々に残したものは大きいが、中也自身、自分の人生をあれで良しと思えたのか。幸せと思えたのか。

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栗太郎

3.5これぞ『大正浪漫』『一流文芸』

2025年3月1日
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鑑賞方法:映画館

知的

これぞ『大正浪漫』『一流文芸』。
現代女性にも人気の中原中也という実在した狂気の天才の存在を知った上で鑑賞すれば不朽の名作を感じ取れる。時代を超越した天真爛漫の女優長谷川泰子、冷静・繊細な小林秀雄の三角関係を描いた文芸物語。中でも小林秀雄演じる岡田将生さんの演技は秀逸

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masayoshi/uchida

4.0重い物質感

2025年3月1日
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鑑賞方法:映画館

好きですね、この映画。スクリーンに投射された平面映像ではなく、もっと違う物を観たような。ちょっと中毒気味で封切りから三回観に行きました。
ただ、一点、これは詩人、女優、評論家という表現者達が主人公なので、泰子が女優としての舞台シーンが有り、それが彼女の肉付けになったのに対して、特に、中也の表現に、中也と詩の関係性をもっと触感的に感じられる表現があって良いと思った。友人の詩人富永の死のシーンに多少それを感じたけど・・
なお現在、映画をちょっと離れて、中也自身と、もし中也が現代の量子力学を知ったらどういう詩を詠んだか、という妄想に浸かっています。

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ringomaker

3.0うーん...

2025年2月28日
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鑑賞方法:映画館

中原中也という名前と教科書に載っている
上半身の写真程度の知識で観たので、
良く解らなかったし、好みの作品ではなかったかな。
面倒くさい人たちだなぁ…みたいな 笑

泰子のネチっこい話し方や、
中也の棒読みのような話し方が苦手でした。
これは、演出?
ただでさえポエムのようなセリフなのに、
余計にポエムを読んでいるだけに聞こえて、
リアルに生きていた人たちを描いているのに、
全くリアルさを感じなかったです。

もしくは、演者の美しさばっかりが目立って、
人の泥臭さを感じなかったのよね...。

なんだか、全体的にキレイにまとまりすぎていたかな。

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hkr21

2.5広瀬すずは、綺麗だけと・・・

2025年2月28日
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大正時代って ロマン溢れた時代ですね 詩人と女優の三角関係を生きるのは、辛いですね〜 美しい花には棘があるものですね

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じぇいじぇい

4.5男優たちは青いが、全カット美しい

2025年2月28日
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鑑賞方法:映画館

広瀬すずがいい女過ぎて、男優たちが青く見えるが、風景も人も全カットがレトロで美しい映画。広瀬すずの背格好や表情があの時代のハイカラ女性らしく思えて最高だが、青い役でいいはずの中原中也役の俳優ももう少し線の細さも無頼も欲しい。小林秀雄役は若いなりに狡さも出て健闘していた。詩人と評論家という、お互いを必要としながら越えられない壁もある関係を間にいる女性をカギに上手く描いた映画だと思う。今から見ると嫌味なくらいの人間関係でも、中也が小林秀雄にフランス語の読みを習いながらランボーの原詩を読む場面は、今は失われつつある教養があった時代の良い場面に思えた。

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Boncompagno da Tacaoca

2.5納豆13粒

2025年2月28日
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鑑賞方法:映画館

むむむ
ちょっとわかりづらかった

3人とも好きな俳優さんなのだけれどなぁ

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M U

3.0純文学の映像化

2025年2月28日
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知的

難しい

小林秀雄が映像の登場人物として出てくるのが珍しいと思ったので、興味本位で鑑賞。
ある意味期待通りというか、岡田将生の毒っぽさやヘタレさが垣間見れたのは良かった。

全体的には雰囲気良く絵像も絵画的で、台詞回しも良い意味で上滑りしていて、明治大正期の純文学をそのまま映像化したようだった。

個人的には好みだけど万人受けしそうにないのでこの評価。

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cue

2.5岡田将生はさすが!広瀬すずも頑張っていた、中原役の演技が

2025年2月27日
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笑える

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邦画野郎

3.5文学的で、退廃的

2025年2月27日
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大正時代に実在した3人の男女の恋愛を描く。それはあまりに文学的で、退廃的だ。大人の大正ロマン。
この映画を観ている間、何故か「花束みたいな恋をした」を思い浮かべていた。内容は全然違うのに、大正の恋、現在の恋、それ程違いがない気がする。
しっかり作り込まれた良い映画だった。しかしこのような大正ロマンを作れるスタッフが、現在、他にいるだろうか?消えゆくジャンルにならない事を祈る。

あ、それと、エンディングが余りにも今っぽい良い歌で、ちょっと興醒めした…。

#ゆきてかへらぬ

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naichin

3.0小林秀雄の『人生について』の「中原中也の思い出」が好きだったため、...

2025年2月27日
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悲しい

小林秀雄の『人生について』の「中原中也の思い出」が好きだったため、海棠の花の下で語り合う二人の姿、焼場で「もういいよ、帰ろうよ」のエピソードを語る場面があり本当に良かった。
支え合うことで傷つけあってしまう三人の、譲り合えない感覚が美しい画面で表現された作品だと思った。

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しおちゃん

2.5雰囲気はいいけれど…

2025年2月27日
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広瀬すずの演技もいいし全体の雰囲気も悪くないけど、どこか物足りなさを感じてしまい、自分的にはパッとせず。
詩的なセリフなどがどこか浮いているようにも見えてしまうところもあり(凄く合ってるところもあるんだけど)
期待していたのでちょっと残念でした。
回想シーンの母親役の瀧内さんは最高!

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なごん

5.0贅沢な時間だったなぁ。映画って本当にいいなぁ。

2025年2月27日
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冒頭のシーンの美しさからグイっと引き込まれました。
絶妙な省略と余白で、心地よく展開していき、128分は全然長く感じません。
演出や脚本、編集がガチっと噛み合っていることが伝わってきます。

広瀬すずさんは新境地開拓というよりは本領発揮ですよね。
そして、今まさに脂がのりきっている岡田将生さんも期待以上。
この二人に決して負けずに難しい役を演じきった木戸大聖さんもすごかった。

瀧内公美さんや柄本佑さんを脇に添える豪華さも憎いです。

花の下で語る小林と中也。
ボートの上の三人。
火葬場の空。

印象的なカットも多く、余韻を長く味わえる作品です。
決して2025年の「今風」な映画ではありませんが、古き良き時代の映画を現代のキャストで再現しているような手触りが堪らなく心地いい。

このような映画にまた出会いたい。
そう思って劇場を後にしました。

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よして

3.5広瀬すず 木戸大聖 岡田将生

2025年2月27日
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文学的作品。
セリフ(会話)も文学的です。
現代の日常との違和感がそもそもありますが、芝居がかっていて、映画撮影所のシーンでも普通の会話なのか劇でのやり取りなのか、途中まで分からなかったところもありました。

すでに多くの方が書かれていますが、広瀬すずが素晴らしい。
この難しい役をよく演じていた。
これを他にできる女優さんがいるか。
綾瀬はるかや新垣結衣や長澤まさみは実力派だけど濡れ場はやらないだろうな。
松岡茉優や有村架純はできるかも。
河合優実や門脇麦は合ってそうだけど、でもなあ。
そんなことを考えさせられました。
1年後の映画賞はまだ先ですが、もう今の時点で最優秀女優賞をあげたいです。

それに対しての木戸大聖。
活躍中でドラマや映画を私も観ていて、本来なら良いと思います。
期待を込めてのキャスティングでしょうか。
が、今時点ではこの中にあっては役不足というか釣り合いが取れないというのが正直な感想です。
同じイメージだったら松村北斗なら釣り合うと思いますが。
あるいはそれこそ河合優実や門脇麦が相手だったら合っているかもしれませんが。
岡田将生との釣り合いも。
岡田将生が途中から出てきて、その格の違いを感じてしまって、さらにそう感じてしまいました。
ファンの方にはすみません。

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よし

3.0ユーモア

2025年2月27日
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ブレミン